読書記録04_ストーンサークルの殺人
ミステリ作品を読むのは久しぶりだったのですが、やっぱりこのハラハラドキドキ感はたまらんですね〜!
今回は、イギリス推理作家協会が最も優れた推理小説に贈るゴールド・ダガー賞を2019年に獲得した『ストーンサークルの殺人』。
とっても面白かった!!!
あらすじ
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……
感想
とにかく物語のテンポが良くて、572ページにも及ぶ長編作品なのにまったく飽きずに読み切りました〜!
登場人物も多く起こっている事件の数も多いから、複雑な物語にはなっているんですが、それでも終盤の怒涛の伏線回収はも〜うお見事でした。
ただ、扱っているテーマとしてはとても重い……。
思わず吐き気を催すような真実が明らかになってゆくので、スカッと爽快という感じではありません。
こんなにしんどいテーマを扱いながら、エンタメ小説として成立させているのはすごい。
訳者あとがきにもありましたが、主人公のワシントン・ポーと分析官であるブラットショーの掛け合いが絶妙に清涼剤として効いている気がします。
上司の指示をガン無視して自分の正義を突き進む熱血漢の主人公ワシントン・ポーと、ネットの住民&天才分析官でありながら世間知らずな純粋娘ブラットショーのコンビはとっても魅力的でした。
一見相反する性質を持つ2人が、徐々に友情を育みながら見事な連携プレーを決めてくれる様には胸がスカッとします。
この2人の清涼さがなければ、重すぎてエンタメにならなかったのかもしれませんね。
ワシントン・ポーとブラットショーが登場するこのシリーズは現在第4作まで刊行されているようです。この続きも読んでみたいな〜〜。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップはkotomiのレベルアップに活用されます!まずはうつ抜け目指してがんばります!