002:雑音
昔、ADHDと医者に診断されたことがある。躁鬱とも言われた。
元々は不眠症で通っていた心療内科だった。不眠症になったのはまた別できっかけとなる出来事があったのだが、とにかくもう10年くらい薬なしじゃ眠れなくなっている。
自称ADHDがはびこる世の中、SNSなんかを見てみるとシンデレラADHDがたくさんいるように見受けられる。
自分は、会社にADHDなことは話していない。話したところで甘えとしか捉えられないと思っているからだ。
会社宛の電話をとっても、相手の声を聞こうと集中したらメモすることを忘れているし、メモに集中したら相手の声を聞きとるのを忘れている。両方成功していても、遠くで別の人が話していたらそっちに気が行ってしまいすべてがおざなりになる。これでももう社会人4年目である。
そんな感じでやりにくいな、とは思いつつADHDなのはしょうがないんだからそれをどううまくカバーしていくか、といったところに思考を集中させなければならない。
デスクワークがまったく集中できないから営業なんてやってる。でも客先と打ち合わせしてても気づいたら相手が話していることを意識外に置いてしまってなんの話をしていたのか全く覚えてない。
生きづらいな、と思う。でもそれでもどうにかしないと社会の中じゃ生きていけないから、今日も僕はADHDを隠しながらへらへら笑って仕事をする。
そんな悩み、会社員などの何かしらのコミュニティでしか起こらない。別に、自分のことを認めてくれる人は僕の変な言動もそういうものだと受け入れて接してくれる。だから、ひとつのコミュニティでの悩みに振り回されることなどないのだ。
そう思い込むしかない。
