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音は聞こえているけれど…それ、本当に理解できていますか?

聴力検査で異常はないけれど、話している言葉がうまく理解できないと感じたことはありませんか?
もしかしたら…聴覚情報処理障害(APD:Auditory Processing Disorder)の特徴かもしれません。


聴覚情報処理障害(APD)とは?

APDとは、Auditory Processing Disorderの略
聴力に問題はなく音は聞こえているけれど、
人の話し声(音声)を情報として認知するのが困難な状態。
耳から入ってきた音の情報を脳で処理してことばとして理解する際に、なんからの障害が生じる状態

APD「音は聞こえているのに 聞きとれない」人たち―聴覚情報処理障害(APD)とうまくつきあう方法 P.3より

APDは、音を聞く力(聴力)には問題がないのに、耳から入ってきた音を脳で処理する際に障害が起こる状態。
音声を情報として認識しにくいため、人の話を正確に聞き取ることが難しくなることがあります。

こんなこと、ありませんか?

健康診断で異常がないため、気づかれにくいことも…。
  • 空調や環境音が気になり、話が聞き取りにくい

  • 複数人の会話で、誰が何を言っているのか分からない

  • 体育の授業で先生の説明が聞き取りづらい

APDは通常の聴力検査では引っかからず、「聞こえているのに聞き取れない」という状態が特徴。


実際の体験から学ぶAPD

APD当事者かつ凸凹さんの方から、エピソードを伺いました。

気づいたきっかけ

  • 学校の先生の話が聞き取れない

  • 料理中や窓を開けていると、他の音が邪魔で話が聞こえない

  • カクテルパーティ効果(※)がうまく働いていないと自覚

※カクテルパーティ効果
脳は、一度にいろいろな音がたくさん入ってくると、そこから選んで一部だけを大きくして聞き取る能力がある。
膨大な情報を処理するために活動を偏重させ、選択して処理をおこなう効率的な働き方

APD「音は聞こえているのに 聞きとれない」人たち ―聴覚情報処理障害(APD)とうまくつきあう方法 / 小渕 千絵 (著) P.74より引用

こんな対応が助かる

APDを抱える人たちは、ちょっとした手助けで日常生活が少し楽になります。
  • 静かな場所でゆっくり話してほしい

  • 一対一の会話を心がける

  • 口元が見えるように話す

  • 話の内容を文字にして伝える

困ったときにどうしてる?

  1. 「もう一度話してほしい」と後から聞く。

  2. 聞き取れなかった必要な情報は後でLINEで確認する。

  3. 雑談は聞き流しつつも、トラブルを避けるため愛想笑いをする。

「声かけ」の工夫も大切

早口・大量の指示は苦手。

ちがうことを考えているときにいきないり声をかけられると最初の声が聞き取れないことがあります。
一気に話をされると最初の記憶がわからなくなります。最新の記憶だけ残っている感じです。

名前を呼んでも反応しないとき:目の前で手を振るなど、視覚的なサインを追加する。
前から声をかける:びっくりさせずに済みます。
1文1意味:1つの文章に1つの意味はだけとする。2つ以上の意味を込めると最後しか聞き取れない。


APDの認識を広めるマーク

北海道のデザイン学生が制作した「APDマーク」

はてなの形をした耳を持つコアラのかわいらしいデザイン。
個人利用で無償ダウンロードできるほか、利用規約に同意した人であれば、誰でも自由に利用できます。APDへの理解を広げるツールとして活用できますよ。


勉強中や集中したいときは、自分でイヤーマフを使用する。
APDの特徴や困りごとは、ひとりひとりちがいます。おたがいにゆずりあいながら、みんなが心地よくすごせるようしていきたいですね。

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オススメ本

マンガ APD/LiD って何!?: 聞こえているのに聞き取れない私たち 


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