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わたしはパズル

運動は得意。
走るのは早いし(クラスの女の子の中で1番)、
鉄棒だってグルングルン何週だって回れる。
雲底だって、2本飛ばしできるし
竹馬も一輪車も、校庭を何週でもしちゃう。
水泳だって、平泳ぎもクロールも背泳ぎも50mずつ泳げる。
(これは学年で1番)

運動は、イメージすればいいんだよね。
こうなりたいなー、あれやってみたいなーって。
最初はもちろんできないんだよ、わたしだって。
でも、イメージは出来上がっているから
あとはそこに向かってひたすら繰り返していくだけ。
手はマメだらけだし、膝にはしょっちゅう砂が入っているけど
そんなことは大したことじゃない。
怪我は治るんだもの。
それよりも、掴んだ感覚とやりたいイメージを
どんどん擦り合わせていくことの方がよっぽど大事。
できたと思っても、すぐにまた元に戻っちゃうから
なんどもなんども練習する。
毎日毎日、繰り返していると
ある時から急に、ぽんって抜けたようにできるようになる。
思いっきり走って、薄い紙を突き破って別の空間に飛び出したように。
あの瞬間が好き。

できないわたしは、嫌い。
わたしがパズルだとしたら、
できることを増やすのがパズルのピースを埋めていくこと。
できないままだと、そこはいつまでも空白になっちゃう。
そしたらパズルは完成しない。

大きくなるって完璧になるってことなんでしょう?
完成しないままのパズルのわたしじゃ
大人になれなくなっちゃう。

できないことは許されないの。
だから、できるまでやるの。

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