撃ち抜いてトキメキを
電子音ってこんな面白い音楽になるんだと教えてくれたのがChilli Beans.
チリビに出会うまで電子的な音楽に馴染みがなく、聞くことがほとんどありませんでした。電子音に対してちょっと奇妙さを感じていたこともあって無意識に避けていたのかもしれません。
そんな考え方が一気に消え去るきっかけになったのが、チリビの「マイボーイ」でした。Chilli Beans.というアルバムのジャケ写の雰囲気がもうドンピシャで。メンバーの雰囲気とか表情、色味、曲のタイトルなど、総じて私の好みに刺さりまくりで。そして私のアルバムを聴く時の癖が、曲名で一番惹かれたものをまず最初に聴くっていうのがあって、それが「マイボーイ」だったわけです。雰囲気から入った時って、期待値が高いがために曲があんまり刺さらなかったなっていうことが起きるとちょっと寂しいんですが、チリビは第一印象に負けない、むしろもっとのめり込んでいく自分がいました。
今回はそんな私が愛してやまない「マイボーイ」について紹介していきます。
この曲は全体的にポップとロックの溶け合いが気持ちよくて、自然と体がリズムを取ってしまうようなテンポ感で、でもその中にちょっと気だるさみたいなものも感じて、聴いていて疲れないんです。そして電子音の入ってくるタイミングだったり、未知の生物との交信みたいな癖になる音が入っていたりで、頭の中に架空の世界が広がっていく感覚がたまらなく好きなんです。その世界も自然と浮かんでくるというか、何にも縛られない頭の中の解放みたいな瞬間なんです。この気持ち誰かと通じ合いたい。
イントロはみんな好きになっちゃうと思うんです。溶けます。ギターとベースのユニゾンでここまでワクワクさせられて、魔法の呪文みたいな頭をずっと反芻して自分の一部になっていく感覚が楽しめると思います。このイントロを聴きたいがために何度この曲を再生したか分かりません。チリビの楽器隊は、初めて出会う感が毎回あって、音楽に対して無邪気になる自分がいます。
そしてこの曲、歌詞とMotoさんの歌い方のキュートさが散りばめられてます。始めに、”愛の狙撃銃隠してるわ”という歌詞があるんですが、狙撃銃隠してるわという強気な単語に対して、Motoさんの歌い方がめちゃめちゃ可愛らしくて。そのギャップが曲全体を通してたくさんあって、次可愛いところ来る来るってワクワクしながら聴いてます。特に、”ドント☆タッチ”と”マイ♡ハート”っていう歌詞のところ、くぅぅ…って声でます。他にも、”指いっぽん触れさせない誰にも”とか”永久不滅の愛”みたいな愛情強めな歌詞も入っているんですが、それが「重いな」ってなる事は無くて、逆にそれすらも可愛さに昇華できちゃってるのがチリビのすごいところです。Motoさんの歌い方については、力の抜きどころが特徴的で掴みどころがないところに、可愛らしさだけじゃなくて面白さも感じて、大好きなボーカルの一人です。
あとこの曲がすごいなと思うのは、入ってくる電子音がかなり特徴的であったり、歌詞も癖が強めであったりそれぞれの個が強めなのにも関わらず、それがどんどん求心力を持って一体化していくんですよね。個々の良さを打ち消すことなくそれぞれが目立つ瞬間があって、それも全く無理やり感がなくて。妥協がないんだけれども、ゆるりとした雰囲気があって、自然と引き寄せられてしまう存在です。
ここ最近、忙しかったり人間関係で疲れてしまったりでブログを書くのが久々になっていました。これを書いている瞬間は音楽の事だけを考えることができて自由になれている気がします。特にチリビが持っている世界に入ると、淀みが薄れていって、新しいものにドキドキできる自分がいます。
ここまで見てくださってありがとうございました。見てくださっている方のおかげでここまで続けられていると本当に実感しています。
Chilli Beans.にこれからも撃ち抜かれていたいです。
