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この国の夜明け 

 色の黒い人に天罰が下った。総理大臣の木死田が日焼けサロンの営業を停止させて、色の白い人を増やそうとした。
 木死田は、
「私自身が国民のために日サロ通いをやめて、色白の少年を目指します。したがって、色の黒い人は、全員、国外退去処分といたします」
 と言った。
 木死田はスピーチの後で、ヤクザの親分とめしを食った。
「親分!!肌がウンコ色の人間って、駄目ですね。これから、この国は変わりますよ!」
 と言って屁をこき、屁の風圧で椅子の脚が一本折れて、テーブルクロスが舞い上がって木死田の顔にからみつき、木死田の視界が遮断された。親分は木死田に呆れて、はめていたバッタ物の高級時計を木死田に投げつけて、時計が顔に当たった木死田は血を吹いてもんどり打って足がねじ切れた。
 木死田が消えて痔民党も消えて、この国は平和を取り戻し、誰もが楽しく暮らした。

  

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