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Vol. 205 素麺は手抜きなのか?

帰省中のある日、昼食に素麺そうめんを出された。
母が用意してくれたものだ。

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母は「忙しかったからこんなのしか出来なかったよ〜」と申し訳なさそうだったが、とんでもない。素麺とて立派な食事。上げ膳据え膳で出してくれるだけ御の字である。

しかし子供時代の私はぶっちゃけ


「な〜んだ素麺か」


と思っていた。
夏休み中はお昼の素麺率が高く飽き飽きしていたのだ。素麺に畑で採れたスイカ・茹で落花生らっかせいというのが我が家の夏の定番ランチだった。

今考えれば母もパートながら仕事をしていた訳で 〝な〜んだ〟などと思うのは罰当たりである。しかし子供にはそんな事情など分からないもので素麺は「しょうがなく食べる」三軍扱いであった。

本当に罰当たりだわ(><)

ご存知の通り素麺は生でボリボリ食える物ではない。暑い最中、台所で湯を沸かし麺を茹で・薬味をする。

それだけじゃナンだから冷蔵庫のトマトを切って残り物のポテサラでも出してやろう。
…そう思うのが主婦心だ。結果、冒頭の写真のようなランチが出来上がる。

当然鍋など洗い物も出る訳で、決して「な〜んだ素麺か」などと言ってはいけない物なのだ。


そこのアナタ(特に男性)
「なんだまた素麺か」
「じゃあ素麺〝で〟いいよ」


という発言をしてやいないか?
もししているならばその一言はきっと妻の心に刻み込まれ、ある日突然、マグマのように吹き出すであろう。

ご注意を。



【猫ムスメより】
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