【ナナメの関係】視点が増えて視野がひろがる
この夏は前半、週1ペースでお話し会を開いていました。
大体60分から90分間の、集う人数は、3人から多くても10人前後の小さな会です。
テーマや対象はさまざまで、
小学生だけ、小学生~中学生とその保護者、大人だけのときもあります。
私はファシリテーターとして場にいます。
そして、どの会にも共通する場の特徴として、以下の2点が挙げられます。
・場にいる人が多様である
・偶然集まっている(ほとんどが初対面)
この記事では、
こんな場を立て続けに過ごしたことで感じた効果をお伝えします。
混ぜこぜで話したときの副産物
上に挙げた2つの特徴をもつ場で過ごすと・・
自分と異なる立場=異なる視点をもつひとの話を聞く
⇓
自分のなかに別視点が生まれる
⇓
自分の視野がひろがる
こんな現象が起きます。
しかもこれが図らずも起きている。
偶発的な出合いのもと、多様なひとと話したときの
面白さであり、副産物だと考えています。
では、実際の話題と絡めて
ご紹介していきます😊
ケース①断捨離をテーマにしたお話し会
ひとつめの例は、
月に一度のペースで行われているとある自治会のサロンに
お邪魔したときのことです。
どの世代も関心が高いであろう“断捨離”をテーマに選びました。
会の前の想像
・捨てられるひとと捨てられないひとの2項対立
・捨てられない理由は、思い出がいっぱい詰まっているから
が、お話しをしていると‥
・特別な思いがつまっている訳じゃないけど捨てられない
・自分のものになった瞬間から時間の経過が始まる
・時間が経てば経つほど手放せなくなる(意味づけしてしまう)
・思い出をともにする人が誰かによって捨てやすさが違う(自分の親との思い出or自分の子どもとの思い出)
・思い出にもグラデーションがある(思い出の分析ができそう)
などなど、
捨てられないひとのなかにもさまざまな感覚のひとがいることに
気づきました。
ケース②親子でデジタルデバイスとの付き合い方について話したとき
子どもたちのお家時間が増える夏休み前に開催したのが、
『親子で考えるネットリテラシー』というお話し会です。
令和の子育て世代にとって、わが子はデジタルネイティブ世代。
ゆえの、心配事があるご家庭が多いのではないのでしょうか。
・家で動画ばかりみてる
・ゲームし過ぎではないか
こんな声がよく聞かれます。
わが家も例にもれずです。
今回の参加者は大人とこどもの比率は半々くらい。
双方の立場からさまざまな話がでて、
「そうだったの〜!」という具合に
(とくに大人が)
初めて子どもの事情を知る場面が多くありました。

ラベルワークを行い、
スマホ・タブレット・学校のパソコン・スマートウォッチ・Switchなど、
身近なデジタルデバイスについて悩み・主張・希望
を出し合いました。
(ここぞとばかりに?)子どもたちの普段聞かれない声が聞かれたように思います!
YouTubeをみる時間について、
家で話すとなあなあで終わってしまっていた
大人の参加者の方が、
家庭では話せなかったことが、
違う場所、違うひとのおかげで
話せた!というひとコマも。
いくつかの主張が同時に並ぶために
ひとつひとつの主張が緩和され
本音が話しやすい状況が生まれていました。
子どもの普段話せないことは、
親が聞けていない子どもの声
オープンな場だから話せた、聞かれた事例です。
多様な立場に混ざることで
自分の主張のしやすさが生まれる場を目にしました。
ケース③読まなくてもいい読書会
最後の例は対面で行った読書会でのことです。
“読んでいなくてもいい”
“本を持っていなくてもいい”会なので、会のなかで回し読みをしながら、
みんなで少しずつ読み進めます。
具体的には・・
◎ひとりが一場面を音読(ほかのひとは聞きます👂️)
◎読んだひとからひとりずつ、
直前に読んだ(聞いた)ことで湧いてきたことばを話す
※本に関係することでも、ぜんぜん関係ないことでもOK話したいことを話す
※自分の番のときしか話せない
聞きたいことがでてきたら、自分のターンで聞く
※質問されても、答えなくてもいい(答えてもいい)
※自分の番を飛ばしてもOK
というのを時間いっぱい繰り返します。
音読をする行為は
聞き手からすると“本を読んでもらう”行為でした。
大人になるとなかなかないシチュエーションに自身の幼少期のことを思い出したという参加者の方がいました。
これは運営としては、
目からうろこ、思ってもみない反応でした。
また、読書会というと
本の内容からいろいろを考えさせられるものと思っていましたが・・
他の参加者がそのひと自身の話をすると、
聞き手は「自分はどうだろう・・」という同じくふりかえりをしていました。
話の内容を受けて、というより
行為そのものを受け取って、聞き手に新たな視点が生まれていました。
多様なひとの視点を借りる
以上、この夏の催しを通して気づいた
視野がひろがる仕組みです。
視野をひろげる方法のひとつとして、
多様なひと、知らないひとと話すこと
をもっておくこと、
とても面白いし、おすすめの方法です。
ここに紹介したのは
おもに浦安市で活動する市民団体『ナナメちゃん』の活動です。
公式インスタグラムでもご紹介しています。
たくさんある視点のおかげで自分の視野が広がるお話し会
引き続き企画・開催していきます。
