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ねむたい夜中の皆既月食


夜中の2時半。
静かな何も聞こえない時間です。

でも、妻の声が聞こえてきました。

「起きてー」

普通に「朝だよ」みたいに本気で起こすような声。もっとそっと子どもを起こすかと思いきやでした。

子どもも目が覚めました。
眠いはずなのに、「起きたー」と布団からゆっくり起きてきました。寝過ごさずに良かったです。

私もついでに。


家の外に出ると、まだなまぬるい夜の空気。
誰も歩いてないし暗くて街灯がかえって眩しすぎるくらいで。
タクシーが一台だけ来て目の前でUターンしてるから
こちらに気づかず危ないんじゃないかと思うほど、ひっそりしていました。


ふだんなら寝ている時間に、家族で空を見上げました。
月は南西の空に。

もう月が、ほぼ地球の影に隠れていました。
意外と月が薄っすら見えてる。

子どもも、じっと見ていましたが、
「えー?消えてないじゃん。見えてるよ!」

確かに皆既月食は地球の影がおおいかぶさっても
薄っすら月が見えているんですね。赤く光るように。
がっかりしたような子どもの感想に
確かにそうだねと妙な納得感でした。


私にとったら、こういう瞬間、きっと忘れないと思います。
眠い目をこすってまで外に出た体験が、家族との思い出で宝物になる。

子どもにとってはどうだかわかりませんが。

後から「みんなで見たよね、あの月」と話せそうな気がします。


夜中に起きるのは正直めんどう。寝てたいから。

起きても起きなくてもいいし、
皆既月食を見てもみなくてもいい。
そんなゆるーい体験なんですけど…
このどうでもいいような家族で見てみた時間が

もしかしたら私の人生の表のストーリー?

仕事で必死にしんどいって言っている時間って
それこそメインに位置づけていたけど、そっちは裏テーマで
表じゃないんだな
なんてふと思ったりして。

夜中の月食は、成果でも効率でもなく、「一緒に同じ空を見上げる」というただの共有体験。
その無駄とも思える時間が、実は心に勇気を与えてくれる大事な栄養なんですよね。

眠たくて面倒でも、その時間が私にとってはメインと気づきました。




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#心理学
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