便利さと不便さ
大したことじゃない。
でも、毎回少し困ること。
日曜日の昼前。
撮影散策を兼ねて家を出る。
毎回悩むのが今日の機材。
フィルムならバルナックIIIかM6。
デジタルならX-T1。
フィルムカメラのレンズとの連携ならα7R2も。
手放すつもりのローライ35までなぜか候補に入ってくる。
バルナックIIIにはFUJIFILM C200、M6にはKentmere 200を装填済み。
フィルムカメラは一度入れたら撮り切るまで交換しない。
だからカラーもモノクロも撮りたければ、結局2台持ちになる。
その点、デジタルは実に合理的。
カラーもモノクロも瞬時に切り替えられる。
便利さだけを考えれば迷う余地はない。
それでもデジタルには別の悩みがある。
センサーや画像処理エンジンが生み出す「そのカメラらしい写り」に縛られてしまうこと。
いつも大したて分からないと言っているけど、やはり好みはある。
X-T1から出力される写真の雰囲気が好きなら、自然とX-T1を持ち出したくなる。
GR3xも同じ。
あの描写が好きだから、
本当は持って行きたい。
でも今回は機材が増えすぎるのと、その場その場で最適なカメラを選べるほど器用ではないので、GR3xは潔く置いてきた。
あえてFUJIFILMを楽しみたかった。
でも、そして、毎回分かっていることがある。
帰宅して写真を見返すとその日ほとんど使っていたのはおそらく一台だけ。
それでも次の休日になるとまた同じように悩み、
同じようにカメラを並べて同じような結論を繰り返す。
大したことじゃない。
でも、写真を趣味にした人ならきっと少しだけ共感してもらえる悩みだと思う。


