ZINEとリトルプレスと同人誌
先日、XでZINEがちょっと話題になりました。
どうやら、NHKで取り上げられた事がきっかけのようです。
出版業界でいま注目されているのが
— NHK おはよう日本 公式 (@nhk_ohayou) March 23, 2025
「ZINE(ジン)」と呼ばれる自主制作の冊子です
大手書店で取り扱われたり
出版社から商業出版されたりしています
出版不況の中 熱視線を送る理由とは!?
あす3月24日の #おはよう日本 7時台で📺
同時・見逃し配信は👇https://t.co/IVqEepR6VI pic.twitter.com/9x00yhDU9n
ZINEを初めて知った、という方が、更にこう思われたようです。
「? ZINEって同人誌と何が違うの?」
インターネットで調べた結果、ウィキペディアの解説に辿り着きました。
個人または少人数の有志が非営利で発行する自主的な出版物のことである
なるほど、なるほど。
「……で、同人誌と何が違うの?」「リトルプレスとの違いは?」
さっぱりわからん、という呟きがXに多発したのです。
わかる、わかるぞ。
私もZINEを最初に知った時、同人誌との違いが分からないと思った人です。今も正直、ちゃんとした違いはよくわかっていないです。
だから、これはあくまでも「私独自の解釈」だと思ってください。
同人誌は、同好の士の間でやり取りされる本(なので、一般的な書店等に流通していない)。
非営利だが、印刷費を等分した程度の金額負担を求めることがある。
「誌」と付いてはいるが、雑誌よりも本としての要素が強い。
ZINEは、幅広い人に読んで貰うことを目指している本(なので、一般的な書店等への流通も積極的に行う)。
非営利だが、製作費を回収できる程度の金額負担を求めることがある。
「magazine」の略であり、雑誌的な要素が強い。
見た目も内容も印刷方法も製本方法も様々で、共通点は「自費出版された本であること」くらいかな?
もしかしたら完全手書き(手書きで複写している)本があるかもしれないけど、基本的に印刷物だと思うので、自費出版と言って良いはず。
印刷費と製作費は、あえて区別しました。
同人誌の場合、人件費とかイベント参加費とかあまり気にせず、印刷費用だけを元に頒布価格を決めている印象があります。同好の士(同じ趣味の人って意味です)が相手だから、出来るだけ安価に渡したい、という気持ちが働くのかもしれません。お友達価格というやつですね。
ZINEの場合、こうした費用全体を踏まえて、適正な価格で適正な内容の本を提供している人が多い印象です。
だから、並べると同人誌は安くてZINEは高い印象になりがちなんだけど、
そこに思想が現れていて面白いと思います。
雑誌は定期刊行物の意味です。月刊誌とかですね。同人誌も最初(文豪が作っていた頃)は雑誌的な物が多かったけど、今は大半が本だと思います。
まあ、とはいっても、定期的に発行される同人誌もあれば、ZINEにも本はたくさんあるので、これはあまり強い要素では無いかもしれません。
リトルプレスは語感のイメージもあって、「小規模に作成している本」というイメージですねー。小規模だけど、でも色々な人に見て貰おうと作っている感じで、同人誌とZINEの中間くらいな印象です。
雑誌と本の間にある、ムック本みたいな感じなのかも。
……とまあ、私はこんな風に考えているので、5月11日の「文学フリマ東京40」で出す新刊は、「同人誌じゃなくてZINEかな~」と、ZINEを名乗ることにしました。では原稿に戻ります!
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