2026/08/02(日) ミシェル・ブヴァールさんの真夏のバッハinミューザ川崎
あーお盆ってたのしい
ずっとお盆じゃだめかしら
やっぱり8月に活き活きしがちな私を実感します
8/2(日)の日記、後半を書きます。
前編はこちら〜。
スタジオでシュシュッと練習を済ませ
川崎駅前のリンガーハット(大好き)で
冷たい麺ズルズルッと啜って
準備万端に整った私は
勇んでミューザ川崎に向かいました。
実はミューザ川崎に行くのって
これが人生初だったんです。
神奈川県内でオルガン学んでた割に
なんでミューザには行ってなかったんだろ……?
逆に。謎だわ
なのでミューザのホールそのものも
もちろんオルガンも
未知の状態で、とってもわくわくしていました。
写真で見ると、ホールの中は
独特の形状(見たまんま葡萄畑式とか呼ぶらしい)
をしていて、
なんかものものしい感じの印象に
見えなくもなかったけれど
実際会場に身を置いてみると
ステージと客席の距離感も近くて。
客席も3階建てまであれど
あんまり隔たりを感じず。
親しみやすい、居心地の良いホールだなぁと
感じました。座席もふかふかよ
音楽のまちかわさき、さすがですね。いいな
そしてオルガン。
もちろんおっきくて立派でありつつ
意外とそんなに威圧感のある印象ではない。
それはやっぱり市民はじめ
いろんな人に愛されてきた歴史があるからかしら
仕様書を見比べてみますと
規模だけの話で言うと
みなとみらいホールのオルガンより
ミューザの方がいくぶん大きい、
というぐらいの感じですね
↑この、パイプオルガンができるまで
のページとか
読むとすんごい面白いから
オルガン好きの方はぜひ見てみてほしい
オルガンってな〜てえへんな楽器ですよね
ほんとに、あらゆる意味において
(言葉が雑)
今回のコンサートの内容は
ミシェル・ブヴァールさんによる
(ほぼ)オールバッハのプログラム。
バッハ以外の作曲家の作品も、
バッハを軸として選ばれた曲ばかりだから
オールバッハと呼んじゃっても
差し支えないでしょうかしらね。どうかしら
ものすごい経歴。そして、やさしそう
わたしはなんていうか……
音楽専攻してましたって割には
クラシック音楽に関する造詣が
そこまで深くないんで
語れる言葉があんまり無いのが
あれなんすけど……
(音楽雑誌のレビューとか読むと
本当にすごいなって思うし
音楽学の本とか読んでて
わからん!ってぶん投げたくなること多々あり)
どちらかと言うと感覚偏重型なので
理論立てた形での音楽の解説とかあまり出来ず
学識は実はあんまり深くないのです
ゼミ論も修論もめちゃくちゃ難産でしたしね
(なのになんで修士まで行けちゃったのか
あの入試はお情けだって未だに思ってるけど)
そう、どういうわけだか誤解されがちですが
わたしはめちゃくちゃ感覚人間ですからね……
割といい加減だしズボラだし
あんまり楽譜通りには弾かないしね
だからバロックが好きなのかもね
通奏低音とかも(うまくは無いが)遊べるしね
(やっぱり眼鏡かけて黒髪だから
真面目と誤認されるんだろうとは思っている
わたしのnoteをずっと読んでくださってる方や
リアルのわたしの挙動をご存知の方は
すでに実態をわかってくれていることでしょう)
プロのオルガニストって
めっちゃオルガンで自在に遊べるじゃないですか
あれは礼拝の規模やテーマや
その日の説教の内容や長さや
会衆の集まり具合、テンションによって
その場に適切な選曲と即興演奏を
繰り出す必要に迫られているからなんですよ
例えば献金を弾んでほしい時には
会衆が気持ち良く献金を弾んでくれそうな
明るくノリの良いチャリンチャリンした曲を
選んで弾いたりもしていたんです
千と千尋に出てくるおねだりのシーンみたいな?
(私が言うまでもなくクリスチャンの方は
よくよくご存知のことでしょう
門外漢の説明にて失礼いたします)
礼拝奏楽って即興のライブなんです実は
ええ
なんか誤解を招きそうな言い方であれだけども。
そして私のような
ヒヨヒヨヒヨッコオルガン弾きには
到底そのような真似はできないので
礼拝奏楽の際はあらかじめ
曲を準備してから臨んでいました
(それでもいろいろとやらかしもするしね)
あー
ほんと……
オルガンに対しては
学べば学ぶほど距離を感じて
畏怖の念が深まるばかり、
知れば知るほど好きにもなるし
もっと知りたいと惹かれるのに、
なんか、ずっと、遠い。どんどん遠くなる。
私にとってはそういう楽器でした
(キリスト教の権威の象徴としてなら
正しい効果の受け取り方ができてたのかもね)
キリスト教の知識も後付けだから
体感として腑に落とすのが困難だしね
ピアノとは仲良しになれてきた気がするけれど
オルガンに対してはなんかずっと
高嶺の花みたいな気持ちになっちゃう
あなたのことが全然わからないの……みたいな
だからこその反作用で
もっとオルガンに近づきたくて
オルガンに触れてみるぐらいのノリの会を
やってみたいな、なんて
ずっと思ってたのかもしれないけれども。
……なんの話をしてたんだっけ(悪い癖だわ)
そうです。ブヴァールさん、による
バッハを主軸としたリサイタル。
オールバッハっていうと、なんか少し
かたくるしいイメージも
浮かばなくもないけれど、
この日は、だから特に
夏の日本の観客がよりわかりやすく楽しめるよう
選曲と、そういう伝わりやすい演奏を
意図的にしてくれてたんだろうなぁって
私は勝手にそう感じました。
聴き映え、コンサート映えのする
グッと耳が惹き付けられるような選曲。
曲の構造が簡潔に見えやすい弾き方。
プログラムノートも読みやすいし……
ブクステフーデさんの演奏に傾倒し、
またブクステフーデさんからも非常に可愛がられ
自分の娘と結婚してくれるなら
後任を継がせようとまで言われたバッハさんが
なぜそれを引き受けなかったのか
の理由については諸説ありますが
私が学生の時、先生からは
ブクステフーデさんのお嬢さんの容貌が
バッハさんのタイプで無かった
+だいぶ歳上のレディーだったかららしい
と教わりましたけれども……
コンプラ的によろしくないのと
結局真実は誰にもわからんので
曖昧なことを書けないから書かないのかな
だとか、思いつつ。
ああまた話が横道に……。
そう、主軸となるバッハの曲目を支える
ブクステフーデさんや
ニコラ・ド・グリニさんの曲の配置も、
ああ、この曲からバッハさんは
こういう風に学んで影響を受けたのね……
というのが、曲の知識の無い状態でも
耳からスッと入ってくる情報の比較で
印象的に伝わるようになっていた。
聴いていてすごく楽しかった。
私の大好きなBWV543も聴けたし
自分でも弾きたくなったし
(フランクのコラール第3番イ短調も
ぜひ聴いて比べてみてほしい!!!)
最後の6声のリチェルカーレは
聴いていて耳から汁が出そうでした
大変よ〜6声を弾き分けるのなんて……
だって手足が6本生えてるわけじゃなし
(これは鍵盤楽器を弾いてていつも思っている)
オルガンはその楽器の特性上
音を減衰させずに一定の音量で保持できるので
ポリフォニーの音楽と仲良しなわけなんですが
だからと言って
人間がそれを弾けるかは全くの別問題なのです
手足がたりないのです
だからそれを弾ける人はすごいんですよ
あとピアノでバッハを弾ける人もすごいです
わたしは上手には弾けません、好きだけども
はい。そんなこと、思って……
真夏のバッハ、実にアツかったです。
つたない説明と言語表現にて、失礼いたしました
とにかく私が興奮してたということだけ
伝わればもうそれでいいかなーとか
思いながら書いていました
オルガンって……たのしいね!!!!!(強引な〆)
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