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「月曜の獅子」

 雲の上にある都市に、一匹のライオンが暮らしておりました。
そのライオンは、人間たちからは神様だと思われていました。
だけれど、「神様ではないんだが」と周りの動物たちに困った顔で、いつもいつも漏らしているのでした。

 「じゃあ、君は一体何者なんだい?」
そう聞かれると、ライオンはいつもこう答えました。
 「僕は、月曜の獅子さ」
動物たちはなるほどと納得した顔をしていたが、心の中では首をかしげているのでした。

 ある日、ウサギがぴょぴょんと近づいてきて、聞きました。
「どういうことなの?月曜ってなに?」

 雲の上には、月曜がありません。火曜もありません。水曜も、木曜も、金曜も、ありません。もちろん、土曜や日曜も。
だからウサギは(実は他の動物たちも)、月曜なんてものを知らなかったのです。

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