2−1=∞ 〜星野源ライブで感じた優しさ〜
皆さん、こんばんは。
早速ですが、今回はちょっと不思議な計算式の話をしたいと思います。
※2ヶ月くらい前に似たような記事をネットで見かけたのですが、見つからなかった・・・
1. 不思議な計算式たち
① 1+1=2 / 1+1=∞
② 1+1=2 / 1+1=−1
③ 1−1=0 / 1−1=1
④ 2−1=1 / 2−1=∞
左は誰もが知る正しい計算式。(数学が得意な人はわからないけど・・)
でも右側も、ある意味「正しい」と言える瞬間があると思うんです。
数学的にはもちろん間違い。
けれど、「星野源ファン(通称・源クラ)」にとっては、この右側の式にもちゃんと意味があります。
それを実感したのが、先月参加した星野源さんの追加公演(京セラドーム)での出来事でした。
※なお、自分は星野源のライブにしか参加したことがありません。したがって、他のアーティストのファンのことはわからないことをご了承ください。
2. 1+1=∞ / 1+1=−1
星野源さんの最新アルバム『GEN』に収録されている曲「2」。
この曲の中には、印象的な歌詞があります。
1+1 is not just 2
It could be minus or
It could be 無限大数
和訳すると
1+1は必ずしも2ではない
マイナスになることもあれば
無限大になることもある
このフレーズを聴いたときは、「何だか深いな」と思う程度でした。
でも、京セラドームでの体験を通じて、「あ、こういうことか」と心から理解した気がします。
ライブ前日、会場の下見を兼ねて京セラドームへ行ってみました。
会場前には、いつものように大きなライブパネル。
数人のファンが記念撮影したりしていました。

私はいつもパネルだけを撮るタイプで、自分が写ることはほとんどありません。
理由は簡単で人見知りだからです。
(ちなみにISFP気質。ひとり行動は得意でも、知らない人に声をかけるのは勇気がいるタイプです。)
それでも、この日はなぜか撮りたくなった。
せっかく遠征したし、記念に一枚くらいは自分も入ってみよう。
そう思っていたら、ちょうど近くに一人で撮っていた男性ファンがいました。
少し迷った末に、思い切って声をかけました。
「すみません、写真お願いしてもいいですか?」
するとその方はすぐに笑顔で、「もちろん撮りますよ」と。
しかも「自分も撮ってもらっていいですか?」と返してくれました。
お互いを撮り合ったあと、自然と会話が弾みました。
好きな曲の話やこれまでの公演の思い出など。
たった数分のやり取りでしたが、まるで長年の知り合いみたいに温かい空気が流れました。
写真を撮り合うことで、たった“1人+1人”が、思いもよらぬ“∞”の時間に変わった。
これがまさに「1+1=∞」だと思いました。


また、そしてライブ公演後も似たような出来事がありました。
ライブ後、テンションの高いまま再びパネル前へ。
人が多く、順番待ちの列ができていました。
でも不思議なことに、警備員やスタッフが誘導しているわけでもないのに、みんな自然と譲り合っている。
列の中にいた人たちは皆、知らない者同士。
けれど、そこにあるのは“共通の好き”という優しい空気。

自分の番が来たとき、近くにいた女性にお願いしました。
「すみません、撮ってもらってもいいですか?」
その方も一人参加だったようで、「もちろん大丈夫です」と笑顔で快諾。
撮影後は、私もお礼に彼女を撮ってあげました。
「ありがとうございます」と互いに会釈してそのまま別れましたが、
今思えば、もう少し話しておけばよかったな…と、少しだけ後悔も残っています。
3. 1−1=1
京セラドーム公演の開場直後、ローチケのシステムトラブルが発生しました。
一時的に入場ができない状態になり、会場の外には長い列。
けれど、文句を言う人も焦って怒鳴る人もいない。
スタッフさんの一生懸命対応と、落ち着いて行動したファンのおかげで、開演が遅れたのはわずか15分。
誰もが落ち着いて行動したからこそ、あの規模(来場者数4万人)のトラブルで最小限に収まったのだと思います。
普通なら「0」もしくは「−1(マイナス)」な出来事。
でもその空気の中にいたら、むしろ「+1」な気持ちになった。
「トラブルさえも“絆”に変わる民度の高さ」
「星野源ファンって、ほんとにすごいな」と心の底から思いました。

4. 2−1=∞
星野源ライブの名物のひとつに、「金テープ・銀テープ」があります。
曲の中盤&終盤に舞う、あのキラキラしたテープ。
ただ、飛んでくる範囲は限られていて、手に入れられない人も多いんです。
そのため、一部のファンの間では「タオル裏返し作戦」という暗黙のルールが存在します。
タオルを頭の上に裏返して掲げておくと、
たくさん取れた人がそれを見て「どうぞ」と渡してくれる。
源クラならではの優しい文化です。
しかし、今回この「タオル裏返し作戦」以上に素敵な出来事が。
今回、私はスタンド席の最前列。目の前はアリーナ席。
隣の席は、自分の母親と同じくらいの年齢の女性でした。
初対面でしたが、公演までの時間に少しお話をして、
「お一人なんですね」「私もなんです」と、すぐに和やかな雰囲気に。
ライブ中盤、銀テープが飛びましたが、スタンドまでは届かず。
自分は前回(宮城公演)で手に入れていたので「まあ、いいか」と思っていました。
しかし終盤、なんと金テープまで発射!
観客席が歓声に包まれる中、私は少しだけ残念に思いつつも笑っていました。
ライブが終わり、規制退場で待っていると、
アリーナ席の方がこちらに歩み寄ってきて、手を差し出しました。
「テープ(銀テープ)、よかったらどうぞ」
その人の笑顔に、胸が熱くなりました。
ありがたく受け取りつつ、私は隣の女性に手渡しました。
「自分は前回もらったので、よかったらどうぞ。何かの縁ですし。」
女性は驚きながらも、嬉しそうに笑いながら受け取ってくれました。
その瞬間、もう一人のアリーナの方がまた声をかけてくれ、
今度は金テープと銀テープを大量に持ってきてくれたんです。
私は金テープをひとつだけもらい、残りは後ろの席の方へ。
銀や金のテープが空を舞い、人の手を渡りながら笑顔の輪を作っていく。
まさに、2−1=∞。
テープの本数は減っていくのに、喜びと優しさは無限に広がっていく。
その光景を見て、心の底から「星野源ファンでよかった」と思いました。

5. おわりに
減っても、増えるものがある。
星野源さんのライブでは、音楽そのものだけでなく、
その“場”をつくる人々の優しさや思いやりにも触れることができます。
誰かに譲ることで笑顔が増える。
誰かに声をかけることで心がつながる。
「減っても増える」。
それが、星野源さんのライブに流れる不思議な魔法であり、
“2−1=∞”という言葉に込められた、本当の意味なのかもしれません。
帰り道、バッグの中で光る金テープを見ながら、ふと思いました。
「減る」ことを恐れずに、誰かと分け合うこと。
それが「無限の始まり」なのかもしれません。
p.s.
来週10月19日は、Kアリーナで「Gen Hoshino presents MAD HOPE」の千穐楽。
そして、全国&海外の映画館で同時中継される
「“Gen Hoshino presents MAD HOPE” Live in Cinemas」。
なんと、映画館の方は先日当選の連絡がありました!
地元・長野で観られるのが本当に嬉しいし、
長野の源クラが集まると思うと、今からワクワクしています。
……とはいえ、Kアリーナのリセールはまだ諦めてません(笑)
