ドラマ「コルミノ」続編への期待
コルミノ続編を語る前に、確かコルミノスペースで「放送枠に収まらなくて、泣く泣くカットした場面があるから、いつか公開できたら…」みたいな感じのことをおっしゃっていたと思うので、是非ともノーカット版を配信で公開してほしい!
あと、斜線堂先生がnoteに書かれたコルミノ続編短編の「恋の証明(Proof of Continuation)」も、配信の短編ドラマでいいから、是非とも映像化してほしい!
タクアンウオの皆々様、上浦Pさんにぜひ掛け合って下さい!(他力本願でスンマセン…汗)
さて、改めてコルミノの続編についてだが…制作されるだろうか?
国内外で期待しているファンは数多いるだろうが、メグちも琴葉もトラウマを乗り越え、「Call me by no name」としてのストーリーは完結した。
コルミノは原作ありきのものだし、そう考えると続編は難しいのかもしれない…
しかし、自分はコルミノ続編に大いに期待している!
原作者の斜線堂先生が許可されるかどうかわからないが、ドラマ版コルミノの原作からの改変部分を受けて、オリジナル脚本の作品が実現したらいいのにと思って仕方ない。
ただ自分が観たい続編は、恐らく多くのコルミノファンが望むものとは違う気がする。というのも、自分が観たいのは、ドラマ最終夜で「死ぬまで挑み続けるつもりだよ」と琴葉に宣言したメグちのその後の闘いなのだ。
ドラマ版コルミノでは、かつては同性同士の性暴力が法律で認められなかったことと、刑法が改正され認められるようになったことが描かれた。そしてそれを説明し易くする為に、メグちの学部を原作とは変えて法学部にした。
こうした経緯で、せっかくメグちは法学部になったことだし、頭もいいんだから、ぜひ司法試験に受かってもらって、弁護士になってもらって、琴葉とメグちの幸せの為に、法律の壁に挑み続ける姿を見せてほしいと思うのだ。
G7(主要7カ国)の中で、同性婚を法的に認めていない国は、日本だけだ。
法的な保障がないことが、どんなに不便で理不尽なことか、当事者以外はあまり真剣に考えたことはないんじゃないだろうか。自分だってそうだった。
今現在も国内で司法と闘っている当事者の方々は沢山いらっしゃるだろうが、時々ニュースで報じられたり、たまにドキュメンタリーで見るくらいで、それすら興味を持って見る人は少ないのではないだろうか?
その興味・関心を引けるのがエンタメ作品だと思う。
作品の中で、弁護士になったメグちが、実際に闘っている人々の苦悩や葛藤を体現することで、観ている人たちは、ただの他人事で傍観者とはならずに、自分事のように体感し、考えられるようになるんじゃないだろうか?
そういえば、GID(性同一性障害)の戸籍変更が認められるようになったそもそものきっかけは、あの上戸彩さんがGIDの「鶴本直」役でブレークした「3年B組金八先生第6シリーズ」だったようだ。(自分もあのドラマで上戸さんを知り、ファンになった)
あのドラマが放送されるまでは、GIDについて当事者以外の人はあまり興味をもっていなかっただろうと思う。
金八先生のシリーズは押しなべてそうだが、脚本の小山内さん並びにドラマ制作陣が決して妥協せず、批判にも屈せず、時代の問題に一早く切り込み、真摯に取り組んだ結果、多くの人々の心に爪痕を残した。
あの頃は、LGBTという言葉も日本では一般的ではない時代だったと思う。
そんな時代に、GID当事者に直接取材して書かれた脚本で、上戸さんは鶴本直として、当事者の苦悩をリアルに体現された。
卒業式のシーンで「鶴本直を上戸彩に戻してやるのが私の役目だと思った」とまで金八先生役の武田鉄矢さんに言わしめたほど鶴本直を生きた。
あれから約25年が過ぎ、今やGIDは、性別適合手術なしでも戸籍変更を認める判決を高裁が出すまでになったそうだ。
どんなに時代が変わっても、熱意をもって真摯に制作されたドラマや映画は、世の中に影響を与え、人を動かす力があるものだと自分は思う。
コルミノ続編が、日本で同性婚が認められる一助となる作品になったらいいのになんて、自分はわりと本気で思ったりしてるのだ。

