「ちゃんと聴いてるつもり」が逆効果?人の話を聴けない社労士にならないために
「あ、それ私も同じことあってさ…」
聴いてる“つもり”の落とし穴
社労士という仕事は「人の話を聴くこと」から始まります。
クライアントの不安や不満、社員の声、経営者の悩み。
どれも表面には出にくく、掘り下げてようやく本音が見えるもの。
だからこそ、多くの社労士が「ちゃんと聴こう」と意識しているはず。
でも、意識しているのに、なぜか話が噛み合わなかったり、
「話しにくいな…」と感じられてしまったりすることがある。
その原因の一つが 「ブロッキング」 です。
ブロッキングとは?|心の中の“横やり”
ブロッキングとは、相手の話を聴こうとしている最中に、
自分の心や頭の中に余計な思考が割り込んでくる現象のこと。
たとえば──
「それ、自分にもあったなあ」と過去の体験を思い出している
「こうすればいいのに」とアドバイスを考えはじめている
「私だったらこうする」と自分の意見がムクムク湧いてくる
この割り込みが生じた瞬間、あなたの意識は「相手」から「自分」へと向いてしまいます。
結果、聴いてるようで聴いてない。
無意識に会話の主導権を取り返そうとする。
ーーこれが相手にとっては 「ちゃんと話を聴いてもらえていない」 という感覚になってしまうのです。
「ブロッキングあるある」チェック
では、あなた自身にどれくらいブロッキングの傾向があるか?
以下のチェックリストで、ちょっと確認してみてください。
挨拶のあとすぐに本題に入ろうとする(時間優先)
「あ、それ私も…」と体験談を語りたくなる
無意識のうちに「あっそ」「ふーん」と返している
スマホ片手に“ながら聞き”している
会話中の沈黙が苦手で埋めたくなる
聞きたいことがあると話をさえぎってしまう
いくつ当てはまりましたか?
実は私も、独立初期は「これ全部あるやん!」という感じでした。
いや、今でも気をつけないと、ひょっこり顔を出すことがありますww
解決のカギは「意識の戻し方」
ブロッキングは、完璧に防ぐことはできません。
でも、気づいた瞬間に意識を戻すことはできます。
たとえば、
「あ、自分の頭の中で考え始めてるな」と思ったら、
相手の表情にもう一度フォーカスする
相手の最後の一言を、頭の中で繰り返す
「今、相手は何を伝えようとしてる?」と問いかけてみる
この「戻す」意識が、結果としてちゃんと聴ける人への第一歩になります。
まとめ|聴くことは「スキル」じゃなく「姿勢」
社労士の現場では、聴く力=相手の信頼に直結します。
テクニックも大事ですが、
「いま、自分はブロッキングしてないか?」と
内省する姿勢こそが、長い目で見て最強の武器になります。
売り込まなくても依頼される人は、
「聴いてくれる人」として相手の記憶に残る人。
その第一歩は、「聴き方の癖」に気づくことです。
