【展覧会レポ】KAMU kanazawa:現代アート鑑賞✖️金沢の街歩き=新体験!
【#290、約4,100文字、写真約40枚】
1泊2日の金沢アート旅行の際、KAMU kanazawaに行きました。その感想・レビューを書きます。
▶︎ まとめ
金沢旅行の際、特に現代アートが好きな人にはオススメだと思いました!それは主に、1)レアンドロ・エルリッヒなどインパクトのある作品に出会える、2)金沢市中心市街地内を練り歩くことで、その土地の空気感がわかる、3)ルートに決まりがないため、柔軟に楽しめるためです。今までにない形式の「美術館」だったため、楽しい体験になりました!
おすすめ度:★★★☆☆
会話できる度:★★★☆☆
混み具合:★★☆☆☆
場所:金沢市中心市街地内に複数箇所
休館日:月曜日
開館時間:11:00~18:00(展示場所によって異なる)
住所:石川県金沢市広坂1-1-52 KAMU kanazawa(KAMU Center)
アクセス:金沢駅からバスで約10分(KAMU Center)
入場料(一般):2,000円
事前予約:ー
所要時間:約2時間(移動時間含む)
撮影:すべて可能
巡回:ー
URL:こちら
▶︎ 訪問のきっかけ

金沢市内には美術館がいっぱい!現代アートもあれば、日本美術、建築がステキな図書館など、1泊2日では回りきれません。私は「現代アート」「建築」をメインとした上で、KAMU kanazawaも候補に入れました。
▼ 金沢✖️現代アートで参考になった投稿
▶︎ アクセス

KAMU kanazawaのスタート地点である「KAMU Center」は、金沢21世紀美術館から歩いて約3分です。
▶︎ KAMU kanazawaとは?
「KAMU kanazawa」は、 2020年6月に誕生し、金沢市中心市街地内に複数箇所スペースを有する回遊型の現代アート美術館です。「アートは世界を見る窓」をテーマに、様々な現代アートをコレクションし、展示を行います。 (略)現代アートを楽しんでもらうと共に、都市の魅力を発見してもらう活動を行っています。日本の美術館としては珍しい私設の美術館KAMUと一緒に金沢の文化芸術を楽しみましょう。
KAMU kanazawa(以下、KAMU)は「美術館」と言いつつ、街全体に点在するアートを参加者が巡る形式を採用しています。
KAMUとは「Ken Art Museum」の略。金沢でデザインを学んだオーナー・林田堅太郎の名前が由来になっています。
値段は2,000円と比較的高めですが「金沢まで来たし、ええい、ままよ!」と発券機のボタンを押しました。
✔️ 全体感

展示作品は随時変更されます。7月は以下が実施されていました。太字は私が訪れた場所です。時間の関係もあり、全てを回れませんでした。しかし、旅先で特別な体験ができたため、満足感や達成感がありました。
街中電柱
KAMU Center
Flag Art Projet
KAMU SsRg
KAMU sky
076- Museum Shop & cafe
新天地
KAMU L
KAMU Black Black
街中に作品が点在するため、時間に束縛されないのはメリットだと思いました。実際に私は、21世紀美術館→KAMU Center→鈴木大拙館→谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館→残りのKAMU作品、というルートで巡りました。

✔️ KAMU Center

KAMU Centerで、チケットの購入や、スタッフの方に全体の説明を受けます。会場の端から端まで歩くと約40分かかること、場所によって開場時間が異なることなどを教えていただきました。

KAMU Centerは3階構成、それぞれのフロアに作品が展示されています。なぜか、鉛筆も含め、メモ帳や筆記用具の持ち込みが禁止でした。なお、KAMU Centerは、12時から13時にお昼休みに入ります。

トリックアート館にありそうな、エルリッヒの映える作品。本来は、メインビジュアルのように「階段から落ちそう〜💦」という写真を撮るのが正解のようです。エルリッヒの作品は、金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」も有名です。




✔️ KAMU L

KAMU centerから時間を隔てて訪れたKAMU L。到着するのに迷いました。大きな提灯をくぐった先にある、バーなどが集まる屋台村の中の1つです。

この近くには、いかがわしい店が多いため、夜に来るのはちょっと勇気がいるかもしれません。昼でも、路上で勧誘しているお兄さんが多いです。東京では、不当な客引き行為が禁止されていますが、金沢では普通に行われていました。

「KAMU Lはどこや?」と、地図を見ながら困惑していると、それらしいロゴが描かれた扉を見つけました。

思い切って開けてみると、そこには、森山大道の不思議な空間が広がっていました。ドアを閉めるとちょっと怖かったです。KAMU Lは、チケット不要、スタッフもいません。夜はバーとして経営しており、実際にお酒などを嗜むことができるそうです。

✔️ KAMU Black Black

いかがわしい町から少し歩くと、急に明るい全年齢対象の竪町通りに出ました。KAMU Black Blackの横には、F.I.L.(向かい側にはアニメイト)。その近くには、soph.やHOODS、マルジェラなど、おしゃれなショップが続きます。




KAMU Black Blackの館内は、長細く、天井の高い部屋。その中で、爆音とレーザーが放出されていました(それだけ)。

なお、竪町通りは明るいものの、引き続き、治安は良くなかったです。路上喫煙者や、ヤンチャな若者が多かったです(ここだけ?)。
このように旅先で美術館などを訪問し、サッと次に移るのではなく、その街を歩くことによって、その周辺の雰囲気を深く感じるのは楽しい取り組みだと思いました。私は、旅先の特徴を知るために、地元の喫茶店、商店街、百貨店に入るのも大好きです。
”旅行客の視点で見れば、ショッピングを目的に竪町商店街を訪れる方は少ないと思います。今回、アートを好む人々の流れをつくれたのは、買物以外のコンテンツだからできたことです。だから、今後は竪町商店街がもつ21美の玄関口という優位性や、全長400メートルの直線道路というこの場の空気感を活用し、どういう風に付加価値をつけられるかを考えることが大事だと思います。”
✔️ KAMU sky

KAMU skyは、ファッションビルのクラソ・プレイス香林坊の屋上にあります。エレベーターで6階まで上り、そこから階段で屋上へ出ます。
ここにはスタッフがおり、チケットを確認されます。KAMUは、場所に応じてスタッフを常に張り付けるための人件費、作品を設置する家賃など、しっかり費用がかかっています。そのため、入場料2,000円は妥当かな、と思いました。
屋上には、大きな「足」が設置されています。過去、六甲ミーツ・アートで見たことがあるアーティストの作品でした。正面から撮影するとインパクトがあります。屋上で撮影する場合、隣接する東急ホテルは写してはいけないと注意がありました(客室内が映る可能性があるから?)。




(2018年11月撮影)
ビルの屋上で作品を見るのは、アーツ前橋を思い出しました。

その後、ビルに戻り、螺旋階段を降ります。そこでは、鳥のさえずりが聞こえました。階段の麓には作品が1つ、説明もなくポツンと置かれています。ビルの屋上に加え、階段まで借りてアートを設置するのは、中々大胆な試みだと思いました。

✔️ 076- Museum Shop & cafe

ビルの1階には「076-」というカフェ&ショップがあります。「076-」とは、金沢市の市外局番です。公共性を意識し、人々と共有できる場であることを狙ったネーミングだそうです。


私が訪問した時、カフェ営業は終わっていました。歩き疲れたタイミングだったため、少し休憩したかったですが。カフェの裏側にも作品:スクワット《Material Matters》が展示してあります。

富山と香林坊の2店舗のみ
✔️ Flag Art Projet

最後に行ける作品を探して、Flag Art Projetを選びました。ライアン・ガンダーのアートがあると聞くと、私、気になります!

場所は「三谷産業 金沢本社」としか記載がありません。「ビルの屋上か?室内に常設展示があるのか?」と、10分くらい周りをウロウロしていました(当日、建物は閉館)。

ネットで調べてみると、作品は1本の旗のみ!他の作品に比べて遠くにあるため「ここまで歩いてきてこれか…😅」という感じでした。しかも、風が吹かないと作品もよく見えない…、不思議な展示でした。



ここでちょうど18時。この後、歩いて金沢駅まで向かい、金沢駅付近にあるホテルへ戻りました。
▶︎ まとめ
いかがだったでしょうか?値段は少し高いですが、金沢で現代アートを楽しむには、KAMUは大アリでした。金沢市内を歩き回ることで、土地勘を養えることに加え、地元の雰囲気を知ることができました。ルートに決まりはないため、柔軟に訪問できる点も良かったです。新しい美術館の形を体験したい人にはオススメです!
▶︎ 今日の美術館飯


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