【2026年夏】関東近郊の家族釣りおすすめ10選|子どもと狙う魚・道具・失敗しない選び方
夏休みに、家族で釣りに行ってみたい。
そう思って調べ始めると、「どこが釣れるのか」「何を狙えばいいのか」「道具は何を買えばいいのか」と考えることは多い。
しかし、初めての家族釣りで大切なのは、大物を釣ることではない。
安全に過ごせること。子どもが飽きる前に一匹釣れること。そして、暑さで家族全員が嫌にならないこと。
この3つである。
2026年8月現在、関東近郊で家族釣りをするなら、作戦はシンプルだ。
朝か夕方に、足場と柵のある釣り場へ行き、家族で竿を2本だけ出して、サビキ釣りでアジ、イワシ、サッパなどの小型回遊魚を狙う。
小学生は自分で竿を持ち、幼児は魚が掛かったときだけリールを巻く。大人は餌入れ、仕掛け交換、魚を外す係に回る。
今回は、関東近郊の家族向け釣り場を10か所選び、「何を狙うか」「どんな家族に向くか」「どんな道具が必要か」を整理した。
結論:最初に選ぶなら、この3か所
家族釣りが初めてなら、まずは次の3か所から選べばよい。
家族全体の満足度なら
横須賀・海辺つり公園
無料の釣り場だけでなく、芝生広場や遊べる空間がある。幼児が飽きても、大人と小学生だけで釣りを続けやすい。
釣果の期待値を優先するなら
本牧海づり施設
東京湾の管理釣り施設で、売店、食堂、貸し竿がある。直近の釣果を確認し、回遊魚が入っている日に行きたい。
手ぶらに近い形で始めるなら
オリジナルメーカー海づり公園
貸し竿、釣り具売店、食堂、トイレ、監視員がそろう。足場とフェンスも整備されており、初心者が釣りのやり方を覚えやすい。
夏の家族釣りでは何を狙うべきか
夏の東京湾周辺では、アジ、イワシ、サッパ、小サバなどの小型回遊魚が家族釣りの中心になる。
実際、市原のオリジナルメーカー海づり公園では、2026年7月にサッパ、イワシ、アジ、コノシロなどが確認されている。横須賀の海辺つり公園でも、夏の魚としてマアジ、シロギス、マハゼなどが案内されている。
初心者におすすめなのは、次の2種類だ。
サビキ釣り
小さな疑似餌が複数付いた仕掛けを海中へ落とし、アミエビの臭いで魚を集める。
狙う魚は、アジ、イワシ、サッパ、小サバなど。
遠くへ投げる必要がなく、魚の群れが回ってくれば子どもでも釣りやすい。
ちょい投げ釣り
オモリと1~2本針の仕掛けを、足元から少し先へ投げる。
狙う魚は、シロギス、ハゼ、イシモチ、メゴチなど。
サビキで魚が回ってこないときの予備として、1本だけ用意するとよい。
関東近郊の家族釣りおすすめ10選

1.横須賀・海辺つり公園
狙う魚
マアジ、マハゼ、シロギス、メバルなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り、ちょい投げ釣り
この場所が向いている家族
幼児がいて、釣りだけでは一日持たない
無料で始めたい
釣れなかったときの逃げ道がほしい
横須賀市の海辺つり公園には、長さ約500メートルの釣り広場に加え、芝生やイベント広場がある。
夏の魚としてマハゼ、メバル、シロギス、マアジ、クロダイなどが案内されている。開園時間は午前5時から午後10時までなので、夏は朝5~9時に利用しやすい。
家族釣りで重要なのは、釣れなかったときに何が残るかだ。
ここなら、幼児が飽きても芝生側へ移動できる。大人1人が幼児を見て、もう1人が小学生の釣りを手伝う形をつくりやすい。
家族全体で考えるなら、最もバランスがよい候補である。
2.本牧海づり施設
狙う魚
アジ、イワシ、サッパなどの回遊魚
おすすめの釣り方
足元のサビキ釣り
この場所が向いている家族
できるだけ釣果を期待したい
貸し竿や売店を利用したい
横浜周辺から行きやすい場所がよい
本牧海づり施設には、売店、食堂、貸し竿がある。大人の釣り料金は900円、小学生は300円で、貸し竿は竿とリールのセット。餌と仕掛けは別途必要になる。
水深のある場所で複数の魚種を狙える一方、休日は混雑することがある。
幼児連れの場合は、釣れる場所だけでなく、足場、柵、周囲の混雑を見て釣り座を決めたい。
最初から長時間滞在せず、朝6時から9時までの3時間勝負がおすすめである。
3.オリジナルメーカー海づり公園
狙う魚
サッパ、イワシ、アジ、コノシロ、イシモチなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り
この場所が向いている家族
ほぼ手ぶらで始めたい
管理された施設がよい
初心者なのでスタッフがいると安心
市原市のオリジナルメーカー海づり公園は、約300メートルの桟橋型施設で、足場、フェンス、売店、貸し竿、食堂、トイレ、監視員がそろっている。
2026年7月20日の釣果では、サッパ1,740匹、イワシ190匹、アジ90匹などが記録された。回遊状況は日によって変わるが、群れが入った日のサビキ釣りは初心者にも分かりやすい。
夏は非常に暑くなるため、朝の短時間利用を前提にしたい。
4.磯子海づり施設
狙う魚
アジ、イワシ、サッパなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り、ウキ釣り
この場所が向いている家族
まず2~3時間だけ試したい
大規模な施設より小さな施設がよい
費用を抑えたい
磯子海づり施設の料金は、大人500円、小・中学生300円。駐車場も3時間以内250円と比較的利用しやすい。貸し竿と売店も用意されている。
本牧や大黒より規模が小さく、短時間の釣行と相性がよい。
一方で釣り場は細長いため、幼児を自由に歩かせる場所ではない。大人1人を幼児担当として固定できる家族向けである。
5.大黒海づり施設
狙う魚
アジ、イワシ、サバなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り
この場所が向いている家族
管理釣り施設を利用したい
公園も含めて過ごしたい
本牧以外の横浜エリアを探している
大黒海づり施設の料金は、大人900円、小学生300円。貸し竿と売店があり、管理された環境で釣りができる。
混雑期には予約や入場運用が変わる可能性があるため、当日の営業状況だけでなく、予約ページや入場制限も確認しておきたい。
6.若洲海浜公園
狙う魚
カタクチイワシ、サッパ、ハゼ、カサゴ、メバルなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り、足元の胴突き仕掛け
この場所が向いている家族
東京都内から行きたい
入場料をかけずに釣りたい
東京ゲートブリッジの景色も楽しみたい
若洲海浜公園には、全長570メートルの防波堤部分、護岸、人工磯があり、防波堤の利用時間は6時から21時。料金は無料である。
ただし、人工磯は足場が悪く滑りやすいため、幼児連れの初回釣行には向かない。柵のある防波堤か護岸を選びたい。
また、園内の売店は2025年8月末で営業を終了しているため、竿、仕掛け、餌、飲み物は事前に用意する必要がある。
7.東扇島西公園
狙う魚
アジ、サバ、メバル、カサゴ、クロダイなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り、胴突き仕掛け
この場所が向いている家族
川崎周辺から近い場所がよい
自分たちで道具を準備できる
無料の釣り場を利用したい
東扇島西公園には、約600メートルの柵付き釣り施設と広い芝生がある。休日は多くの釣り客が訪れ、駐車場も混雑しやすい。
管理釣り施設ではないため、初回から完全な手ぶらで行く場所ではない。
また、毒のあるトゲを持つアイゴが釣れることがあり、川崎市も注意を呼びかけている。知らない魚には素手で触らず、魚つかみかペンチを使用したい。
8.熱海港海釣り施設
狙う魚
アジ、サバ、ウルメイワシ、ソウダガツオ、ワカシなど
おすすめの釣り方
サビキ釣り、カゴ釣り
この場所が向いている家族
釣りだけでなく旅行も楽しみたい
温泉や観光と組み合わせたい
手ぶらに近い形で釣りたい
熱海港海釣り施設は、長さ260メートル、幅14メートルの堤防型施設。貸し竿、餌、仕掛け、バケツ、クーラーボックスなどが用意され、手ぶらでも利用しやすい。
釣り料金は大人500円、小・中学生300円、小学生未満は無料。4月から10月は午前6時から午後7時まで営業している。
朝に2~3時間釣りをして、その後は温泉、昼食、観光へ移動する。
家族旅行の一部として考えるなら、非常に使いやすい場所である。
9.鹿島港魚釣園
狙う魚
イワシ、小サバ、シロギス、メジナ、根魚など
おすすめの釣り方
サビキ釣り、ちょい投げ釣り
この場所が向いている家族
東京湾以外でも釣ってみたい
一日かけて遠征したい
貸し竿のある施設がよい
鹿島港魚釣園には、売店、トイレ、無料駐車場、貸し竿、餌と仕掛けの販売がある。料金は大人600円、小・中学生300円、小学生未満は無料。5月から10月は7時から19時まで営業している。
ライフジャケットの着用が必要で、有料レンタルもあるが数量に限りがある。
また、一部に転落防止柵が低い場所があるため、幼児連れでは釣り座選びが重要になる。
10.九十九里海釣りセンター
狙う魚
マダイ、青物、ヒラメ、メジナ、根魚など
おすすめの釣り方
釣り堀での餌釣り
この場所が向いている家族
小魚ではなく大きな魚を釣らせたい
自然の海より釣り堀を選びたい
料金より体験を重視したい
九十九里海釣りセンターは、海水を使用した陸上型の海釣り堀で、50種類以上の魚が放流されている。予約不要で、釣った魚は持ち帰ることができる。
料金は、1日コースが大人11,000円、女性・中学生以下8,000円。最長4時間の短時間コースは、大人8,000円、女性・中学生以下6,000円となっている。
家族全員で参加すると高額になるが、「子どもに大きな魚とのやり取りを体験させたい」という目的なら、自然の海とは異なる選択肢になる。
家族釣りに必要な道具
初回から家族人数分の竿を買う必要はない。
家族5人なら、竿は2本で十分である。
サビキ釣りセットを2組
長さ2.4~3メートル程度の竿
2500~3000番のリール
ナイロンライン3号前後
サビキ仕掛け4号、5号、6号
下カゴ
オモリ8~12号
チューブ式アミエビ
予備仕掛け6~8組
サビキ仕掛けは、一度絡むと初心者が現場で完全に直すのは難しい。
10分格闘するより、新しい仕掛けへ交換した方がよい。
余裕があれば、ちょい投げを1組
針7~9号
オモリ5~10号
アオイソメなどの餌
サビキで魚の群れが来ない時間に、シロギスやハゼを狙える。
必ず持っていきたい周辺用品
子ども用ライフジャケット
魚つかみ
先の長いペンチ
ハサミ
水くみバケツとロープ
クーラーボックス
氷
タオル
ウェットティッシュ
帽子
日焼け止め
十分な飲み物
着替え
滑りにくく、つま先が隠れる靴
特に重要なのは、魚つかみとペンチである。
アイゴ、ハオコゼ、ゴンズイなど、トゲや毒を持つ魚が釣れる可能性がある。魚種が分からない場合は、子どもだけでなく大人も素手で触らない方がよい。
家族5人でも、竿は2本でよい
家族5人だから、竿も5本必要だと思うかもしれない。
竿が増えるほど、仕掛けが絡み、餌入れが間に合わず、釣れた魚を外せなくなる。そこへ幼児を見守るとなるとキャパオーバー。
おすすめの役割分担は、次の形だ。
小学生2人:竿を1本ずつ担当
大人1人:餌、仕掛け、魚外し担当
大人1人:幼児の見守り
3歳児は魚を見せる。バケツをのぞく。リールを少し巻く。
それだけでも十分に釣りの体験になる。
夏は昼まで粘らない
夏の家族釣りで最も危険なのは、暑さである。
特に桟橋や防波堤は日陰が少なく、照り返しも強い。魚が釣れていると、大人は「あと少しだけ」と粘りたくなるが、子どもはその前に限界を迎える。
おすすめの時間は次のどちらかだ。
朝5時30分~9時
夕方16時~日没前
真夏は、10時から15時を避けたい。
予定時間になったら、釣れていても帰る。これくらいの方が、「また行きたい」で終われる。
前日に確認すること
釣りは、同じ場所でも日によって状況が大きく変わる。
出発前には、最低でも次の4点を確認したい。
施設が営業しているか
強風や雷の予報が出ていないか
入場制限や予約がないか
直近2~3日に何が釣れているか
特にサビキ釣りは、魚の群れがいるかどうかで結果が大きく変わる。
前日にアジ、イワシ、サッパなどが釣れている施設を選ぶだけでも、空振りを避けやすくなる。
まとめ:家族釣りは、釣果より「また行きたい」が成功
関東近郊で初めて家族釣りをするなら、最も無難なのは横須賀の海辺つり公園である。
釣果を優先するなら、本牧海づり施設。
手ぶらに近い形で始めるなら、オリジナルメーカー海づり公園。
旅行と組み合わせるなら、熱海港海釣り施設がよい。
そして、道具は家族で2本。狙いはアジ、イワシ、サッパなど。時間は朝の2~3時間。
家族釣りは、たくさん釣るほど成功するわけではない。
子どもが一匹でも自分で巻き上げて、「また行きたい」と言ったら、それで十分である。
※営業時間、料金、休園日、入場制限、釣果は変更される場合があります。出発前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
