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今日のジャズ: 1月30日、1967年@ロサンゼルス

Jan. 30, 1967 “One Note Samba”
By Frank Sinatra, Antônio Carlos Jobim, Dom Um Romão, Al Viola, Jose Marino arranged by Claus Ogerman at United Western Recorders, LA for Reprise (Francis Albert Sinatra & Antônio Carlos Jobim)

ボサノバの巨匠、ジョビンはシナトラを敬愛していたとのことで、共演が実現したのが、このアルバム。実はボサノバは、歌付きのモダンジャズに影響を受けたブラジルの音楽家がサンバのリズムに洗練さを加えて発明したという説が濃厚だそうで、シナトラ自身がボサノバの誕生に貢献していたという説がある。

元々はポルトガル語ながら、英訳の歌詞が秀逸で、この曲を表現しているので、解説は歌詞に委ねたい(以下中段)。

作曲はジョビンで、シナトラが建設をサポートしたというLAにあるユナイテッドウエスタンスタジオ録音、シナトラとワーナー・ブラザースの共同出資レーベル作品。シナトラが自ら関わった思い入れのあるスタジオでの収録ということもあってか音質も良い。

〈歌詞日本語訳〉
これは一つの音でできた、ちっぽけなサンバ
他の音は、その音に従うだけ
基本は、やはりその音
新たな音は、これまでの音の流れの顛末で
それは私があなたに出会う不可避な運命なようなもの

巷には、喋って喋って喋りまくる人が沢山いるけれど
その中身は些細なことばかり
私も知る限りの全ての音を使ってみたけれど
大したものは生まれなかった

だから、私はその音に立ち返る
私があなたの元に戻らなければいけないように
あなたへの愛情の全てを、その音にこめる
全ての音、レミファソラシドを使いたくなるけれど
結局、自分らしさは、そこには無いから
自分にしっくり来る音を使うのがいい

如何でしょうか。この作品に敬意を表して発売から50周年目にカバーアルバムをリリースしたのは、シンガー兼ギタリストのジョンピザレリ。

東京駅近くのコットンクラブで開催されたこのツアーの来日公演後に、本人に話しかけて、今回紹介したアルバムにサインをもらったのが、次の写真。ちょうどこの作品の51周年目の録音記念日だった事を告げると、”Happy B-day F(rank)+J(obim)”と粋なコメントを書いてくれた。ピザレリもシナトラ同様に大衆受けするが、手を抜かないこだわりのある、奥の深いエンターテイナーの一人。

そのトレーラー映像がこちら。カバーアルバムとしては、ポールマッカートニー楽曲を手掛けた”Midnight McCartney”も素晴らしい出来だった。

最後に、そのピザレリによる”Midnight McCartney”からの一曲をどうぞ。

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