子どもと「成長」のお菓子を作ろう
小学3年生になると、なんだか怖がりになるようです。
料理を横から覗き込んでいた1年前は、「自分もやる!」と包丁を勝手に持とうとしたり、鍋に遠慮なく近づいてヒヤヒヤすることが多かった。
けれど最近は、「やってみる?」と声をかけると「「包丁は怖いからいい」「鍋は熱いからいい」だって。
興味の矛先が変化する3年生
好奇心のかたまり、怖いもの知らずだった2年生とは違う、怖がりの表情を見せるようになった3年生の終わり。
何でもかんでも気になり、興味を示した時期を脱して、いろんなことがわかるようになってきた証でもありますね。
そんな変化を感じさせる「成長」は、母にとっては淋しくもあります。
驚きの頻度も減ったかもしれません。
雪が降ったら、わー!と叫び、犬の可愛い姿を見つけたら「見てみて~」とはしゃぐ、そんなことも少しずつリアクション小さく、大人びてきました。
それよりも、いつ覚えたのか、母が聞いたことのない最近のヒットソングを口ずさみ、アニメやゲームといったお友達の興味あることが気になって、関心がひろがっていくのも、この時期なんですね。
毎朝、登校前のテレビで流れるオンちゃん体操をパパと歌うのが日課になっているけれど、これもいつまでできるかな。
親子で楽しめることを探す
自分の持つ社会の中で生きていこうとしている娘を応援しつつ、家庭内でも役割を担ったり、家庭の雑事・家事をこなすことも覚えてもらいたいので、子どもが主体的に取り組めることを考えてみました。
そこで、まずはお菓子を作ってみることにしました。
お菓子を食べるのは大好きな子だから、作るのも楽しめるはず。
小学3年生にお勧めな理由は、お菓子作りには、学びの素材がたくさんあることです。
・材料やその性質(産地、季節なども)がわかる
・物の値段、物価にも関心が広がる
・切る、混ぜる、といった手先の巧緻性(こうちせい)が高まる
・包丁、鍋、火力といった危ないものの扱いに慣れる
・味覚が広がる、さじ加減がわかる
・時短、節約、といったマネージメントが身につく
・一緒に取り組むコミュニケーションが図れる
・すぐに完成するので達成感が満点
・勉強や課題の気分転換になる
・将来の自炊への抵抗が低くなる
年齢に合わせた興味を「生きる学習」へ
毎日変わりない姿に見えても、過去と比べると、あちこちに成長がみられる「学童期」。特に、小学3年生の始まりと終わりを比べると、段違いにお姉さんの仲間入りをしています。
簡単に言ってしまうと、
わからない⇒わかる、できない⇒できるといった変化ですが、その変化の狭間、⇒の間には、たくさんの成長のプロセスがあるように感じます。
お菓子を一緒に作ってみると、そのプロセスがあちこちに現れてきます。
バターは冷蔵庫に入っていて、カッチカチ。
「どうすんのこれ?」という状態。
早く使いたかったら、レンジでチン。急がないなら、しばらく冷蔵庫から出しておくとちょうどよい硬さに溶ける。
小麦粉は飛び跳ねる。あたりが真っ白になる。
「後片付けが大変だ~。」「もったいない~」
じゃあ、紙を敷いておく?ゆっくり混ぜて、気をつける?
できないこと、考えらえていないこと、気づいていないことから始まるけれど、そこから色々考えたり、工夫したりもするし、いろんなことができるようになっていく。
様々な変化をたくさんみせてくれるお菓子作りは、子どもの成長を見せてくれる美味しい時間となっています。
