【スーパーのこんにゃくを上等なこんにゃくに化けさせようと試行錯誤した話】

前に住んでいた所は
毎年年末になると、ぼろ市というのが開催され
タコ焼きとか、焼きそばとか、フランクフルトとか綿あめとか
いろんな食べ物の屋台が出て、
骨とう品とか、端切れとか、盆栽とか、いろんなお店も出て
その数日は、大人も子供も楽しい時間を過ごしたものでした。
そのぼろ市で、
私が毎年楽しみにしていたのが
山形の玉こんにゃくで
大鍋のなかで、醤油色に煮えているこんにゃくを買って
熱々をほおばる美味しさは、たまりませんでした。
私はもともとこんにゃくが好きなんだけれど
あの玉こんにゃくの、美味しさは格別でしたねぇ~、ホントに。
実は、山形の玉こんにゃくの歴史は相当古く
だからこそ、あんなに美味しいんだというのを知ったのは
それから、ずいぶん後になってからの事なんですが。
それはさておき
あのこんにゃくの美味しさをどうにかして再現したい
そう思い、試行錯誤が始まりました。
いろんなこんにゃくを買って食べ比べ
美味しいこんにゃくって何なのかを研究しました。
手作りこんにゃくキッドを買って
手作りこんにゃくを作りまくった時期もありました。
その結果
こんにゃくの美味しさって、食感だと思ったんです。
安い奴は、なんかちょっと水っぽくて、コシがないというか…。
それなら
しっかり茹でたら、水っぽさが抜けてコシが出るのか
あるいは、コンニャク芋の含まれている割合によるものなのか
そうして、いろいろ試行錯誤している時
あることに気づいたんです。
それは、うちで焼き肉をしている時の事です
当時、うちの焼き肉は
肉と一緒にこんにゃくを焼くのが定番で
というのも
肉だけで焼き肉をすると
めちゃめちゃ肉がたくさんいるじゃないですか
(当時、お金がなかった)
半分こんにゃくにすることで
ボリュームアップさせていたんです。
(肉の油で焼くと、こんにゃくが肉に化けるの、ホント)
こう書くと、お肉を食べたいのに
我慢してこんにゃくを食べているみたいに思うかもしれませんが
実際はそうではなくて
肉の油でじっくり焼いたこんにゃくって
めちゃ美味しいんですよ。
普通に食べるこんにゃくより、断然おいしい!
こんにゃくは、子供達にもめちゃ人気だったんです。
肉の旨味が絡んでいるからなのか
あるいは、焼いたことで、何かが変化しているのか
とにかく美味しいの。
そんな焼きこんにゃくを食べている時
ハッと気づいたんですよね。
そうか、焼くか炒めるかして水分を抜けば
こんにゃくのぷりぷり食感がアップして美味しくなるはず!!
これ、自分でもすごい!
って思って、すぐにやってみたんだけれど
うまくいかないの。
なんでかっていうと、
油を入れて、こんにゃくを炒めると
こんにゃくから、変な泡みたいなのが出て
めちゃ、汚くなるんですよ。
(それがなぜなのか、いまだに理由はわからないんだけれど)
それでまた、暗礁に乗り上げて
こんにゃくの炒め方って…って悶々と考えていくうちに
そうだ!!!
油を入れずに炒めれればいいんだ!!!!!
つまり
乾煎りすればいいんだ!!
ってことに気づいた。
そうして、出来上がったのが奥薗流のこんにゃくです。
乾煎りして水分を飛ばすと
安いこんにゃくが、本当に美味しくなります。
この一手間、大事です。
このやり方で、どれくらい美味しくなるかと言うとですね
こんな、ことがありました。
ある日、うちの家で友人とご飯を食べていた時
こんにゃくの煮物を出したら
友人が、主人に食べさせたいと言い出し
持って帰ったんです。
その煮物を食べたご主人というのが山形出身で、
こんにゃくには、かなりうるさい人で
さて、どんな反応をされるだろうかと
かなりドキドキ。
そうしたら
ご主人のいった言葉はこう
”さすが、奥薗さん、上等のこんにゃくを使ってる”
だって‥。
いやいやいや、それ、スーパーで買った100円のこんにゃくでした。
ごめんなさいって思いつつ
小さくガッツポーズした私でした。
というわけで
長々書きましたが
奥薗流のこんにゃくの乾煎り
これ、間違いなく美味しくできますから
是非是非やってみてくださいませ。
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