" 垂れる赤 " / " dripping red "
No.7
日々の余白に、塗りなおしの白を。
ナオキミです。

" dripping red "
ペンキ・アクリルガッシュ
F0キャンバス
この絵を描き始めたとき、どういう状態だったか、もう覚えていない。
「痕跡シリーズだなぁ」と思っていた記憶があるので、余った絵具を使っていた気もするが、完成してすぐにこの文章を書いていないので忘れてしまった。
いずれにせよ、完成した絵からは余った絵具が見えてないので、使っていたとしても、前回の絵のように「痕跡」とつけることはやめた。
一応アクリルガッシュも使っているのだけど、ほとんどペンキ。
赤・白・黄・緑、全部ペンキ。
ペンキを上から垂らしてランダムな模様を作る、というのをやってみたかった、というのがこの絵が生まれた始まり。
最初はキャンバス全体にアクリルガッシュで背景塗って、ペンキをポトポト垂らしてみたけど、いまいちしっくりこず。
ペンキの上からアクリルガッシュで塗り重ねて表情を作ろうとしてみてもいまいち。
こうなりゃ、思いっきりよくいこう! ということで、ひたすらにペンキをキャンバス全体に重ねていく。
スプーンでペンキ缶からすくって垂らす。乾いたら別の色を。
全体にペンキがかかって「いい感じかな?」となったところで、紙やすりで削って、表面を平らにしながら下に隠れた色を出していく。
ある程度、凹凸がなくなり、全体の雰囲気も納得がいったところで完成とした。
ほんのちょっとだけ試行錯誤していたときのアクリルガッシュが覗いている。
作っていて楽しかった。
色を重ねたところから、削っていくと、模様が複雑になっていくのがとても良い。
表面がなめらかになるにつれて削れなくなっていくのも発見だった。番目を変えればまだ削れるとは思うけど、あまり厚い層をつくると下の色をうまく出せないということもありそうだ。
ペンキを垂らした凹凸感がそのまま活きるものも、いつか作ってみたい。
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