2026年版 AI議事録ツール完全比較——Meeting Lens / Notta / Otter / Tactiq / tldv を用途別に選ぶ
# 2026年版 AI議事録ツール完全比較——Meeting Lens / Notta / Otter / Tactiq / tldv を用途別に選ぶ
「比較記事を10本くらい読んだのに、結局どれにするか決められなかった」
先日、知り合いの営業マネージャーからこんな相談を受けました。各ツールのスペック表は頭に入っているのに、自分の会社に何を入れるかは決まらない。これ、すごく分かるんです。僕も2024年から2025年にかけて、Otter→Notta→Tactiqと3回乗り換えました。
理由は単純で、スペックを並べるだけだと「で、結局自分はどれ?」が出てこないからです。AI議事録ツールの選び方は、機能比較じゃなくて「自分が何の会議をどう扱いたいか」という用途から逆算するのが正解だと、3回乗り換えてようやく分かりました。
この記事では、2026年時点の主要5ツール(Meeting Lens / Notta / Otter / Tactiq / tldv)を、用途別フレームで整理します。スキミング前提の方は、次の結論サマリーだけ読めば十分です。
結論サマリー(先に出します)
用途別のおすすめは以下のとおりです。
日本語の会議が中心で、まず1本決めたい → Notta
- 英語会議が多い・海外チームと働く → Otter
- 営業録画を切り出してチーム共有したい → tldv
- 社内のセキュリティ審査が厳しい・音声を外に出したくない → Meeting Lens または Tactiq
- 用語解説まで欲しい(専門用語・社内用語が飛び交う) → Meeting Lens
理由を順番に説明していきます。
2026年、AI議事録は「選ぶ時代」に入った
業界推計では、AI議事録ツールの世界市場は2025年時点で3〜4億ドル規模、年率25〜30%成長が続くと言われています。国内のBtoB SaaS導入実態調査でも、AI議事録を「業務で使っている」と回答した会社員は約38%、そのうち6割超が「複数ツールを比較検討したことがある」と答えています。
つまり、もう「AIで議事録が作れるってすごい」というフェーズは終わっていて、「複数試したうえで、自分の用途にどれが合うか」を真剣に悩む人が大多数になりました。実際、僕の周りでも乗り換え経験者だらけです。
選ぶ軸も明確になってきました。ざっくり以下の5つに集約されます。
音声データの処理場所(クラウド送信か、オンデバイスか、字幕流用か)
- 日本語認識の精度
- 会議プラットフォーム連携(Zoom / Meet / Teams)
- 価格・無料枠
- 独自機能(ハイライト・要約・用語解説など)
この5軸を、5つのツールで見ていきます。
5ツールを横並びで見る
まずはざっくりの比較表から。詳細は本文で補足します(2026年5月時点・各社公式サイト参照)。
| ツール | 音声処理 | 日本語 | 強み | 価格目安 |
| --- | --- | --- | --- | --- |
| Meeting Lens | オンデバイス(ブラウザ完結) | ◎ | 用語解説・セキュリティ | 公式参照 |
| Notta | クラウド | ◎(95%超を公称) | 日本語UI・多言語 | 月額制 |
| Otter | クラウド | ○ | 英語・連携の成熟度 | 月$16.99〜(Pro) |
| Tactiq | キャプション流用 | ○(Meet依存) | Chrome拡張だけで導入可 | 月額制 |
| tldv | クラウド録画 | ○ | ハイライトクリップ | フリーミアム |
ここから1つずつ、用途と相性で見ていきます。
Notta:日本語が中心ならまずこれ
国内利用者が多く、日本語UIが整っていて迷子になりにくいのがNottaです。多言語対応も50言語超で、公式ベンチマークでは日本語認識精度95%超を謳っています。
ただ、専門用語や業界用語が飛び交う会議だと精度がガクッと落ちるという声は、ユーザーレビューでもよく見ます。僕も金融系のクライアントとの会議で試したとき、「与信枠」が「予診枠」になっていたことがありました。手動で用語登録すれば改善はしますが、登録のひと手間は必要です。
音声処理はクラウドなので、社内のセキュリティ審査が厳しい会社だと、ここで止まることがあります。
Otter:英語環境ならまだまだ強い
Otter.aiは英語環境では今でもトップクラスの精度です。Zoom / Teams / Meetとの連携も成熟していて、チーム共有・コメント機能も豊富。無料プランで月300分の文字起こし枠があり、有料プラン(Pro)は月$16.99〜(2026年1月時点)です。
日本語も使えますが、英語と比べると精度は落ちます。日本語メインで使うなら他のツールのほうが快適というのが、僕の正直な感想です。海外拠点とのミーティングが多い人、英語の社内会議がメインの人には、選択肢として有力です。
tldv:営業・CSなら一択に近い
tldvの強みは、何と言ってもハイライトクリップ機能です。1時間の商談から「お客さんが課題を語った3分」だけ切り出して、Slackに貼って共有する——この体験が他ツールより圧倒的にスムーズです。
カスタマーサクセスや営業の現場で「この場面だけ上司に見てほしい」というニーズは、議事録テキストよりも動画クリップのほうが100倍伝わります。AI要約の質も高く、Zoom / Meet / Teams連携も主力機能として整っています。
ただし、クラウド録画前提なので、音声・動画データはサーバーに保管されます。情報セキュリティ審査が厳しい組織だと、ここが論点になります。
Tactiq:Google Meet中心の人向け軽量ツール
Tactiqは、Google MeetのリアルタイムキャプションをChrome拡張経由で取得する仕組みです。音声そのものをサーバーに直接送らない設計なので、プライバシー観点で評価する人が多いです。
ただ、僕は一度これで盛大に失敗しています。重要な商談でTactiqを起動していたつもりが、Google Meet側の字幕設定がオフになっていて、終わってみたら議事録が真っ白。「字幕が出ていなかったので何も拾えませんでした」という挙動だったんです。
Tactiqの精度は、Meetの自動字幕の精度にそのまま依存します。字幕がオフだと何も残らない。Chrome以外のブラウザでも動かない。Zoomを使う日があると、その日だけ別のツールに切り替える必要も出てきます。シンプルさと引き換えに、運用の前提条件がそこそこあるツールです。
Meeting Lens:セキュリティ重視と用語解説の組み合わせ
Meeting Lensは、ブラウザ上でWhisperを動かして音声をローカル処理する設計のツールです。音声データが外部サーバーに送信されないので、情報セキュリティ審査がある会社や、機密性の高い会議を扱う部署で選ばれることが増えています。
僕がMeeting Lensを使い続けている一番の理由は、実は「用語解説機能」です。会議中に「LTV」「ARR」「SLO」みたいな略語が出てきたとき、その場で意味と補足を表示してくれる。これ、他のツールにはまだない独自機能で、新しいプロジェクトに入ったばかりの人や、他部署の会議に呼ばれた人には特にありがたいんです。
弱点もあります。新興ブランドなので知名度はまだ低く、長時間会議の処理は端末スペックに依存します。MacBook Air(M1)では2時間の会議も問題なく回りましたが、古い社用PCだと処理が重くなる場面はありそうです。連携サービスもこれから拡大していくフェーズなので、現時点では「自前で完結させたい人向け」と言ったほうが正確かもしれません。
用途から逆算して選ぶフローチャート
スペックを見比べても決まらないので、用途から逆算します。自分のケースに当てはめてみてください。
ステップ1:セキュリティ審査はあるか?
社内に情報セキュリティ規程があり、外部クラウドへの音声送信に審査が必要な場合は、ここでまず候補が絞られます。
音声を外に出したくない → Meeting Lens(オンデバイス処理)または Tactiq(字幕流用)
- 審査は通せる / 個人利用 → 次のステップへ
ステップ2:何の会議が中心か?
営業 / CSで録画を切り出して共有したい → tldv
- 日本語の社内会議・打ち合わせが中心 → Notta または Meeting Lens
- 英語会議・海外拠点との会議が多い → Otter
- Google Meetしか使わない → Tactiq も選択肢に
ステップ3:専門用語・社内用語が多いか?
多い(新規プロジェクト・他部署との会議・専門領域) → Meeting Lens(用語解説機能)
- 少ない / 一般的な会議 → 上記の選択でOK
この3ステップで、たいてい1〜2個に絞れます。あとは無料プランで2週間くらい試してみる、というのが現実的なフローです。
迷ったらまず無料で試す
正直、ツール選びにかける時間は、長くても1〜2週間で十分だと思っています。スペック比較で悩む時間より、実際の会議で1週間使ってみる時間のほうが10倍参考になります。
僕自身も結局、Otter→Notta→Tactiqと3回乗り換えました。最終的にMeeting Lensに落ち着いていますが、これは「セキュリティを気にする会社員で、専門用語が多い会議に出る」という僕の用途と噛み合っただけです。営業現場のメンバーには今でもtldvを勧めていますし、海外案件が多い同僚はOtterを使い続けています。
「全員にとっての正解」はもうない時代です。自分の用途を3行で書き出してから、それに合う1〜2個を試す。これが2026年のAI議事録ツール選びの実態だと思います。
まとめ
5つのツールを用途別で整理しました。
スペック比較で決まらないのは、用途軸で見ていないから
- セキュリティ・言語・連携・独自機能、自分が重視する軸を1つに絞ると候補は2〜3個まで減る
- 最後は無料プランで実際に1週間使ってみるのが一番早い
実際にAI議事録を試してみたい方は、Meeting Lensの無料トライアルから:
👉 https://meeting.roy-al.co.jp/
来週は「議事録の要約を、上司・チーム・自分用で書き分けるコツ」について書く予定です。同じ会議の議事録でも、誰に渡すかで粒度を変えると一気に喜ばれるようになった話です。
※本記事は Meeting Lens 運営の株式会社 RoyAl と関係があるライター(中村秀太)が執筆しています(関係性開示)。
内容は実体験に基づきますが、関係性をご承知の上ご参考ください。
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この記事は noteマネー にピックアップされました

