瀬戸内日記「地球はそんなに都合よくない、だからタイミングの妙が面白い」
瀬戸内海を眺めながら、心に浮かんだことを徒然につづる日記です。
船が見たいなぁと思って海に出たら、一隻も船は通っていなかった。
まぁそんな日もあるよね、と思って海を見る。
梅雨が明け久しぶりの青空。深い緑と青の海、まにまに白波が立つ。1羽の鳥が飛んできた。あの鳥は、どこへ行くのだろう。
海を眺めて思う。すごいよね。この海はずっとここにある。数億年前からここにある。もちろん海も島も目の前の海岸線も、すべては時とともに変わってきたのだろう。それでも、この海は地球にずっとあったんだ。
海パイセン、親しみを込めて呼んでみる。
海パイセン、すごいよね。

そんなことを思っていたら、目の前に白い船が浮かんでいた。さっきは一隻もいなかったのに。今は確かにそこにいて、ゆうゆうと瀬戸大橋のほうへ向かっていく。
また海を見ると、一隻また一隻、またまた一隻…すごい勢いでいろんな船が近づいてくる。船のスピードは人が思うより、ずっとずっとずっと早いんだなぁ。
風を受け波を受け、青空の下、船は瀬戸大橋の下をゆうゆうとくぐり、目的地を目指してゆく。
船が見たいなぁと思ったら、船が出てきた。なんてタイミングのいい日だろう。
私は知っている。地球はそんなに都合良くない。だから、こういうタイミングの妙が面白いのだ。
(2026年7月9日 8時25分)
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