バレーボールを愛する者として、今声を上げたい。
なんだかなあ。
私たちだって、負けたけど、いい試合だったねって潔く終わりたかった。
初めてのSVリーグ、初めてのチャンピオンシップ。
まさか、こんな想いをするなんて思わなかった。
世界最高峰を目指すと言ったSVリーグ。
こんなに公平性を欠いたスタートで、本当にいいの?
本当に悲しい。
本当に苦しい。
負けた結果は、受け止めるしかない。
でも──今回のこの環境だけは、二度と繰り返してほしくない。
バレーボールが好きな私たちにとって、
今回の出来事は、忘れられない傷になりました。
それは、ただ試合に負けたからではありません。
勝敗以上に、「バレーボール」という競技への信頼が揺らぐ瞬間を、
目の当たりにしてしまったからです。
SVリーグ初年度のチャンピオンシップ。
日本バレーボール界が「世界最高峰」を目指して、
新たな一歩を踏み出した記念すべき年。
期待を胸に、私たちはその舞台を見つめていました。
けれど──
今回の試合運営には、あまりにも多くの課題が浮かび上がりました。
国際基準を目指すなら、審判団にも国際知識を。
最も象徴的だったのは、
ウルフドッグス名古屋・ニミル選手に対するレッドカードの判定です。
■ 問題の流れ
サントリー vs 名古屋(チャンピオンシップ準決勝第3戦、第4セット)
25-25の場面で、名古屋・ウルナウト選手のスパイクが「ラインアウト」と判定
名古屋がビデオチャレンジ→タッチ有りと判定が覆り、名古屋に得点、26-25に
しかし直後、名古屋の選手(ニミル選手)に「マナー違反」でレッドカード
本来なら名古屋にレッドカード2枚(水町選手とニミル選手)が出ていた
レッドカード1枚ごとに相手チームに1点入るルール
本来ならここでサントリーに2点入り、「27-26」になって試合再開すべきだった
でも審判の情報伝達ミスで、1枚分しか得点が加算されず、「26-26」再開に
■ 審判団の説明
本来「水町選手へのレッドカード」も即時スコアに反映すべきだった
でも主審から担当者にその情報が伝わらず、ニミル選手分だけしか反映されなかった
正しく手順を踏んでいれば、この混乱は起きなかった
担当者は「審判員の間違いは明らか」と正式に認めた
■ 本質的な問題
レフェリーの「国際基準の理解不足」
レフェリーチーム内の「情報連携ミス」
試合の流れや選手・チームへの影響が甚大だったこと
SVリーグを「世界最高峰にしたい」と言っている以上、このミスは致命的な信頼低下につながる
国際的な場では、言語や文化の違いを超え、
選手の意図を正しく汲み取る力が必要です。
それができなければ、選手たちの正当な主張すら「反抗」とみなされてしまう。
ただし、選手側にも守るべきルールはある。
バレーボールでは、正式な抗議ができるのはキャプテンだけと定められています。
今回、ニミル選手が説明を求めたとはいえ、キャプテン以外がレフェリーに直接詰め寄る行為は、形式上はマナー違反とみなされる可能性がありました。
だから、厳密にはレッドカードの対象となった判断そのものは、ルール違反と無関係とは言えません。
しかし──
たとえそうであっても、言語や文化の壁を超え、
選手の意図を正しく理解しようとする努力が、
運営側にはもっと必要だったはずです。
単にルールを杓子定規に適用するのではなく、
本当に「世界基準」を目指すのであれば、
国際対応力と、フェアな試合環境を作り出す柔軟さが求められます。
ましてや、SVリーグは今、オンザコートルールの改正により、
これからますます多くの外国人選手を招致していくことになります。
ならば、審判団はもちろん、
各チームのベンチスタッフ、フロントスタッフ陣にも、
絶対的に「国際力」が必要になってくるはずです。
言語の壁だけではありません。
文化の違いを尊重しながら、
すべての選手に対して平等な環境を提供できるだけの対応力が、
求められます。
SVリーグが本気で世界最高峰を目指すのなら──
選手たちの努力に応えられる「リーグ全体の成熟」が、
どうしても必要です。
問題は、ひとつではなかった。
今回の試合では、ニミル選手へのレッドカード以外にも、
多くのジャッジミスが目立ちました。
タッチネットやラインクロスの見逃しなど、本来ならばビデオチャレンジや審判団の協議でリカバーできるはずのプレーも、
十分に機能しないまま試合は進んでいったのです。
「審判のミスは競技の一部」という言葉もあります。
しかし、それを許容できるのは、「ミスに対する誠実な対応」があってこそ。今回の試合では、その「誠実さ」が感じられなかったことが、
より一層、ファンや選手たちの失望を招きました。
レフェリー制度の限界。
試合後、審判団の担当者は、ミスを認めました。
「水町選手へのレッドカードの情報が正しく共有されなかった。
審判員の取り扱いに間違いがあったのは明らかです。反省しています。」
けれど、説明は試合中にはされず、
ネット上で批判が高まった後に、後付けのような形で出されたものでした。
そして発表されたのは、「ミスは認めるが、勝敗は変わらない」という言葉。
責任は現場の審判員に押し付けられ、
SVリーグ全体の運営体制には踏み込まない。
そんな姿勢が透けて見えた瞬間でした。
さらに、SNSでは現役レフェリーの声も拡散されました。
「バレーのレフェリーは資格制だが、ほぼボランティア。
謝礼は数千円、交通費も自腹、宿泊費も自己負担。
本業の合間に審判をしているのが現実。」
これでは、審判団に質や国際対応力を求めること自体が酷です。
問題は、個々の審判員にあるのではありません。
バレーボール界の構造そのものが、すでに限界を迎えているのだと思います
フェアであること。
それが、スポーツの最低条件。
さらに今回の試合では、
リザーブ席からのヤジ
BGMが止まらない
フラッシュ撮影の混乱
声出し応援への不平等な注意
など、試合環境そのものにも多くの問題がありました。
選手たちは、どんな環境でも戦うプロフェッショナルです。
だからこそ、運営側が用意する「土俵」は、絶対に公平でなければならない。
「世界最高峰」を掲げるのであれば、
誰もが誇りを持って、安心して戦える環境を作るべきです。
私たちが声を上げる理由。
私たちは、負けた悔しさだけを言っているわけではありません。
もちろん、負けたことは悔しいです。
でも、私たちが声を上げたいのは、そこではない。
負けたことは、受け止めます。
しかし、不公平な環境だけは、絶対に許してはいけない。
未来のために、声を上げ続けなければならないと、強く感じています。
【まとめ】
バレーボールが好きだからこそ。
選手たちが努力を報われる世界を、心から願うからこそ。
SVリーグが本当に「世界最高峰」を目指すのであれば、
今ここで、バレーボール界の「本当の改革」が必要です。
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