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【第4回】費用科目を「ライフスタイルに合わせてデザイン」する 〜何が知りたい?〜

1.費用科目は、人生の「光の当て方」

家計簿が続かない理由の一つとして、科目を細かくしすぎて疲れるということがあります。私は「最大7〜8個」に絞ることをお勧めします。
• 固定の塊(4〜5枠):住居、食費、光熱費など
• こだわりの枠(2〜3枠):自分が何に価値を感じているか。
(例:自分への投資なら「未来投資費」、付き合いが多ければ「交際費」など)

2. わが家の実例:田舎暮らし・高齢二人の「8つの科目」

都会の若者と、庭のある田舎暮らしの私たちでは、お金をかける場所が違って当たり前。
わが家の費用科目は今のところこんなデザインです。

1. 食費(口に入るもの全て)
2. 交際費(孫や子ども、その他付き合い)
3. ライフライン(光熱費・車・通信・修繕)
4. 生活用品・償却(衣料・日用品・償却費)
5. 健康管理(医療・美容・健康)
6. 余暇・雑費(趣味・娯楽)
7. 保険・納税(安心と社会の責任)
8. 支払利息(住宅ローンの利息分のみ)

住宅費がないのでは?と思いますよね。
それは後ほど。

3. 「費用」と「それ以外」の境界線(ここが肝心!)

ここが複式簿記の面白いところです。レシートを手に取ったとき、こう考えてみてください。
• これは費用?:食べたもの、使った電気、払った利息。これは「消えていくもの」です。
• これは資産?:あとで戻ってくる敷金、貸したお金、転売可能なもの。これは「形を変えて残るもの」です。
• これは負債の返済?:ローンの「元金」返済。これは以前借りたものを返しているだけ。家計が苦しくなったわけではなく、「借金(マイナス)が減った」というプラスの出来事です。

4. 手書きだからできる「気づき」

自分の生活に合った費用科目。
そこに数字を書き入れるとき、あなたは「消費」しているのではなく、自分の人生を「デザイン」していると捉えてみてくださいね。
少し時間がかかるかもしれないけれど、その7〜8つの費用科目を、まずは書き出してみてください。

それでは実践です。
以下の仕訳と転記を、資産の時と同じように練習してみましょう。
‼️仕訳のポイント
費用科目については
 「借方(左)」は 発生・計上を意味し
 「貸方(右)」は 計上の取り消しや科目の訂正などを意味します。

①病院へ行った。診察費等は現金で支払った。

健康管理
※医療費の領収証は家族全員のものをまとめて保管しておきましょう。確定申告で控除を受けられるかも。

(借方)健康管理 1,440円/(貸方)現金 1,440円
→ これを仕訳ノートに書きます。
総勘定元帳には次のように転記します。

「健康管理」の元帳
※費用科目は年度初めの繰越はありません。
「現金」の元帳
※資産勘定や負債勘定には
0にならない限り
ずっと繰越金額があります。


②マックスバリュで食品を買った。クレジットカードで精算した。

食費

(借方)食費492円/(貸方)クレジットカード492円
→ これを仕訳ノートに書きます。
※クレジットカードは後日引落となるので負債となります。次回以降で説明します。
総勘定元帳には次のように転記します。

食費の元帳
クレジットカードの元帳
※クレジットカードは負債です。
引落前の残高がわかるようにしておきます。


③住宅ローンが普通預金から引き落とされた。

借入金・支払利息

‼️借入時などに返済計画書や明細を銀行等からもらうと思います。
そこには元金と利息が分かれて記載されているはずです。それを参考にして仕訳をします。
繰上げ返済したら、更新された返済計画書を入手してそれを参照してくださいね。
通常の家計簿であれば 全額住宅費と計上すると思いますが、複式簿記では次のように仕訳します。

ローン返済の仕訳

総勘定元帳は3科目分です。転記は以下の通り。

「借入金」の元帳
「支払利息」の元帳
「普通預金」の元帳

★終わりに★
今回は3つの仕訳について実践練習しました。
ちょっと大変でしたか?(私は今回の記事、疲れました💧)
次回も違う仕訳を例に挙げて解説したいと思います。

負債という科目もちょっと気になってきませんか?
消費するだけと思っていたお金が形を変えていると実感できましたか?

また、お金を使うのは「損」ではありません。
必要な費用です。
楽しみ 心身の健康 成長 喜び 安心
頑張り 便利・・
そういったものへの対価です。

固定的な費用とこだわりの費用を意識して人生をデザインしてみてくださいね。

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