百人一首と令和の日常(4) 山部赤人 ー富士山と新幹線 世界的アイコン同士の意外な親和性とはー
百人一首の歌想とは少し離れるものの、
自分の重ねてきた年月との接点を見つけ、
皆さんの前に差し出すような小品です
今回は、
富士山を颯爽と表現した山部赤人の歌と、
世界に誇る新幹線の接点が浮かび上がリました
田子の浦に
うち出(い)でてみれば
白妙(しろたへ)の
富士の高嶺(たかね)に
雪は降りつつ
山部赤人(百人一首4番) 『新古今集』冬・675
現代語訳
田子の浦に出かけて、遙かにふり仰いで見ると、白い布をかぶったように真っ白い富士の高い嶺が見え、そこに雪が降り積もっている。
小倉山荘HPより引用
出張で新幹線によく乗るが、
大抵はA席を予約している
それだと富士山が見えにくそうだが
由比からしばらくは北側ではなく
南側の車窓に綺麗に見えるのだ
大学受験の時から始まって、
休暇の帰省や出張など
新幹線に何度乗ったか分からない
また、
私はカナヅチなので
飛行機のように
常に墜落時に現れるサメの種類を
ホオジロザメか
シュモクザメか
などと想像しなくていい
特にその点で
有難い交通手段だ
大昔の学生時代
必ず帝国ホテルか
都ホテルの運営列車を選び
贅沢にも食堂車で食事を愉しんでいた
分不相応
親不孝者
そういう人間性は
その頃からの悪癖だった
時代は変わり
駅弁を食べるようになっても
新幹線の愉しみは
食事に尽きる
ところで、
新幹線の列車食堂のレイアウトは
残念なことに北側が通路になっていた
だから食事中は、
由比付近で唯一富士山が眺められた
ちなみに、
小倉山荘HPによると、
現在田子の浦は富士市あたりを指すが
作歌当時は由比を言っていたと書いてある
そんな思いに心を通わせながら
以前撮影した車内画像を見ると
新幹線のインテリアデザインは
富士山そのもの
新幹線と富士山
世界的なアイコンの関係性は
長い歴史の中で
このようにも解釈出来る
それでは皆様も
よい週末をお過ごしください
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます
もし皆様の記憶の中にも、
新幹線の車窓や、富士山をふと目にした
そんな一瞬があれば、
差し支えない範囲で
教えていただけたら嬉しいです
