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カスタムユーティリティ 「SEABEES」

先シーズンは3枚しか制作していませんでしたが、
今シーズンは久しぶりに作ろうと制作。

カスタムユーティリティと言うのは
OG107と呼ばれるコットンサテンで作られる
ユーティリティシャツの再構築品です。

これまでにライトな加工〜
ほぼ全バラで再構築するフルスクラッチまで
10年以上ですから数えていませんが、
入手してるシャツのベースと
今の残量を考えるとぜんぜん分かりません。

この数年で完全に雛形と言いますか、
加工の骨格は出来上がっています。

その骨格までは作り込んだ個体だけを販売しようと
パッチ付けだけみたいなのはぜんぜん作っていません。


販売個体としては今シーズン3枚目。
オーダー制作が2枚あったので5枚目です。

我ながら実にうちらしい表情で
素晴らしい個体に仕上がっています。

決まった雛形にするには
脇のラインを作り直すのでダブルステッチは
向いていません。

何ですが、これはダブルステッチ。

16ハーフ34インチで
SEABEESではないUS NAVY。

サイズも良いし、
ペンキの個体となれば入手しない訳にはいかない。

衿に直接刺繍も痺れる。

これがあるので縫込みはありません。
その代わりにパッチを付ける事となります。

前立てのステッチ止めは
言われないと分からないけど
とても大事な加工。

再構築ではまずポケット外します。

今作はボタンの付け位置を変えて
ポケットの拡張をしています。

非常に長いネーム。

バランス変えているので
ポケットやネームを同じ位置に戻す事は
ほとんどありません。

逆に珍しいSEABEESではないUS NAVYを
あえてSEABEESにしてしまう。

本来は袖に付けるパッチを
胸ポケットに付けちゃうのがうちらしさ。

無加工品とはぜんぜん違うバランス。

ネームとベースの素材から
刺繍のタイプまで違いますが、
初付けの当時ものオリジナル。

ペンキ付きは雰囲気がありますね。

作業して付いてしまったしょうがないは、
わざと付けたペンキとは違う。

袖の開きを調整。

これもうちの加工の大事な部分。

脇のシルエットを作り変えているのに
違和感がほとんどない。

この特注ボタンでセンターラインを
引き締めてあるのはカスタムユーティリティの
とても大事な作り方。

こんな接着剤みたいなのや、

右の肩口に小傷あり。

この辺も味で良いレベルです。

69Sの個体を加工しています。
56年前の服を現代服に加工しました。

裾のステッチはある程度は参考にしていますが、
全体のラインを合わせる事を大事にしています。

袖もぜんぜん開きの寸法が違う個体も
あるのでそれは悩まされます。

左の肘に小穴。

5mmくらいでしょうか。

ダブルステッチは前身頃にステッチの跡が残るので
それを違和感出ないように後身頃にスライド。

これがダブルステッチのシェイプ修正方法です。

服の修理方法としては正解か分かりませんが、
現物合わせの加工としてはこれが一番。

シングルステッチよりもストレート風にはできませんが
それでも無加工品と比べるとぜんぜん違います。

加工途中の写真がありました。

バランス変えてますので
ネームセットもポケットも
元の位置には戻しません。

こうやってパッチ置いたりしながら
どんな構成で作るかを決めています。

今作はギリギリまでオリジナルの
US NAVY個体で仕上げようか悩みましたが、
このパッチ置いたらそうりゃあそうなります。

ミリタリーウエアの偽物を作ってる訳でも無ければ、
そもそもこれに価値を見出してるコレクターでもありません。

いつものカスタムが純正のアップデートなら
今作はチョッパー作った感覚です。

見た目も良いですし、
着用感も良いですし、
汚れも気にならない相棒です。

販売個体の16ハーフはストックがあと1枚。
それもダブルステッチなのでこれが巣立ったら
作ろうかなって感じです。

アメリカに仕入れた個体が発送待ちですが、
届いてみないと使えるか分からないのがアメリカ仕入れ。

10月には届く予定ですので
気になる方はお好きな仕様で作りますので
お気軽にお問い合わせください。


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