The Beach Boys [ Surfer Girl ] Capitol T-1981
秋になりましたなー。と感傷に浸りながら唐突にビーチボーイズです。
ビーチボーイズって夏やろー。と怒りのコメントも来そうなので初めに言っておきますが、自分的にはこのバンドは秋ではないが、イメージは「夏の終わり」なのです。なぜかと聞かれても困りますが、あの鼻にかかったコーラスはやっぱ夏の終わりなのです(笑)
もともと、このバンドはそれほで興味無くて、ベスト盤だけで十分と思っていたのですが、次第にオリジナル買いあさりました(笑

お気楽にサーフボード抱えているBoys、左から、デニスウィルソン、デビットマークス(この後クビ)、カールウィルソン、マイクラブ、ブライアンです。
Wikkによるとこの写真は1stの時のフォトセッションの写真らしい、たしかに同じ服だ(笑)。アルジャディーンは一時脱退していたのでここでは1曲のみ参加。
裏ジャケです。これまた同じフォト、もう少し何とかならんかったのか(笑)

私はサーフィンが嫌いで、その理由が初めてサーフィンした時、波にのまれて沖に流され危うく命を落としそうになった怖い過去があるのです。
で、あのサーフミュージックのギターのインストが肌に合わなくて、ひとまず1ST、2ndはあまり好きではないく、ブライアンウィルソンがプロデュースしたこの3rdからが本命。
しかしこの時ブライアンはまだ23歳、まさに天才です。
発表は1963年、まだこの時点でビートルズはアメリカで旋風を巻き起こしていません。USAではビーチボーイズが新しい若者の音楽の先頭を斬ったのです。
Impression
ビーチボーイズの魅力はサーフィンミュージックにあの独特のコーラスを加えたところでしょうけど、その後ホットロッド、そしてブライアンの脳内ミュージックと進んで理解不能になり、その後落ちぶれ、さらに劇的に復活しながらも常に、あのコーラスだけはいつも健在であった所でしょう。
一般のロックファンにはそれほど受け入れられず(と思っていますが)、ある種の人達には絶大な人気を誇って(山下達郎、小林克也さんなどは神扱い)いるバンドも珍しいです。
まぁとにかくビーチボーイズを聞くには、まずあの鼻つまみコーラスになじめるかどうか?。そこで奥深い世界に入っていくか、入口で引き返すか?というところがキモでしょうね(笑)
My Favorite Songs
Surfer Girl
アルバムの1曲目がコーラスから始まるスローバラード、意表を突かれます。完璧なコーラスアレンジ。特にサビの部分は浜辺で寝ていながら女の子を探しているような感覚に襲われます。全米7位まであがります。
The Surfer Moon
このバラードもイイです。ブライアンの歌の懐の深さが分かります。
Little Deuce Coupe
しかしA面6曲中、Surferという単語がつく曲が4曲、波が1曲と徹底的に海関係ですがここでようやくホットロッド曲。Little Deuce Coupeとは映画「アメリカングラフティ」で助演のジョンミルナーが乗っていた黄色い車です。
次作ではアルバムジャケを飾っています。
ミルナー(ポール・ル・マット)。カッコよすぎるぜ!!
In My Room
A面と同じくこのサイドもバラードから始まる。普通なら絶対にあり得ない順番ですが、そこは天才ブライアンのプロデュース、曲も溶ろけそう。
Your Summer Dream
またしても溶けそうナンバー、やはりブライアンのこの声のバラードを聞くと「夏の終わり」を感じてしまうのは僕だけでしょうか?
僅か25分ちょいで終わってしまう、あっというまの作品ですが、極上のバラードあり、R&R(コーラス付き)あり、サーフインストありで1ST、2ndよりはるかに進歩しています。しかもその間僅か半年、凄すぎる。
Label
キャピトルオリジナルのMONO盤、マトはA、B面とも-7です。オリジではありますが1965年以降の盤です。

映画、「アメリカングラフティ」でのジョンミルナーの言った言葉が凄く印象に残っています。
「ビーチボーイズなんて女かガキの聞く音楽さ、バディーホリーも死んじまったし、R&Rは落ち目だよ」
みたいな事を劇中言ってる印象的なシーンが大好きなんですよ(笑)。
この後バンドはホットロッド音楽に移行し(聞いてる方はどちらも同じように聞こえますが)その後ブライアンの苦悩が始まりツアー拒否、スタジオ没頭。そしてペットサウンズ~スマイルとなって行きます。
自分的にはビーチボーイズはスマイルまででいいかな、と思っています。
(あっ「サーフズアップ」だけは最高でした)
その後の70年代の作品も買いましたがイマイチで、すぐ売ってしまいました。こーいうこと書くと「いや 70年80年もずーとその後もビーチボーイズは最高なんじゃ」という人もいるとおもいますけどね(笑)
