273:悲劇のヒロイン思考で生きる
・今まで自分は、「自分は恵まれない環境で育った」「今自分は不遇な環境にいる」と嘆く人を心底馬鹿にしていた。
・嘆く暇があるならなんかしろよ、と思っていた。
・最近はその思考回路を持っていた方が良いのではないか?と思っている。
***
・自分が今までそういう彼らを馬鹿にしていたのは、実際自分が成人を迎える頃まで悲劇のヒロインだと思っていた節があるからである。
・確かにその辛さはわかる。自分ではどうしようもない状況というのは絶対的に存在するし、努力しても改善しないことだって世の中ありふれている。
・それでも自分はできる範囲でもがき、小さくても何かしらを達成してきたと思っているので、「嘆くだけなら誰でもできる、その上で誰にでもできないことをしろよ」とずっと思っていた。
・小さいことではあるが、母子家庭で金銭面に悩んできたり、大学進学も塾に通っている同級生を横目に自学だけで乗り越えたり、環境・遺伝がゆえの精神疾患に悩まされながら仕事をしたりなどの経験は一応ある。
・自分はそのような現状に諦めることはなく、その時の自分にとっての最適解を考え続けていた。
・だから、嘆くだけで怠けている人はしょうもない、と思っていた。
***
・そのような悲劇のヒロイン思考を脱した自分は、そこそこの自信を持つようになっていた。
・その自信とは自分の能力に対してはもちろんのこと、自分の生きてきた軌跡によって形作られた環境に対してもある。
・かなり良い環境ができてる自信が、ある。
・しかし、それだと気付かぬうちに現状に満足してしまう自分がいることに気がついた。
・そうすると自ずと頑張る瞬間が減る。頑張る瞬間が減ると、能力は目減りしていくし環境は少しずつ悪くなっていく。
・自信がなくなっていく。
・そのような自分の現状を改善すべくどうすれば良いか考えた結果、今の自分に足りないのは「仮想敵」であった。
***
・「成し遂げない何かのために頑張る」というのは確かに素晴らしい志ではあるのだが、少しアバウトすぎて目の前の成すべきことが見えにくい。
・それはゴールとしては置きつつ、そこにたどり着くためには数々の仮想敵を倒していかなければならないのだと思う。
・著名人━━シンガー、ラッパー、配信者はよく「アンチに笑われた」「アンチに馬鹿にされた」「それでも頑張った」といったことを嘯いている。
・そんなものに負けずに突っ走ってきたから今の自分がある、と訴えかける著名人はそこそこ多くいる。
・それは一部正しくてアンチは実際にいるとは思うのだけど、全体で見たら数%に過ぎない。というかそもそもそのような人たちの言うことなど何も耳に入らないのではないか。
・著名人は行動しているのに対し、アンチは行動していないから。歯牙にも掛けない存在に過ぎないのではないのだろうか。
・アンチを大きく見すぎている気がする。
・ただ「○○に負けない」という思考はどうやら大切なようで、「笑われた分笑ってやる」というある種の負のエネルギーは一定の爆発力を持っている。
・人によるだろうが、それは一つの武器となり得る。
***
・今までの記事でも何度も言及しているが←という言葉もずっと言っているくらい、自分は人間関係に関しては世界一幸運であるという自信を持っていた。
・恵まれている、と思い込んでいる。
・それはそれで事実ではあるが、そうすると自分は満たされていると勘違いしてしまう。
・仮想敵を持ち、悲劇のヒロインであり続けよう。常に自分は満たされていない、何者かに後ろ指を刺されていると思い続けよう。
・そうしないと、自分は走れないようだ。
・自分のことは世界の誰かが後ろ指を指している。負けてやるもんか、へっ。
