071:純文学への入口
・この年になって純文学が面白いな、と思うようになった。
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・小さな頃は純文学作品の内容は難しく、理解できなくて読むのを断念することが多かった。
・小学生の頃、太宰治の「人間失格」を読んでみたが内容がよくわからなくて、それ以来純文学といわれるジャンルを手に取ることはあまりなかった。
・児童文学が好きで、海外のものであれば「ダレン・シャン」「デルトラクエスト」「ガフールの勇者たち」、国内のものであれば「バッテリー」「No.6」などで有名なあさのあつこ作品や「妖怪アパートの幽雅な日常」「僕とおじいちゃんと魔法の塔」の香月日輪作品など、そのような本ばかりを読んでいた。
・今新刊が出る度に追っているのは森見登美彦が主。あとは坂木司や青山美智子など。
・いずれも、理解しやすいものを読んでいるように思う。
・だが少し前、私小説というジャンルが気になって友人に勧められたのもあり、西村賢太の「苦役列車」を読んだ。
・かなり面白かった。夢中になって読んだ。
・その後、仕事帰りに立ち寄った書店の文芸誌コーナーで、創刊120周年を迎えた新潮が特大号となっていたのをたまたま見つけた。
・良い機会だと思い買ってみた。
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・新潮24年6月号は、村上春樹や川上未映子らの短編から始まった。
・純文学とカテゴライズされるのかは自分にはわからないが、文豪たちが綴った短編を次々と読み進めていくのはとても面白かった。
・なぜその内容が面白いと思えるかについては今の自分には言語化できない。
・ただ自分が年とともに知識がついてきたことで、綴ってある文章を受け取る時の解像度があがり、情景を理解しやすくなったのを感じる。
・だからその先にある内容が読み取りやすくなったのだろうな、と思った。
・理解しやすい状態になってようやく、中身の面白さに気づけた。
・今後もっといろんな作品に出会っていきたい。
