祝150周年✨日本&東洋美術のワンダーランド・東京国立博物館の楽しみ方 part2
東京・上野公園。ここにどどどーんとあるのが、東京国立博物館、通称・トーハクです。

明治から数多の特別展が行われてきた、泣く子も黙る日本&東洋の美の殿堂、なんと2022年で開館150周年✨です。
わたしはトーハクが好きで(年パス、持ってます)、まぁまぁのペースで足を運んでいます。大学に編入して以降は おそらく平均して1〜2ヶ月に1回は訪れているかなぁ。
なので、膨大な所蔵品をもつトーハクのありあまる魅力について勝手にご紹介するシリーズを始めまして、今回がpart2です。
これからご紹介する展示施設は、一度も入ったことがないわー、という方も多いのでは?そもそも特別展を開催している間だけオープンする、という館もあるのですが、いずれにしても、なぜかどこもわりといつも空いてます。
でも、そもそもトーハクって、ほんとは特別展以外がすごすぎるんですよ。なのでぜひ、この記事を通して知ってもらえたら、そして、今度ハシゴしてみよっかな、と思ってもらえたら嬉しいです。
ご参考までに、part1はこちらです。
・お出かけ前のポイント
・トーハクの歴史
・本館と平成館のちょっとした解説 をまとめています。
なお、各館内は、ほぼ撮影OK(フラッシュNG)です。
著作権などの都合で撮影NGの作品については、個別で記載があります。
館内のルールを守って鑑賞・撮影くださいませ。
東洋館(アジアギャラリー)
part1でご紹介した本館、平成館に続いて3つ目は東洋館。正面入り口を入って右手、オレンジのところです。外観は、正面の本館や左手の表慶館と比べると… 少し地味、いやシンプルです。

でも! あなどるなかれ! 設計は昭和を代表する建築家・谷口吉郎さんですよ。帝国劇場、東京国立近代美術館、迎賓館赤坂離宮和風別館、そして建て替え前のホテルオークラの本館ロビーなどを手掛けた方としても有名ですね。
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東洋館は、特にエジプトやアラビアなどの古代文明好き、石仏を中心とする古い仏像好き、書、中国・アジアの古い陶磁器や染織などの工芸全般がお好きな方には、ぜひぜひ立ち寄っていただきたい!っていう展示が盛りだくさんの施設です。
しかも、これらが常設。所蔵コレクションを中心に構成されていて、平成館などで行われている特別展のチケットがあれば、無料で! B1F~5Fまでひろびろたっぷり!行けばいつでも見られしまえる素晴らしすぎる場所なんです。

所蔵品が膨大にあるので、定期的にテーマを設けて展示替えしています。
過去にわたしが訪れた展示だと、こんな感じでした。



わたしが好きな唐三彩や石仏を中心にあれこれ撮影した画像を中心に載せていますが、これは本当に本当に、展示の一部です。インドの細密画とか、中国・殷時代の青銅器とか、見どころが本当にもう。
こんなに暑苦しくお薦めしていますが、東洋館の魅力に気づいたのは、つい最近。2019年秋のことでした。この展示をたまたま観に行って、すっかり古代文明の美の世界にハマりました。
以降、東洋館に行くといつもだいたい2時間コースです・・・汗
なお、現在は2月まで、「イスラーム王朝とムスリムの世界」展を開催中です。色石&ゴールドのアクセサリーや陶磁器、テキスタイルがお好きな方は特にぜひ!!!

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法隆寺宝物館
さて、どんどんマニアック度が上がっているかもしれませんが、お次は、法隆寺宝物館です。正面入り口を入って左手、山吹色のところです。

一見すると、ぱっと見は木々が生い茂っているようにしか見えなくて、え?こんなところを行った先に建物なんてあるの?っていうような見た目ですが、ずんずんと先へ進んでください。
こんなに美しい建物が現れます!日が落ちてからが美しくて、わたしは好きです。

ちなみに設計したのは建築家・谷口吉生さん。
MoMA新館や資生堂アートハウス、葛西臨海水族園、最近ではGINZA SIXを手掛けられています。そして、東洋館の設計者・谷口吉郎さんのご子息でもあられます。
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名前の通り、ここに収蔵・展示されているのは、奈良・法隆寺の宝物です。
正倉院宝物と双璧をなす古代美術のコレクションとして高い評価を受けていますが、正倉院宝物が8世紀の作品が中心であるのに対して、それよりも一時代古い7世紀の宝物が数多く含まれていることが大きな特色です。
宝物館の1Fの展示室は、何度入っても、わぁ・・・と感激してしまいます。
作品保護のために照明が極限まで落とされたお部屋に、「金銅仏」が整然と鎮座されています。おそらく高さ30cmに満たないくらいの立ち姿の仏像さまが、何十体も。美しいですよ本当に。
わたしはここで、仏像さま一つひとつをゆっくり眺めながら、展示ケースの間をぬって歩くと、いつも瞑想しているような感覚になって、不思議と落ち着きます。

同じ展示室に並んでいる光背が、また!美しいんですよー!そのデザインの繊細さにも、きっと驚かれると思います。
また、金属のプレートに仏像さまを立体的に表現している押出仏も素敵なんです。ぜひぜひ、じっくりご覧ください。

そして、金・土だけ"奥の間"(と勝手に呼んでるんですがw)に立ち入れるようになるんです。
そこに並んでいるのは、伎楽面というもの。飛鳥~奈良時代に流行した伎楽に用いられた、木製の仮面です。
伎楽は、大陸から伝わった音楽劇、ということは分かってるんですが、すでに鎌倉時代には滅びてしまっていて、その実態は謎のまま・・・。
何度かわたしも、この奥の間でじっくり見たことがありますが、なんともユニークな表情をしているなぁと思いました。
あと、結構大きくてごついんです、木製だし。これ持って動き回って劇をしていた、と想像すると・・・結構な体力勝負だったのでは。
それにしても、7~8世紀に木で作られたものが、1200年以上(!!!)経った今も残っているって、冷静に考えるとものすごくないですか・・・?
タイミングがあうなら、ぜひこの奥の間へも、ぜひ。
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さて法隆寺宝物館の2Fには、定期的に展示替えしながら、しれっと貴重なお軸や絵画などが展示されています。
あと、しれっと国宝の竜首水瓶も展示されています。
しかも、特別展で出てくると撮影NGですが、ここでは撮影OKです!!!そして、じっくり独り占めしながら鑑賞できてしまえるでしょう。

本当に何度も言いますが、この法隆寺宝物館、わたしが行くときはたいてい、貸切?と思ってしまうほど空いています・・・
こんなに素晴らしいのに!なぜ!!!皆さま、ぜひぜひ足を運んでください。
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表慶館
お次はこちら、表慶館です。

東洋館や法隆寺宝物館よりは、入ったことがある!という方も多いでしょう。主に特別展の会場として活用されていて、会期中のみオープンしています。
正面入り口を入って左手、きみどり色のところです。

わたしが思う、表慶館の見どころは、何といっても建築です。
設計は、J.コンドルの弟子で、東宮御所(現在の迎賓館)なども手がけた、宮廷建築家の|片山東熊《かたやま とうくま》さん。
中央と左右に美しいドーム屋根があって、上層部の外壁面には製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフがあります。ただただ、美しいです✨
ここで、手前味噌で恐縮ですが、わたしが過去に撮った画像をいくつか。



なお、現在、3月13日(日)までの予定で、特別展「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」を開催中です。
この館内に、入れます! ぜひご自身でお確かめください!
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黒田記念館
最後はこちら。
ご存知でしたか、洋画家・黒田清輝さんの作品だけを展示している建物が、トーハクの敷地の隣にあるんです・・・!!!


ここ、チケットをトーハクで買っていかなくても、いつでも誰でも入れます。なんて太っ腹。
ここでわたしがお薦めしたいのが、特別室。
年に3回、限られた期間だけオープンするお部屋です・・・。

この特別室、実はちょうど明日1月16日(日)まで開いてます!!!そして今年度は3月末にも開室が予定されているそうです。
わたしは正直に行ってしまうと、黒田清輝さんの作品に今までそーんなに興味関心があった訳ではないのですが・・・
この特別室には、心を掴まれました。とても好きなんです。深緑の壁と作品の相性がいいんだろうなぁ、本当に美しいんですよ。
そして、こちらも、わたしが足を運ぶタイミングがいいのか、なぜかたいてい空いてます。お薦めです。ぜひぜひ。
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まとめ
ということで、最後はこのひと言につきます。
トーハクは、すごい特別展がいつも開催されていますが、その何倍ものボリュームがある常設展(総合文化展)がすごいんです。
しかも、特別展のチケットがあれば、無料でハシゴできてしまえます(表慶館はのぞく)。しかも黒田記念館にいたっては、いつでも無料。これは行かない手はありません。
ハシゴするだけじゃ無理、ちゃんとこれだけを観たい、と思った方!
大人は1日1,000円で、大学生は500円でチケットが買えます。そうそう、高校生や18歳未満の方、70歳以上の方は無料です。
大人1,000円て、お得がすぎると思うの、わたしだけでしょうか。
こちらは現在、事前予約が推奨されています。あくまでわたしの経験ですが、常設展であれば、現地に行って窓口で購入、でも だいたいの場合は入れます。もし余裕があれば、ネットから予約されたほうが安心・確実かと。
残念ながら、再び外出をためらう時世になってしまっていますが・・・
十分に注意し、万全の対策の上で、館はオープンしてくれています。ご自身の健康を第一に、それぞれでご判断の上で、トーハクで時間旅行&世界旅行気分、味わってみてください✨
ちなみに、このトーハクシリーズ、part3に続きます。
ミュージアムショップ、TOPPANシアター、庭園についてご紹介する予定ですので、お楽しみに♪
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