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~ボクは知ってます。横領しても逮捕されない世界を~

~ボクは知ってます。横領しても逮捕されない世界を~

ボクは知ってます。
横領しても、捕まらない人が普通に存在する世界を。
都市伝説でも、陰謀論でもありません。
ボク自身が、その現場に立って、絶望したからです。

世の中ではよく言われます。
「悪いことをしたら捕まる」
「法律は弱い者の味方だ」
「正義は最終的に勝つ」

全部、条件付きです。
声を上げられる立場にいる人だけ。
守られる側の人間だけ。

それ以外は、静かに切り捨てられます。


大学の自治会で起きた、あまりに典型的な横領

ボクが大学生だった頃の話です。
自治会。
学生が自分たちで運営して、会費を管理して、イベントを回す、あの組織です。

そこで、前の会計担当が横領しました
金額は伏せますが、「学生の遊び」では済まない額です。
会計帳簿はぐちゃぐちゃ。
説明は二転三転。
最後は連絡を断って、逃げ回りました。

残されたのは、
・帳簿だけ
・空っぽの口座
・責任を押し付けられた後任
そして、困り果てたボクたちです。

話し合い?
しました。
連絡?
取りました。
説得?
しました。

全部、無意味でした。


警察に相談に行った時に言われた、忘れられない一言

これは今でも、ボクの中で消えません。

ボクたちは警察に行きました。
「横領された可能性がある」
「証拠もある」
「被害者は自治会です」

そう説明しました。

すると、警察官はこう言ったんです。

「もし相手から反対訴訟を起こされた場合、警察はあなた方の味方にはなれませんよ? それでもいいですか?」

この一言で、すべてが止まりました。

つまり、こういう意味です。

・告訴した結果
・相手が「名誉毀損だ」「冤罪だ」と言い返してきたら
・警察は一歩引く
・あとは民事でやってください

そういうことです。

ボクは、その場で理解しました。

あ、これは勝てない戦いだと。


横領は「犯罪」なのに、「面倒なトラブル」扱いされる現実

横領は犯罪です。
刑法にちゃんと書いてあります。
でも、現場ではこう扱われます。

・身内同士
・小さな組織
・学生
・金額が微妙
・社会的影響が少ない

この条件が揃うと、
**犯罪ではなく「面倒な揉め事」**に格下げされます。

警察は忙しい。
数字になる事件を優先する。
時間がかかって、揉めて、割に合わない案件は、
「やめといた方がいいですよ」という空気で処理されます。

その結果、何が起きるか。

横領した人間が、いちばん安全な場所に立つんです。


横領した側は「逃げ得」、被害者側は「泣き寝入り」

考えてみてください。

横領した人間は
・金を持っている
・時間もある
・最悪、開き直れる

一方、被害者側は
・金がない
・時間がない
・内部で責任を取らされる
・関係を壊したくない圧力がある

しかも、告訴すれば
・逆恨み
・反対訴訟の脅し
・周囲から「大げさだ」という視線

これ、どう考えても不利です。

つまり、制度上は犯罪でも、
**実務上は「やったもん勝ち」**になる。

ボクは、この瞬間に悟りました。

正義は、コストを払える人にしか許されていない、と。


「法は守ってくれなかった」という実感が残る

この経験で一番きつかったのは、
金額の問題じゃありません。

「法に頼れば助けてもらえる」という幻想が壊れたことです。

警察に行けば何とかなる。
証拠があれば動いてくれる。
悪いことをした人間は裁かれる。

それが、全部ウソではないが、全部本当でもないと知ってしまった。

しかも、それを
冷静に
事務的に
当然の前提として
言われた。

この国では、
「声を上げること」自体がリスクになる。
そういう現実を、ボクは大学生の時点で叩き込まれました。


横領が「起きる」のではなく、「放置される」構造

横領は、珍しい事件ではありません。
会社でも
自治体でも
学校でも
NPOでも
家族でも

どこでも起きています。

でも、多くは表に出ません。

なぜか。

・被害届を出せない
・出しても動いてもらえない
・出した側が悪者になる
・内部で処理しろと言われる

つまり、
横領が多いのではなく、処理されない横領が多い

この国は、
静かに揉み消す仕組みだけは異様に発達しています。


だからボクは言います

ボクは知ってます。
横領しても逮捕されない世界を。

それは特別な裏社会ではありません。
ごく普通の大学
ごく普通の組織
ごく普通の警察署

その全部が、
「仕方ないですね」
「大事にしない方がいいですよ」
という言葉で繋がっている世界です。

そして、その世界で一番守られないのは、
正直に生きようとした人間です。


正義が勝たない国で、ボクたちはどう生きるのか

この話は、
「警察が悪い」という単純な話ではありません。
「横領犯が悪い」で終わらせる話でもありません。

問題は構造です。

・告発すると損をする
・沈黙すると被害だけが残る
・正義にはコストがかかる
・逃げる方が合理的

こういう設計の社会で、
「モラルを守れ」と言われても、無理です。

だから横領は無くならない。
だから泣き寝入りは続く。


えーえ

ボクは、
「横領しても捕まらない人がいる」
と言いたいのではありません。

「横領を止められない社会の方が、よほど危険だ」
と言いたいんです。

正直者が黙り、
悪意ある人間が得をする。

この構造を知ってしまった以上、
ボクはもう、
「みんな平等」なんて言葉を信じられません。

でも、
だからこそ、
こうして書き残します。

忘れられる前に。
また同じことが起きる前に。

よくある話

ここから先は、
「例外的な不運」ではありません。
よくある話です。
そして、ほとんどが表に出ていません。


会社編① 小さな会社ほど、横領は“なかったこと”にされる

まず、零細企業。
社員10人、20人。
家族経営、同族経営。

経理担当が
・小口現金を抜く
・架空請求を作る
・自分のカードで立て替えたことにする

こういうの、本当に多いです。

で、社長が気づく。

でも、ここで警察に行かない。

なぜか。

・会社の評判が落ちる
・銀行に知られたら融資が止まる
・税務署に目を付けられる
・身内の不祥事になる

結果、どうするか。

「辞めてもらうから、もういい」
「返せる分だけ返して」

これで終わり。

つまり、
横領した側はクビになるだけ
刑事責任はゼロ。

次の会社に行けば、
普通に経理として再就職します。


会社編② 内部告発した人間が“問題人物”になる

もっと地獄なのは、
横領に気づいた社員が内部告発した場合です。

・帳簿がおかしい
・数字が合わない
・不正がある

勇気を出して上司に言う。

すると、
「空気を読め」
「波風立てるな」
「証拠あるの?」

最後はこう。

「君、ちょっと扱いづらいね」

結果どうなるか。

・配置換え
・評価ダウン
・孤立
・退職勧奨

横領した人間は守られ、
指摘した人間が排除される。

これ、珍しくありません。


家族編① 親族間横領は“警察案件にならない”

家族。
これが一番、地獄です。

・親が子の通帳を管理
・子が親の年金を管理
・兄弟が親の財産を管理

そして、使い込む。

でも警察に行くと、
ほぼ必ずこう言われます。

「親族間ですよね?」
「まず話し合いを」
「民事でやってください」

つまり、事実上、門前払い

被害者は
・高齢
・病気
・判断能力が弱い

でも、それでも
「家庭の問題」で処理される。

横領は、
血縁があるだけで犯罪じゃなくなる


家族編② 介護と金が絡むと、横領は常態化する

介護現場。

・介護をしている子
・面倒を見ていない兄弟
・管理される親の金

ここで何が起きるか。

介護している側が
「これくらい、いいだろう」
と使い始める。

交通費
食費
私用の買い物

線引きは曖昧。

でも、周囲はこう言う。

「介護してくれてるんだから」
「大変なんだから」

結果、
横領が“労働報酬”に変換される

異議を唱えた兄弟は
「冷たい」
「金の亡者」
と言われる。


自治体・団体編① PTA、町内会、NPOは横領の温床

PTA。
町内会。
NPO。

金の管理が
・どんぶり
・監査が形だけ
・素人経理

ここで起きる横領。

・レシートなし
・架空イベント
・講師謝礼を水増し

気づいても、
誰も告発しない。

なぜか。

・近所付き合い
・子どもへの影響
・次の役員が回ってくる

結局、
「今年は赤字でしたね」で終了。

横領した人は、
数年後、別の役職にいます。


学校編 大学・研究費・部活は“聖域”

大学。

研究費
部費
助成金

ここも、実例の宝庫です。

・研究費で私物購入
・部費で飲み会
・遠征費の水増し

内部で噂になっても、
「教授だから」
「実績があるから」
「波風立てるな」

学生が告発?

ほぼ不可能。

卒業
進学
推薦
全部、人質に取られています。


医療・福祉編① 補助金と委託費はブラックボックス

医療法人
福祉法人
委託事業

補助金、助成金、委託費。

ここも、
追えば山ほど出る世界です。

・架空人件費
・水増し請求
・関連会社への迂回

でも、
行政は及び腰。

なぜか。

・止めたら現場が回らない
・利用者に影響が出る
・責任問題になる

結果、
見て見ぬふり。


共通している“恐怖の正体”

どのケースにも共通しているのは、これです。

「正義を選ぶと、損をする」

・時間
・金
・人間関係
・将来

全部、差し出す覚悟が必要。

一方、横領した側は
・黙っていればいい
・逃げればいい
・開き直ればいい

合理的に考えれば、
やった側が有利

これが、
横領しても逮捕されない世界の正体です。


ボクが言いたい、ただ一つのこと

ボクは、
「警察は無能だ」と言いたいわけじゃありません。

ボクが言いたいのは、
この社会は“争わない人”を前提に設計されている
ということです。

争えば、
あなたが壊れます。

だから多くの人は、
泣き寝入りを選ぶ。

そして、
横領は静かに続く。


だから、書く

ボクは知ってます。
横領しても逮捕されない世界を。

そして、
それを可能にしている
空気
沈黙
恐怖
合理性
全部を。

せめて、
「知らなかった」
とは言わせないために。

ボクは、
これを書き続けます。


警察の内部事情という「最後の壁」

ここから先は、
多くの人が薄々感じているけれど、
はっきり言語化されない領域です。

警察は、
「正義の味方」でも
「悪の組織」でもありません。

巨大な行政組織です。
それだけの話です。


警察は「事件を処理する組織」であって「救済機関」ではない

まず、ここを誤解している人が多すぎます。

警察の仕事は
・被害者を救うこと
ではありません。

警察の仕事は
・事件を分類し
・数字として処理し
・上に報告すること

です。

つまり、
管理可能な事件だけが「歓迎される」


警察が本音で嫌がる案件の条件

警察内部で、
露骨に嫌われる案件があります。

それは、こういう特徴を持つものです。

・身内同士
・金銭トラブル
・証拠が書類中心
・継続的なやり取りが必要
・民事と刑事の境界線が曖昧
・感情がこじれている

はい。
横領案件、全部当てはまります。

なぜ嫌がられるか。

理由はシンプルです。


「割に合わない」事件は、静かに遠ざけられる

警察内部では、
はっきりとは言いませんが、
事件には“コスパ”があります。

・すぐ立件できる
・現行犯
・被害者と加害者が明確
・証言が揃っている

こういう事件は、
警察にとって“扱いやすい”。

一方、横領は。

・証拠精査に時間
・関係者が多い
・争点がズレる
・「それ民事ですよね?」が頻発

つまり、
時間だけ食う地雷案件

警察官個人にとっても、
署にとっても、
評価になりにくい。


「反対訴訟」という言葉が出てくる理由

ここ、重要です。

警察が
「反対訴訟されたら味方できませんよ」
と言う時。

これは
親切でも
忠告でもありますが、
同時に抑止です。

意味はこうです。

・この案件は揉める
・面倒になる
・長引く
・警察は全面的に責任を持てない

だから、
最初から引き返させたい

警察は、
トラブルの“入口”を減らしたい組織です。


「受理しない」という最強の防御技術

多くの人は知りませんが、
警察にとって最も強いカードは、
何もしないことです。

・相談として聞く
・記録だけ取る
・「様子を見ましょう」
・「弁護士に相談を」

これで、
事件は“存在しなかったこと”になります。

告訴状を
・正式に受理しない
・書き直しを求める
・要件不足と言う

これ、違法ではありません

裁量だからです。


警察官個人も、守りに入る

もう一つ、現実的な話。

警察官も人間です。

・異動がある
・評価がある
・上司がいる
・失敗すると責任を取らされる

横領案件は
・判断が難しい
・後から問題になりやすい
・「なぜ受理した?」と問われやすい

だから、
触らない方が安全

結果、
被害者は置き去り。


「正義」は、制度の外にある

ここまで来ると、
一つの事実が見えてきます。

正義は
・警察の中にはない
・法律の条文の中にもない

正義は、
争う覚悟を持った個人の側にしか存在しない

でも、
それを選べる人は少ない。


時間
精神力
社会的地位

全部が必要です。


だから横領は消えない

横領は
巧妙だから消えないのではありません。

捕まらない合理性があるから消えない

・告発すると損
・沈黙すると楽
・警察は深入りしない

この三点が揃っている限り、
横領は続きます。

静かに。
確実に。


最後に、ボクからの結論

ボクは、
警察を叩きたいわけじゃありません。

ボクが言いたいのは、
この国は「争わない前提」で出来ている
ということです。

争えば、
あなたが壊れる。

だから、
多くの人は黙る。

その沈黙の上で、
横領しても逮捕されない世界は
今日も正常運転しています。

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