なみ町新聞4「事件の裏側で」
僕の名前は、熊井俊希(24)。今、取り調べを受けている。
背後にある窓が、冷気と影を運んできていた。
刑事が口を開く。
「なぜここにいるのか分かってるな?」
「・・はい」
僕は答える。そう答えるしかない。
指先がどんどん冷たくなっていくのを感じた。
昨夜、何が起きたのか。何をしてしまったのか。
確かにちょっと酒は飲んでいたが、意識が混濁するほどではないはずだ。
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