杉山清貴 アコースティックソロツアー2026 つくば シティポップの風に吹かれた一夜
2026年1月。
つくばの澄んだ冬の空気の中で、あの声が、あのメロディが、静かに、でも確かに心に届いた。
杉山清貴 アコースティックソロツアー2026。
会場は、つくばノバホール。
派手な演出も、大編成のバンドもない。
あるのは、ギターとピアノ、そして歌声だけ。
それなのに──
いや、それだからこそ。
「これ、贅沢すぎないか?」
そんな言葉が、何度も頭に浮かぶコンサートだった。


つくばノバホールという“音が主役になる場所”
今回の会場は、つくばセンタービル内にあるノバホール。
音響に定評のあるホールで、アコースティックライブとの相性は抜群。
このホール、実は1983年開館。
建築家・磯崎新が設計した名ホールで、側面の反響板の角度を調整することで、ギター1本の繊細な音からオーケストラの重厚な響きまで最適化できる構造になっている。
その実力は、開演してすぐに分かった。
ギターの一音目。
ピアノの一打鍵。
それぞれの音が、空気を切って、まっすぐ客席に届く。
「音が近い」
「声が、そこに“いる”」
そんな感覚になるホールだった。

acoustic solo tour 2026という“潔さ”
2026年1月24日(土)15:00 開演。
形式は、完全アコースティック・ソロ。
ギターとピアノ、そして歌声だけ。
公式紹介文には、こうあった。
シティポップ・シーンを代表するアーティストとして活躍を続ける杉山清貴がお届けするアコースティック・ソロライブ!
清涼感のある歌声と名曲の数々をお楽しみください。
正直、
この構成、逃げ場がない。
音も、歌も、ごまかしが一切きかない。
それでも、成立させてしまうのが、杉山清貴という人。
むしろ、
アコースティックだからこそ、
・歌のうまさ
・声の強さ
・表現の深さ
が、全部むき出しになる。
それが、たまらなく良かった。
正直な感想|「声、昔と全然変わってなくない?」
ここからは、完全に個人的な感想。
……まず、思ったこと。
「声、昔と全然変わってなくて驚いた」
いや、ほんとに。
80年代の音源で聴いてた、
あの“清涼感のある声”。
それが、
2026年の生歌で、ほぼそのまま出てくる。
しかも今回は、
ギターとピアノだけ。
音が少ない分、
声がめちゃくちゃはっきり聴こえる。
ブレスの位置。
声の伸び。
語尾のニュアンス。
全部、ダイレクトに届く。
で、そこで思った。
「これ、むしろ昔より良くない?」
無駄な力が抜けてて、
角が取れてて、
でも芯はちゃんとある。
“年を重ねたからこその声”
って、こういうことなんだと思った。
正直、
ちょっと感動した。
シティポップの象徴・杉山清貴という存在
改めてだけど、
杉山清貴って、やっぱり特別な存在だと思う。
1983年、
「杉山清貴&オメガトライブ」としてデビュー。
・SUMMER SUSPICION
・君のハートはマリンブルー
・ふたりの夏物語
80年代シティポップのど真ん中を走ってきた人。
その後、1986年にソロデビュー。
「さよならのオーシャン」が大ヒット。
さらに「水の中のAnswer」でオリコン1位。
もう、
実績だけ見ても“レジェンド”。
でも、この日のライブを観て思ったのは、
「この人、まだ“現役”だな」
過去の栄光をなぞる感じが、まったくない。
今の声で、
今の表現で、
ちゃんと“今の杉山清貴”をやってる。
それが、めちゃくちゃカッコよかった。
YouTubeで聴いてほしい3曲
このライブをきっかけに、改めて聴き直してほしい3曲。
① さよならのオーシャン
ソロデビュー曲。
夏、海、別れ。
杉山清貴の世界観が全部詰まってる。
② 風のLONELY WAY
火曜サスペンス劇場の主題歌。
哀愁がすごい。
一人で夜に聴くと、ちょっと危険。
③ 最後のHoly Night
冬の定番。
この時期に聴くと、沁みる。
夏の人、ってイメージをいい意味で裏切ってくる名曲。
まとめ|“静かなのに、満たされる”ライブだった
派手さは、ない。
でも、
めちゃくちゃ満たされた。
ギターとピアノだけ。
声だけ。
それなのに、
2時間が一瞬で終わった感覚。
そして、何より。
「声、ほんと変わってなかった」
いや、正確には、
「変わってないようで、ちゃんと進化してた」
そんなライブだった。
シティポップの伝説は、
まだ終わってない。
むしろ、
今がいちばん“いい”のかもしれない。
また、行きたい。
次も、絶対。
次回予告!
3月に久保田利伸のコンサート行ってきます!
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