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これからコンサルはオワコンなのか?ポストコンサルが語るキャリアのメリット・デメリット

「コンサルオワコン論」はなぜ広がったのか

ここ数年、SNSや転職界隈で「コンサルはオワコン」という言葉を見かける機会が増えました。背景にあるのは主に3つだと考えています。

  • 生成AIの台頭により、リサーチや資料作成といった「作業」がコモディティ化しつつあること(実際リストラもある)

  • コンサル出身者が急増し、「コンサル卒」というブランドの希少性が薄れてきたこと

  • 激務・離職率の高さがSNSで可視化され、キャリアとしての持続性に疑問符がついたこと

こんな方に向けて書きます

  • 未経験からコンサル業界にチャレンジしてみたいけど踏み出せない人

  • コンサル会社に既に勤めているけど、業界内で会社を変えたい人

  • 何がしたいかイマイチわからなくてなんとなく、将来が不安な20代〜30代前半の社会人

こんな人が書きます

筆者は戦略コンサル(MBB)を経験し、現在は事業会社で働いています。私自身は平凡な人間で、「◯◯さんみたいに普通な人が活躍できるような会社に今後していきたい!」とかよくわらからないことをコンサル会社では言われてました笑。※巷には活躍されている方々の情報にあふれていますが、はっきり言って天才型の人のキャリアは一般にはあてはまらないと感じてきました。コンサル会社でもあまりにも才能にあふれる人は「あの人なんでウチの会社いるんだろうね」と言われてましたし、そういう人は「コンサル入る必要なかったなー」なんて言っている人も多いです。
ということで、自他ともに認める平凡な自分ならではの視点から、コンサルに入り卒業した今、感じているメリットとデメリットを整理したいと思います。

メリット:コンサル経験が今も効くと思われるところ

1. 課題解決力が培われる

コンサルで身につく課題解決力は、ビジネスだけでなく人生全般において本当に財産になります。
コンサルの中の人も含めて、コンサルはただの「パワポ職人」などと揶揄されることもありますが、個人的にはそう思いません(本当にそういう仕事しかしてない人もいるかもしれませんが、そうであれば働く人や会社を変えるのも一案かもしれません)。筆者もパワポはもちろん作りましたが、より本質的には経営課題と解決策に向き合うことが、コンサルの醍醐味だと感じてきました。

2. 思考の「型」が汎用的に使える

論点整理、仮説思考、MECE、ロジックツリーといった思考のフレームワークは、業界を問わず通用します。特に事業会社に転職した後、「議論が発散する会議を構造化できる人材」として重宝される場面は多いです。

3. 短期間で複数業界・複数企業を見られる経験

事業会社で数年かけて得る業界知識を、コンサルでは案件単位で圧縮して経験できます。この「打席数の多さ」は、次のキャリアで自分の適性を見極める材料にもなります。特に20代の方などで「自分が何をしたいのかわからない」という方には、今も飛び込む価値のある業界だと感じます。

4. 卒業後の可能性の広がり

コンサル卒業後は独立・起業する人が多いです。少なくとも筆者の周りには。同期・OB/OGネットワークが強固で魅力的な人材が多いので、起業の際の情報収集・紹介ルートとして機能し続けています。また、転職市場でも採用側からの信頼を得やすく、書類選考や面接の初速で有利に働くことは今も健在です。

デメリット:過信できないところ

1. 「作業」の価値低下

市場調査や資料の叩き台作成といった定型業務は、生成AIによる代替が進んでいます。これは懸念にとどまらず、実際にリストラという形で表面化しています。例えばマッキンゼーでは2025年12月、数千人規模の人員削減へ動いていると報じられました(日本経済新聞)。これまでの「コンサルに入れば安泰」という前提が崩れつつあります。

2. 専門性が身につきにくいリスク

幅広い業界を浅く経験する分、特定領域の深い専門性は意識的に取りに行かないと身につきません。「コンサルで何年働いたか」より「何の専門性を持ち帰ったか」が問われる場面は増えています。

3. 燃え尽き・体力的な消耗

長時間労働が常態化しやすく、ポストコンサルのキャリアを選ぶ前に心身を消耗してしまうケースも少なくありません。

4. ブランドのインフレ

コンサル出身者の絶対数が増えたことで、「コンサル卒」という肩書きだけでは差別化しにくくなっています。何をやってきたかの中身が、以前より問われるようになっています。

結論:オワコンではなく「変化している」

コンサルというキャリアそのものが終わったのではなく、コンサルに求められる価値の1つであった「作業の代行」がAIにより消失していく中で、「課題解決力・意思決定の伴走」というコアな価値は今のところは残っているのだと感じます。
もちろん時代の流れが早いので、今後どうなるかはわかりませんが、筆者はコンサルで得られるスキルや経験、将来性から、コンサルへの転職は今もありだと感じています。少なくとも20代〜30代前半の若い世代は、迷っているなら飛び込む価値があると思います。


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