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7社以上を検討してわかった「ハウスメーカー選びの本質」──迷走した私たちが最終的に住友不動産を選んだ理由

注文住宅のハウスメーカー選びは、実際に比較してみないと本質が見えにくいものです。

家づくりを始めると、誰もが「どのハウスメーカーがいいんだろう」と迷いますよね。
私たち夫婦もまさにその状態で、マンションか戸建てか、建売か注文住宅か、そしてどの会社にお願いするのか、長い時間悩み続けました。
特に子育て世帯にとっては、暮らしやすさ・予算・安心感のバランスが重要で、判断軸が増えるほど迷いが深まります。
気づけば、検討したハウスメーカーは 7社以上。その過程で、性能・価格・担当者の相性など、比較して初めて気づくことがたくさんありました。
最終的に私たちは住友不動産を選びましたが、その結論に至るまでには、いくつもの迷いと気づきがありました。この記事では、その体験をできるだけリアルにお伝えします。


ハウスメーカーごとに「家づくりの思想」が大きく異なり、それを理解することが最初の判断軸になります。

最初に訪れたのは 一条工務店
申込多数で順番待ちという状況にもかかわらず、営業さんはとても落ち着いていて、
「他社も見たうえで、それでも一条を選ぶならまた来てくださいね」
と、余裕のある対応でした。
木材や設備を自社で生産する 徹底した自前主義 が特徴で、コストを抑えつつ高性能な家を提供しているとのこと。
ただ、私たち夫婦も分野は違えど、メーカー勤務の技術職。「何でも自前でつくることにはメリットもデメリットもあるのでは?」という疑問が残り、他社を見たあとに再検討する機会はありませんでした。
次に検討したのは、当時の本命だった 三菱地所ホーム
マンション事業と設備を共有することでコストを抑えるという合理性に惹かれました。
土地探しにも親身で、見つけた土地に対してすぐにプランを提案してくれるスピード感も魅力的でした。
しかし、妻からはこんな不安が。
「全館空調が標準なのはいいけど、30~40坪の家に数百万円の設備って必要なのかな…?ダクトで天井が低くなることや、設備更新の費用も気になるんだよね…」
たしかに、現代の高断熱・高気密住宅なら、1〜2台のエアコンで十分なケースも多いという情報をネット上でも見かけました。
ダクトが空間を圧迫する点も気になります。
私も反論できず、三菱地所ホームは徐々に選択肢から外れていきました。モデルルームがカッコよかっただけに、私としては残念でなりませんでした。
そして、ここからは「ショールームに訪問した会社」と「メールや電話だけで問い合わせや打ち合わせで検討した会社」が混ざりますが、どれも私たちの判断軸に影響を与えました。

●セキスイハイム

工場でユニットを生産し、現場で1日で組み立てる独自工法が特徴。
ユニットを運ぶための広い道路が必要で断念しましたが、営業さんはとても親身で、家族構成に合わせたプランを丁寧に提案してくれました。
「お子さんが小さいうちは、ここに収納があると便利ですよ」
と、生活を想像しながら話してくれる姿勢が好印象でした。

●イトーピア(伊藤忠グループ)

問い合わせると、
「土地が決まってからご連絡ください」
とのこと。
土地なし客は相手にされていない? と感じ、検討を断念しました。
ただし、ある土地仲介業者さんのお話では、初期費用を低くするにはお勧めだそうです。

●三井ホーム

メールで問い合わせても返信がなく、再度公式ページから問い合わせたところ、
「コロナに感染していて連絡が遅くなって申し訳ない」
との連絡。
その後、
「うちは30坪5000万以上からなら相談に乗れます」
と言われ、富裕層向けのハウスメーカー で、私たちは相手にされていないのだと悟りました。

●旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)

Web会議を実施しましたが、提示されたのは住宅ローンの説明のみ。
「鉄骨造は木造より高額になりますので…」
と延々と説明され、肝心の「どんな家がいくらで建てられるのか」は一切なし。
貴重な1時間が無駄になり、検討を断念しました。

●ミサワホーム

高低差のある土地や狭い道路の土地で相談しましたが、反応が薄く、プラン検討も断られがち。
得意分野が見えないまま候補外へ。

●住友林業

丁寧で好印象でしたが、提案されるプランは 予算を50%以上オーバー
にもかかわらず、断熱性能も高額な補助金対象には届かず、費用対効果が低いと感じました。
木質感は魅力的でしたが、
無垢板の床材は他社でも選べるし、構造躯体は見えない。家具にこだわれば木の質感は十分楽しめる  
と思い、選択肢から外れました。

●住友不動産(1人目の担当者)

一条工務店とは対照的に ほぼすべて外注 のビジネスモデル。
マンション事業と設備を共有することでコストを抑える点は三菱地所ホームと似ています。
しかし、やっとの思いで見つけた土地を、最後の最後で逃したことを伝えた途端、連絡が途絶えました
次の土地が見つかったときに、住友不動産を候補として残すか判断するため、概算見積だけでも欲しかったのですが、土地なし客と判明した途端に無視されました。
私「この会社だけは絶対に選ばない…」
と強く思った瞬間でした。
こうして比較していく中で、私たちは気づきました。
「どの会社が良いか」ではなく、「どの思想が自分たちに合うか」が大切なんだ、と。


次に重要なのは、標準仕様や設備が自分たちの暮らしに本当に必要かどうかを見極めることです。

上述のいくつかのハウスメーカーとの検討の経験から、私たちは学びました。
標準仕様=お得ではなく、「その会社が得意とする仕様」。
自分たちの暮らしに合うかどうかが大切。


最終的に住友不動産を選んだのは、価格の透明性と設備仕様のバランス、そして担当者の誠実さが私たちの価値観に最も合致したからです。

最初の担当者には不信感しかありませんでしたが、土地探しが行き詰まった頃、別の営業担当者 から突然連絡がありました。
 私「土地なし客を無視するような会社では、絶対家を建てるつもりはない」
 妻「他と比べて、価格の割に標準仕様の選択肢も広いし、もう一度話だけでもきいてみない?」
私は結論を変えるつもりはありませんでしたが、妻の提案を断るわけにもいかないため、Web会議で話を聞いてみることにしました。
その方はとても丁寧で、土地の提案からプラン提示まで驚くほどスピーディー。
その際に提案されたのが 「空中契約」 でした。

● 空中契約とは?

“まだ売りに出ていない土地を前提に、建物の契約だけ先に結ぶ”  
という、かなり特殊でリスクのある契約です。
普通ならトラブルのもとになりやすく、あまり推奨されません。
担当者は、
「万が一の時も、絶対に不利益は生じさせません。社内で調整しますのでご安心ください」
と誠実に説明してくれました。

● 空中契約の“その後”

実際、売りに出ると聞いていた土地は 一度も売りに出されませんでした
そのため、土地探しは振り出しに戻り、再び候補を探し直すことに。
最終的には、私自身がネットで検索して見つけた土地を選びました。
通常なら、

  • 土地変更

  • 建築時期の延期

これらに伴う 追加費用が発生するのが一般的 です。
しかし担当者は約束どおり、
私たちに一切の不利が出ないように対応してくれました。
この誠実さは、他社ではなかなか感じられなかった部分です。
さらに驚いたのは、価格の透明性 です。
住友不動産は キャンペーン広告をHPで公開しており
費用の計算式が明確で、総額を事前に予測しやすいのです。

他社ではプランが出るまで総額が読めず、費用の計算式にも疑問や不安が大きかったのですが、住友不動産は最初から「この仕様ならこの価格」と分かりやすく、安心感がありました。
設備仕様も魅力的でした。

  • オリジナルブランドのマンション仕様の水回り設備

  • 2×4内外ダブル断熱工法

  • 東京都の最高額補助金の対象となる性能

  • 外壁・屋根が30年メンテナンスフリー

さらに、小屋裏収納についても驚きがありました。
他社では小屋裏収納の設置費用に加え、延床面積に算入され坪単価が上乗せされる“二重課金” が一般的でした。
しかし住友不動産では、
小屋裏収納は延床面積に算入されず、設置費用のみ。  
費用計算が非常に明瞭で、好印象でした。
しかも、キャンペーン中の標準仕様を取り入れることで高い断熱性能や省エネが実現でき、当時の東京都の補助金の最高額を受けられることも魅力的でした。
結果的に、
自己負担額を抑えつつ高性能な家が建てられる  
と分かり、住友不動産を選ぶ決心がつきました。
そして何より、
一部の不誠実な担当者の対応で選択肢を狭めてはいけない  
と強く反省した瞬間でもありました。


家づくりでは「思想」「標準仕様」「価格の透明性」「担当者の姿勢」を総合的に見て、自分たちの価値観に合う会社を選ぶことが大切です。

7社以上を検討してみて分かったのは、
どのハウスメーカーにも強みと弱みがある ということです。
そして、最終的に住友不動産を選んだのは、

  • 価格の明瞭さ

  • 標準仕様の合理性

  • 補助金を狙える性能

  • 担当者の誠実さ

この4つが揃っていたからでした。
これから家づくりを始める方には、

  • 各社の家づくりの思想が合うか確認すること

  • 標準仕様が自分たちに必要か見極めること

  • 価格の透明性を重視すること

  • 一部の担当者の対応だけで判断を急がないこと

この4つを意識していただけると、納得感のある家づくりにつながるのではないかと思います。
家づくりは長い旅ですが、納得できる選択ができれば、その過程もきっと良い思い出になります。


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