叫びの壺、買ってみた
モノはパッパと捨てられるくせに、気持ちは溜めに溜め込んでしまう。
どうやら私は、若いころからそんなタイプだったようです。
家族以外の人に対して、怒ることはまずありません。
その代わり、顔にはすぐ出るタイプ。笑
よく怒り方を表すのに、じわじわタイプの「ホットプレート型」と
一気に熱くなる「瞬間湯沸器型」に例えたりしますが、私はと言えば、、、
限界まで溜め込んで、爆発するタイプ。
爆発すると元には戻れません。
幸い職場で爆発することはなかったですが 笑
そんな私なのですが
職場では、私なりのマイルールが2つありました。
①「挨拶は必ず自分からする」
②「誰と話すときも、人によって話し方を変えない」
合わない人とは、自然と距離をとるし、①②を意識していると、人間関係で悩んだり、嫌な思いをすることは、あまりなかったように思います。
ただし、上司となると話は別。
私は長年、医療機関で働いてきました。
上司=医師、という環境です。
お世辞は言わない。
仕事の話しかしない。
媚びたりもしない。
まぁ、こんな調子なので、可愛がられるタイプではありませんでした、若い頃から 笑
そして、これはあくまで私がこれまで働いてきた中で感じた個人的な印象ですが、院長一人で診療しているような、70代を超えた医師の中には、考え方が「昭和」のまま止まっているように感じる方もいました。
コンプライアンスも労基もどこ吹く風。
何をするにも「お金、お金、お金」。
患者さんや職員のことより、自分にとって得かどうか。
そんな環境で仕事をしていた私は、いつの頃からか、
「お金はあるのに、自分以外の人には少しのお金も使いたがらない
そんな
“お金持ちのケチ”が大嫌いでした。
人から受け取ることには敏感なのに、人に与えることには妙に鈍感。
私にとって、そんな「テイカー気質」の人と一緒に仕事をすることは、思っていた以上にストレスだったのかもしれません。
友人や同僚に愚痴を聞いてもらえばスッキリするというレベルではなく、
「身体の中に溜まったものを、とにかく吐き出したい!!」
そんな衝動にかられるように。
でも、ひとり暮らしのマンションで大声で叫ぶわけにもいかない。
そこで、ついにネットで購入してしまいました。
「叫びの壺」
届くまでは、
「ほんまに隣に聞こえないんやろうね?」
と半信半疑。
ところが、実際に使ってみると……
全然大丈夫。
思いっきり叫んでも、外に響いている感じがしない。
言葉にもならないような言葉を、壺に向かって叫ぶ。
「もう知らん!」でもいい。
「なんでやねん!」でもいい。
意味のない声でもいい。
とにかく、声にして吐き出す。
これが、思いのほか気持ちいい。
医師という「上司」に対して、言いたいことを飲み込むことが多かった私にとって、これは意外と良いストレス発散アイテムでした。
もっと早く買えばよかった。
「気持ちを溜め込む癖」がある私には、案外、必要な道具だったのかもしれません。
