「さいごのぞう」#ラストワード2026
最後に書くとしたら、きっと私は娘に物語を残すでしょう。だって、娘に読んであげたくて書き始めたのだから。
さあ、最後の掌編童話を始めましょう。
「さいごのぞう」
ねえ、お母さん。眠れないんだ。
じゃあ、羊さん数えてあげるよ。
うーん。ちがう動物さんにして?
えっちがう動物か…ねこさんかな?
ちがーう。
いぬさんかな?
ちがうっ鼻がながーいのがいい!
ああ!ぞうさん?
そう!ぞうさん!
ぞうさんが一匹。(頭はまだむずかしいかな)
ぞうさんがニ匹。ぞうさんが三匹。ぞうさんが四匹。ぞうさんが五匹。ぞうさんが六匹。
スースースー
1番目のぞうが言いました。
「こまったぞーう、ぼくの前には、きみのしっぽしかない」
2番目のぞうがささやきました。
「どこ行くのかな…足がつかれたよ〜」
3番目のぞうが鳴きました。
「ぱおーん!ぼくが最後だぞう!って、え?うそ、後ろからいっぱい来た!えー!」
「ねえ!ねえ、ちょっと待ってー!」
6番目のぞうが叫びました。とっても大きな声でした。
1つ前のぞうはちょっと耳が痛くなりました。
「ねえ!みんな、よく見てみてよ!ぼくたち、ぐるぐる回っているんだよ」
「そんなばかな」と言いながら顔を上げたのは、4番目のぞうでした。
そして、小さな目をめいいっぱい開いて、「ほんとーだー!」と口をパクパクしました。
「え?」「そんな!」と他のぞうたちも驚いていました。
そんな中、5番目のぞうだけはだんまりでした。このぞうだけは、最初からちゃーんと周りも前も見て歩いていたのですから。
そうです。5番目なんて言っていますが、実はこのぞうが”さいごのぞう”だったんです。
スースースー
おやすみなさい。
(749字)
ヱリさんの企画に参加いたします!
初めまして、なみあさむです。よろしくお願いいたします🙇
あとがき
読んでくださり、ありがとうございます!
書くの、やめませんっ書き続けますよ〜
日常で感じたことや出来事を、お話としてお伝えしています。
それではまた、お会いしましょう(^^)
いいなと思ったら応援しよう!
読んで読んでPOP、書いて書いて物語!ありがとうございます(人*´∀`)。*゚+