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「オリーブの木と猿のドー」#3つのお題に空想のひらめきを 【第30回】

片桐みかん様の企画に参加させていただきます!

お題:「雲の上の待合室」「消えない手紙」「木の指輪」



 オリーブの木の枝の先端に、木の指輪が引っかかっておりました。
その指輪は、オリーブの妖精がクルクルヒョイっと作ったものでした。

 ふうっと根元の方を見てみると、オリーブの木の下には2つの椅子が置いてあります。その椅子には、色々な動物たちが座りにやってきます。大人気の椅子なんですよ。
 ああ、言い忘れていましたけれども、このオリーブの木は雲の上にありますので、”雲の上の待合室”なんて呼ばれているんです。

 さて、今日やってきたのは、オス猿のドーです。ドーは、近所ではイケメン猿として有名なんです。ほら、あの目を見てみてください!キリッとしてかっこいいですね。
 あれ?でも、何だかそーわそわしていますね?どうしたんでしょう?ちょっと聞いてみましょうか。

「ドー、どうしたの?落ち着かない感じだね」
「ああ、ああ、そうなんだ。落ち着かなくて、どうしたらいいんだろう」
「何かあったの?」
「いいや、何かあったわけではないさ」
「でも、すごーくそわそわしているよ」
「そうなんだよ。僕もわからないんだ。何かあったわけでも、何かあるわけでもないのに、最近ずっとそわそわしているんだ」

 ドー、どうしたんですかね。
あっオリーブの木の影から、誰かきたみたいです。誰でしょう?うーんよく見えないですね。ドーに手伝ってもらいましょう。

「ドー、あのね、オリーブの木のそばに、誰かいるみたい。ちょっと見てもらえる?」
「ああ、いいよ」

 ドーは、どっこいさと腰を上げて、ゆっくりと振り返った。そして、わわわわっと驚いた声を上げた。

「ドー、大丈夫?誰だったの?どうしたの?」
「だだだいじょうぶだ。友達のミミコだった」
「なぁんだ。そうだったの」
「ああ」

 ミミコは、ドーの幼馴染です。ドーが私と話しているのを見て、遠慮してくれていたみたい。来てきてっ!こっちの椅子に座ってね。

「驚かして、ご、ごめんね。話しているみたいだったから、邪魔したら悪いなぁって思ったの」
「じゃ、邪魔なことなんてない!」

 ドーが急に大きな声を出した。びっくりした小鳥たちが、枝から飛び去り、その振動であの指輪がポーンピョンッと飛んできた。
そして、ミミコの指にはまった。

 ドーはその後もそわそーわとしていたけれど、私はもう分かっちゃいましたよ。

 え?私が誰かって?ふふふ。それは、想像してみてくださいな。
また、お会いしましょうね。次に会うときには、消えない手紙について語らせていただきますよ。それではまた。

 

あとがき

読んでくださり、ありがとうございます!
日常で感じたことや出来事を、お話としてお伝えしています。
それではまた、お会いしましょう(^^)


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なみあさむ 読んで読んでPOP、書いて書いて物語!ありがとうございます(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+