成功したくて「やり方」ばかりを探していませんか?
方法ばかり増やしても、進む方向が決まっていなければ動けません。
最近、SNSや広告を見ていると、
「月商7桁を目指す方法」
「○ヶ月で売上をつくる方法」
「これをやれば集客できる」
そんな「HowTo」や「やり方」に関する文言を、本当によく目にします。
もちろん、売上をつくることは大切ですよね。
ビジネスである以上、利益が出なければ続けることもできません。
「できるだけ早く結果を出したい」と思う気持ちも、私も昨年に60代で独立起業した身ですから、とてもよく分かります。
でも私は、こうした「やり方」ばかりが並ぶ
発信を見るたびに、少し違和感を覚えます。
「どうやるか」の前に、「何のためにやるのか」は決まっていますか?
ということです。
私は「やり方」からコンサルを始めません
私は、自分のビジネスを通して、社会に何を
どう返していきたいのかを大切にしています。
そのためには、
「私は何のために、この仕事をするのか?」
「何でこの仕事をしたいと思うのか?」
がまず必要だと思っています。
私はこれを、仕事やビジネスにおける
「在り方」だと考えています。
だから個人の壁打ちコンサルでも、
「何を売りましょうか?」
「どうやって集客しましょうか?」
「SNSで何を発信しましょうか?」
という「やり方」から始めることはありません。
まず、その人自身を整理するところから
始めます。
コンサル前に細かなヒアリング
シートを書いていただく理由
私の壁打ちコンサルでは、事前にかなり細かなヒアリングシートを書いていただきます。
これまでどんな仕事をしてきたのか。
どんな経験をしてきたのか。
なぜ、その道を選んだのか。
何にやりがいを感じてきたのか。
反対に、何に違和感を感じてきたのか。
そして、これからどんな仕事をして、
どんな生き方をしたいのか。
一度立ち止まって、自分の人生やキャリアを
振り返っていただきます。
なぜ、そこまで振り返ってもらうのか。
それは、
その人に合った「やり方」は、その人が
「どう在りたいのか」が見えなければ選べない
と考えているからです。
先日壁打ちコンサルを受けてくださった方も、
「ヒアリングシートを書くために、これまでの人生やキャリアを振り返っただけでも、少し頭がすっきりしました」
とおっしゃっていました。
でも、シートを書いたら終わりではありません。
そこから私は質問します。
「なぜ、その時そうしたのですか?」
「なぜ、そう思ったのですか?」
「それをやりたいと思ったのは、なぜですか?」
一つひとつ答えていただきながら、さらに考えを整理していきます。
その方も、
「質問に答えながら話しているうちに、さらに思考がすっきりして、これから何をしていくのかがわかってきました」
とおっしゃっていました。
「在り方」が見えたら、次は「やり方」です
ただし、
「私はこうありたい」
と分かっただけでは、現実は変わりません。
私はそこから、かなり現実的な話をします。
「では、何をしますか?」
「その中で、一番先にやりたいことは何ですか?」
「いつまでにやりますか?」
そして、
「今はやらなくていいことは何ですか?」
前回の記事でも書きましたが、全部を一度にやる必要はありませんし、そもそも無理なことがほとんどです。
優先順位を決める。
期限を決める。
今やらないことも決める。
ここまで落として、初めて「在り方」が「行動」につながります。
私が大切にしているのは、
「在り方」だけでも、
「やり方」だけでもありません。
順番です。
在り方を整理する。
↓
進む方向を決める。
↓
優先順位を決める。
↓
やり方を決める。
↓
期限を決めて動く。
この順番です。
「在り方」は、難しいことではありません
「在り方」というと、少し大げさに聞こえるかもしれません。
立派な理念をつくる必要はありません。
もっとシンプルです。
私は、何のためにこれをするのか。
私は、どう働きたいのか。
私は、誰の役に立ちたいのか。
その先に、どんな自分でありたいのか。
どんな生き方をしたいのか。
そこが見えてくると、必要なものと必要でないものも見えてきます。
今やることと、今やらなくていいことも見えてきます。
だから、
「次は何を勉強したらいい?」
「どんな資格を取ったらいい?」
「どうしたらもっと稼げる?」
と「やり方」を探す前に、一度だけ
立ち止まってみてください。
そして、自分に聞いてみてください。
「私は、何のためにそれをやりたいのだろう?」
「やり方」は、その後でいい。
「在り方」が見えれば、たくさんある「やり方」の中から、今の自分に本当に必要なものを
選べるようになります。
私が最近、
「人生と仕事の整理人」
と名乗っている理由も、ここにあります。
私が整理したいのは、単なるToDoでは
ありません。
その人が大切にしていること。
これまで積み重ねてきた経験。
これから実現したいこと。
そして、
「私は、どう在りたいのか。」
そこを一緒に整理した上で、
「では、何をする?」
まで落としていく。
それが、私の考える「整理」です。
整理すると、見える。
見えると、動ける。
動けると、未来が変わる。
