貯金があっても不安なのはなぜ——アラサーの「お金の不安が消えない」問題
貯金は、ある。毎月ちゃんと積み立てている。家計簿もつけている。
なのに、なぜかずっとお金が不安だ。
「足りているはずなのに、なんで怖いんだろう」と思ったことがある人、意外と多いんじゃないかと思います。
■ 「貯金があるのに不安」な理由
まず正直に言うと、お金の不安は「お金の量」だけで決まらないです。
貯金が100万あっても不安な人はいるし、そんなに持っていなくても穏やかな人もいる。この差はどこから来るかというと、「先が見えない感覚」の有無がかなり大きい。
アラサーのお金の不安の多くは、こういうものだと思っています。
・老後にいくら必要かわからない(数字が大きすぎてイメージできない)
・結婚・出産・マイホームなど、いつ何にいくら使うか読めない
・仕事を続けられるかどうか自信がない
・インフレで「今の感覚」が将来通用しない気がする
どれも「今現在が苦しい」ではなく、「未来がわからない」からくる不安です。
■ 未来がわからないのは、みんな同じ
少し乱暴に聞こえるかもしれないけど、未来のお金のことは誰にもわからないです。
物価がどうなるか、自分の収入がどうなるか、制度がどう変わるか——これは、専門家でも完全には読めない。
だから「全部わかってから安心したい」と思っても、それはずっと来ない。
不安がゼロになる瞬間を待ち続けると、ずっと不安なまま時間だけが過ぎていく。
■ 「なんとなく不安」を「具体的な心配」に変える
お金の不安が漠然としているとき、私が試して少し楽になったのは、不安を「具体的な言葉」にすることでした。
「なんとなく将来が怖い」ではなく、「たとえば5年後、転職したとき収入が下がるのが怖い」という感じに。
具体的になると、「じゃあ今のうちに資格を取っておこうか」「もう少し生活費を見直しておこうか」という行動に変換できる。
漠然とした不安は行動につながらないけど、具体的な心配は対策ができる。
■ お金に詳しくならなくていい
「ちゃんと勉強して、完璧に管理しなきゃ」と思うと、それ自体がプレッシャーになります。
投資も保険も、全部自分で完璧に理解しようとしなくていい。とりあえず「毎月これだけは積み立てる」を決めて、あとはなるべく考えすぎない——それくらいでちょうどいいと、私は思っています。
お金の勉強を始めたのに、かえって不安が増えた、という経験がある人は、情報を「いったん減らす」のも手です。
不安がゼロになることより、不安と上手に付き合えるようになること。
それがアラサーのお金との向き合い方のゴールでいいんじゃないかと、最近は思っています。
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