【小2算数×iPad】ピクセルアートで数と形を楽しむ
今回は、iPad標準アプリ「Numbers」を使ったピクセルアート制作の授業について紹介します。
使ったツール・環境
iPad(一人一台)
Numbers(Apple純正の表計算アプリ・無料)
特別なアプリの購入・インストールは不要!
教師が用意したテンプレート
授業では、教師が事前に作成したNumbersのテンプレートを子どもたちに配付しました。
テンプレートには「完成見本」と「下絵」がセットで入っています。
完成見本
色塗りが済んだ状態のピクセルアート(潜水艦・リス)など。子どもたちはこれを見て「どんな形にしたいか」をイメージします。
下絵
条件付きハイライトによってグレーのアウトラインだけが表示された状態のシート。子どもたちはここに色を塗っていきます。
授業の流れ
① テンプレートを配付・確認する。
Classroomやロイロノートでテンプレートを配付します。完成見本を見た 瞬間、「これ作りたい!」「四角だけでどうやって作るの?」と子どもたちの目が輝きました。
② 条件付きハイライトで「形のアウトライン」を確認する。
下絵のシートを開くと、グレーのマス目の形のアウトラインが表示されています。これは、Numbersの「条件付きハイライト」機能を使ってもので、特定の値(今回は「1」)が入力されたセルを自動的にグレー表示するように事前設定してあります。子どもたちは、「グレーのマスがどんな形になっているか」をまず観察。
「潜水艦の形だ!」「何マス使うの?」「上から何段目を塗ればいいの?」
形を言葉や数で説明する活動が、自然と生まれました。
③ セルの背景色で色を塗る。
アウトラインができたら、次はいよいよ色塗りです。セルを選択して背景色を変える操作を教えると、子どもたちは夢中になって色を塗り始めました。
「潜水艦は、黄色と青にしよう。」「山手線は黄緑色がいいな。」「窓は水色にしよう」
一人ひとり、自分なりのこだわりを持って制作を楽しむ姿が見られました。
子どもたちの作品紹介
作品①:電車(山手線 E231系)
山手線の特徴的なカラーを忠実に表現。車両の形や窓の位置、ドアの幅など、実物をよく観察して作られた力作です。

作品②:ワニ
水辺でくつろぐワニを緑色のグラデーションで表現。黒い目・赤いアクセント・水色の水面など、使う色を丁寧に選んで制作したことが伝わります。

作品③:テントウムシ
丸くてかわいいテントウムシを大胆にデザイン。左右対称の形を意識しながらマスを塗り分けています。

作品④:赤トンボ
黄色い空を背景に、赤いトンボが何匹も飛び交う賑やかな作品。1匹ずつ微妙に形が違い、羽をグレー・目を黒・体を赤と丁寧に塗り分けています。

作品⑤:クジラ
濃青と水色の2トーンで描かれたクジラ。細部が丁寧に表現されています。大きな体をマス目で表現するために、何マス分の大きさにするかを考えながら作っています。

まとめ
Numbers×ピクセルアートの実践を通じて、算数の時間に子どもたちが自分から数を数え、形を考え、試行錯誤する姿を見ることができました。数を数えることへの必然性が生まれたことが大きかったように思います。表計算ソフトのセルという「等間隔のマス目」は、算数の座標感覚や図形の学習と相性がよいと感じました。創作活動に夢中になりすぎて時間が延びやすいので、教師の時間管理は必要です。iPadとNumbersがあればすぐにできる実践なので、ぜひお試しください!
