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ライブコマースとは|市場規模や相性のいい商材、ECにおいての活用方法を解説

こんにちは!NA×NAです。

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EC業界に限らず、幅広い分野・業界の知識を活かして正確な情報配信を心がけています!


ライブコマースは、ライブ配信を通じて商品を紹介し、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取る新しいECの形です。

スマートフォンやPCを通じて誰でも手軽に参加できることから、急速に市場が拡大しています。

特に、ファッションや美容、食品など、視覚的な魅力が重要な商材との相性が抜群です。

本記事では、ライブコマースの市場規模やメリット、成功させるためのポイント、そして日本での成功事例を紹介します。


ライブコマースとは

ライブコマースとは、インターネットを通じてリアルタイムで商品を紹介し、視聴者と双方向でコミュニケーションを取ることができる新しい形態のECです。

通常、インフルエンサーや企業の担当者がライブ配信を行い、商品やサービスを紹介しながら視聴者からのコメントや質問に応答します。

この双方向性が、従来のECサイトとは異なる魅力を生み出し、消費者との信頼関係を築きやすくしています。

視聴者はライブ中に直接購入を促されることが多く、即時性と臨場感が購買意欲を高める要因となっています。

さらに、視覚的な要素や商品の使い方を実演することで、商品の特徴を直感的に理解できるため、特にファッションや美容商品、食品などとの相性が良いとされています。

ライブコマースの市場規模

ライブコマースは、急成長を続ける新しいEC市場の一部です。

リアルタイムでの商品の紹介や視聴者との双方向のやり取りを特徴とするこの市場は、ECサイトの利用が進んでいる地域で注目を集めています。

世界中でこの新たな販売手法が普及し、各国での市場規模が拡大しています。


Market size of live streaming e-commerce in China from 2019 to 2023 with estimates until 2026

ライブコマースの市場規模は、中国が圧倒的に大きいです。2021年の時点で、2023年には4.92兆元に達すると予測されています。

一方、アメリカでもライブコマースは普及していますが、中国よりも数年遅れました。アメリカの市場は、2023年の年末には2021年の約3倍の317億ドルに達すると予想されています。

中国とアメリカでは市場規模に大きな違いがありますが、アメリカの市場規模も約4.7兆円となり、決して小さいわけではありません。

THE FUTURE SHOPPER REPORT 2023

また、月に1回以上オンラインショッピングをする31,647人を対象にした調査によると、各国でライブコマースを実際に購入した人の割合は次のようになっています。

金額としてはアメリカの市場規模には及びませんが、ライブコマースの普及度に関してはアジアが優れているようです。

中国のライブコマース市場

中国はライブコマースの先駆者であり、世界的に見ても市場規模が非常に大きい国です。中国のライブコマース市場は急速に拡大しており、その成長は今後も続くと予測されています。

主要なプラットフォームとしては、Taobao Live(アリババのライブ配信サービス)、Douyin(中国版TikTok)、Kuaishouなどがあり、特にインフルエンサーや有名人によるライブ配信が消費者の購買行動を大きく左右しています。

アメリカのライブコマース市場

アメリカでは、中国ほどの規模には達していませんが、ライブコマース市場は急速に成長しています。

アメリカの消費者は、特にソーシャルメディアプラットフォームを通じた買い物に興味を示しており、Facebook、Instagram、TikTokなどがその主要なプラットフォームです。

アメリカの若年層を中心に、ライブコマースが購買行動に大きな影響を与えています。

日本のライブコマース市場

日本では、ライブコマースが2020年頃から注目され始めました。

日本市場も急速に成長しており、特にコロナ禍でオンラインショッピングが増加したことがライブコマースの拡大を後押ししました。

主要なプラットフォームとしてはLINE LIVE、Instagram、YouTube Liveなどがあります。

日本の消費者は、商品の詳細な説明や実演を重視する傾向があり、特に美容やファッション、食品などの商品が人気を集めています。

ライブコマースの将来性

ライブコマースの将来性は。テクノロジーの進化がその成長をさらに加速させると予想されます。

5Gの普及により、高速で安定したインターネット接続が可能になり、ライブ配信の品質が向上します。さらに、ARやVRの技術が進化することで、視覚的な体験がよりリアルでインタラクティブになり、商品を仮想的に試すことができるなど、消費者に新たな購買体験を提供することが可能になります。

また、消費者の購買行動が変化していることも、ライブコマースの成長を後押ししています。

消費者はリアルタイムで情報を得ながら、他のユーザーと交流し、商品に関する疑問や質問に即座に回答を得ることができるライブコマースに積極的な姿勢を示しています。

特に、若年層を中心にこの傾向が強まり、双方向性やエンターテインメント性の高いショッピング体験に魅力を感じている人々が増えています。

企業にとっても、ライブコマースは新たなマーケティング手法を提供しています。

インフルエンサーや有名人を活用したライブ配信は、特定のターゲット層にリーチしやすく、従来の広告手法では届かなかった新たな購買層にアプローチできる手段となっています。

このように、テクノロジーの進化、消費者行動の変化、そして企業のマーケティング戦略の多様化が相まって、ライブコマースは今後さらに成長し、オンラインショッピングの主流となる可能性を秘めています。

ライブコマースと相性がいい商材

ライブコマースは、リアルタイムでのインタラクティブなやり取りや視覚的な魅力が大きなポイントです。

そのため、特に視覚的に訴求力があり、消費者が即座に購買判断をしやすい商材との相性が良いとされています。

以下の商材はライブコマースと非常に相性が良いといえます。

アパレル・ファッション商材

アパレルやファッション商材は、視覚的な要素が非常に重要です。

ライブコマースの特徴であるリアルタイムでの服の試着やスタイリング提案が、消費者に強い影響を与えます。

モデルやインフルエンサーが実際に着用したアイテムを紹介し、その着心地やサイズ感をリアルタイムで伝えることで、消費者はより具体的に商品をイメージしやすくなります。

さらに、ライブ配信中に「今買う」といった特典や割引を提示することも、購買を促進する大きな要因になります。

食品・飲料商材

食品や飲料商材もライブコマースに非常に適した商材です。

試食や実演が可能な点がライブ配信の強みを活かせる部分です。視聴者は、料理の過程や調理方法をリアルタイムで見ながら、商品に対する興味を深めます。

例えば、料理番組のように商品の使い方を紹介し、その味や特徴を紹介することで、消費者が即決で購入するケースが多く見られます。

また、食品業界では視覚的に魅力的なパッケージや新しい商品が注目されやすいため、ライブコマースを活用した販促活動が効果的です。

化粧品・コスメ商材

化粧品やコスメ商材は、使用感や効果をリアルタイムで伝えることができるため、ライブコマースとの相性が抜群です。

特に、化粧品の使用方法や実際の仕上がりをライブ配信で見せることによって、視聴者は商品を手に取った時のイメージがしやすくなります。

実際にメイクを施す様子を見せることで、製品の効果を直接的に伝えることができ、視聴者の購買意欲を高めます。

また、コスメ系のインフルエンサーが自らの商品レビューを行うことで、視聴者に信頼感を与え、購買を促進することができます。

ライブコマースのメリット5選

ライブコマースは、ただの商品紹介にとどまらず、視覚的・体験的な要素を重視しながら消費者とのインタラクションを実現する新しいECの形です。

以下は、ライブコマースの主なメリット5つ紹介します。

写真や文章だけでは伝えにくい商品の魅力を訴求できる

通常、ECサイトでは商品画像や説明文だけで商品の魅力を伝えることが多いですが、これでは実際の使用感や質感を十分に伝えるのが難しいことがあります。

ライブコマースでは、実際に商品を使用しているシーンや詳細な説明をリアルタイムで行うことができ、消費者にその商品の特徴や魅力をより具体的に伝えることができます。

特に、質感やサイズ感、色味などが重要な商品(アパレルや化粧品など)では、視覚的にリアルな体験を提供できる点が大きなメリットです。

ライブならではの双方向性

ライブコマースは視聴者とのリアルタイムでの双方向コミュニケーションを特徴としており、視聴者がコメントや質問をライブ中に送ることで、ホストがそれに即座に答えることができます。

この双方向性により、視聴者は疑問を解消したり、他のユーザーと交流しながら購入判断を下せるため、購買意欲が高まりやすくなります。

また、視聴者とホストとの信頼関係を築くこともでき、視聴者の安心感や満足感を高めることが可能です。

ライブ動画閲覧から購入までのスムーズな導線ができる

ライブコマースでは、視聴者が動画を視聴しながらすぐに購入できるような導線を作ることができます。

多くのプラットフォームでは、配信中に「今すぐ購入」のボタンが表示されるなど、視聴者が商品の詳細を見た後、すぐに購入へと進める機能が搭載されています。

このスムーズな導線によって、消費者が迷わず購買行動を取ることができ、販売機会を逃しにくくなります。

ライブならではの商品理解ができる

ライブコマースでは、商品をただ紹介するだけでなく、実際に使用したり、効果を試して見せたりすることで、消費者が商品の使い方や利点を深く理解できます。

例えば、化粧品の場合、メイクの仕方を実演したり、使用後の肌の変化を示したりすることで、商品の効果を視覚的に証明することができます。

このように、ライブならではの商品の理解が得られるため、消費者はより納得して購入を決定しやすくなります。

ライブを見逃してもアーカイブで動画を残せる

ライブ配信がリアルタイムで視聴できない場合でも、多くのライブコマースプラットフォームでは、アーカイブ機能を提供しています。

これにより、視聴者は放送後に再度動画を確認することができ、見逃した情報や興味があった商品を後からチェックし、購入に至ることが可能です。

アーカイブによって、時間帯が合わない視聴者や、ライブ配信を見られなかった人々にもアプローチできるため、より多くの購買機会を生み出すことができます。

ライブコマースを行う際の2つの注意点

ライブコマースを実施する際には、いくつかの注意点を意識することが重要です。以下の2つの注意点について詳しく説明します。

配信内容によっては企業のイメージが損なわれる可能性がある

ライブコマースは企業と消費者のリアルタイムでの交流が可能な一方、その内容が不適切であると企業のイメージやブランド価値に悪影響を及ぼすリスクがあります。

例えば、ホストの言動が不快であったり、商品説明が誤解を招いたりする場合、視聴者からの反感を買うことがあります。また、ライブ中に誤った情報を伝えてしまうと、消費者の信頼を失い、ブランドの評判が損なわれる可能性が高くなります。

そのため、ライブ配信の内容には十分に注意を払い、事前にシナリオやスクリプトを準備し、ブランドに合ったトーンで進行することが大切です。

ライブ配信特有のトラブルが発生する可能性がある

ライブ配信には、リアルタイムで進行しているため、事前に予測できないトラブルが発生する可能性があります。

例えば、通信環境が不安定で映像や音声が途切れる、技術的な不具合が発生する、配信者が予定通りに進行できないなど、視聴者の体験に悪影響を与えるトラブルが起こり得ます。

また、配信中に視聴者からの悪質なコメントや炎上なども考えられるため、トラブルに備えて適切な監視体制や対応策を準備することが求められます。

事前のテストやスタッフのサポート体制の充実、ライブ配信中の適切な対応方法を用意しておくことで、こうしたリスクを最小限に抑えることが可能です。

ライブコマースを成功させる4つのポイント

ライブコマースを成功させるためには、視聴者との良好な関係を築き、購買意欲を引き出すことが重要です。

以下に、ライブコマースを成功させるためのポイントを説明します。

出演者と視聴者の円滑なコミュニケーション

ライブコマースは、リアルタイムでの双方向コミュニケーションが特徴です。

視聴者からのコメントや質問に迅速かつ適切に応答できる出演者は、視聴者との信頼関係を築くことができます。

出演者が積極的に視聴者と対話し、視聴者の反応を取り入れながら配信を進めることで、視聴者は自身が配信に参加している感覚を持つことができ、購買意欲が高まります。

コメントや質問を拾って適切に答えることや、視聴者の名前を呼ぶなどして親近感を感じてもらうことが大切です。

視聴者に楽しみながら見てもらえるコンテンツ

ライブコマースの成功には、視聴者が楽しんで視聴できるコンテンツ作りが不可欠です。

商品紹介だけでなく、エンターテインメント要素を取り入れることで、視聴者の関心を引きつけ、配信を最後まで見てもらうことができます。

例えば、出演者が商品を使いながら楽しいストーリーを展開したり、クイズやゲーム、プレゼント企画などの参加型イベントを盛り込んだりすることで、視聴者の興味を維持できます。

視覚的に魅力的な演出やインフルエンサーとのコラボレーションも効果的です。

配信時間や頻度のタイミング

ライブコマースを行う際、配信の時間帯や頻度も重要なポイントです。

視聴者が最もアクティブな時間帯を狙って配信を行うことで、視聴者数を最大化できます。

例えば、平日の夜や週末など、消費者がゆっくりとオンラインショッピングを楽しむ時間帯にライブ配信を行うと効果的です。

また、配信の頻度も重要で、定期的に配信を行うことで視聴者のリピート率が高まります。頻度が高すぎると視聴者が疲れてしまうこともあるため、バランスを取ることが大切です。

商品購入の導線

ライブコマースの目的は、視聴者が商品を購入することです。そのため、視聴者が購入しやすい導線を整えることが重要です。

ライブ配信中に「今すぐ購入」ボタンを画面上に表示するなど、視聴者が視聴しながら簡単に商品を購入できるようにします。

また、配信中に限定セールや特典を提供することで、視聴者の購買意欲を引き出します。購入の流れがスムーズで直感的であることが、購買行動を促進するための重要な要素となります。

日本でのライブコマースの成功事例

以下に、ライブコマースの成功事例を紹介します。

【化粧・美容品】資生堂

資生堂は中国市場で美容部員(BC)が出演するライブコマースを成功させ、好調な売り上げを記録しました。

これを受け、日本国内でもライブコマースを本格展開し、化粧品や美容法を紹介するライブ配信を開始しました。

視聴者はリアルタイムでBCとコミュニケーションを取りながら商品を購入できる仕組みです。

2020年7月には三越伊勢丹のオンラインストア「meeco」でライブ配信を行い、非接触型の購買ニーズに対応したオムニチャネルモデルを構築しました。

【アパレル】ユニクロ

ユニクロは、2020年12月に「UNIQLO LIVE STATION」でライブコマースを開始しました。著名人がコーディネートのポイントを解説し、視聴者の質問に答えながら商品を紹介します。

視聴者はライブ配信を見ながら、気になる商品をECサイトやアプリで直接購入できる仕組みです。現在では、さまざまな販売番組が展開され、ユーザーニーズに合った番組配信が行われています。

【インテリア】LOWYA

LOWYAは、家具やインテリアをECサイトで販売しており、インスタライブを活用したライブコマースに取り組んでいます。

家具やインテリアは、実店舗で購入する人が多いため、ECサイトではサイズ感や雰囲気が伝わりにくいことがあります。

しかし、ライブコマースでは実物の家具の隣に立って説明できるため、大きさや雰囲気をわかりやすく伝えられます。

LOWYAのライブコマースは特に評判が良く、視聴者の質問に丁寧に答えることで満足度が高まっています。

【雑貨】カインズ

カインズは、雑貨やライフスタイル用品を販売しており、期間限定で「カインズデザイン展」を開催しました。

ここでは、27社のメーカーの商品を集め、実店舗とオンラインで展示しました。「毎日のシーンをたのしく」をテーマに、39点以上の日用品やペット用品が紹介されました。

ライブ配信では、バス・ランドリー、リビング、キッチン用品が紹介され、実店舗とオンラインの両方で購入できるため、顧客の購買意欲を高めています。

【食品】漬物専門店「四十萬谷本舗」

四十萬谷本舗は、発酵食品の老舗で、昨年1月から副業人材が参加するプロジェクトを始め、新商品の開発や販路開拓に取り組んでいます。

ライブコマースでは、毎週土曜の夜に1〜1.5時間の配信を行い、視聴者との双方向のコミュニケーションを活用して、食べ方やお酒との相性などを紹介しています。

平均で約20人が視聴し、最高で8万円の売り上げを記録するなど、予想以上の反響を得ており、今後も継続予定です。

まとめ

ライブコマースは、リアルタイムで商品を紹介し、視聴者と直接コミュニケーションを取りながら販売する新しいEC手法です。

市場規模は中国をはじめ、アメリカや日本でも急成長を遂げており、特にアパレルや化粧品、食品などとの相性が良いとされています。

視覚的に商品の魅力を伝え、視聴者の質問に答えながら進行するため、購買意欲を引き出しやすい特徴があります。

企業はインフルエンサーやライブ配信者と協力し、インタラクティブな体験を提供することで、売上の向上や新たな顧客層の獲得が期待できる手法となっています。

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