成瀬由紀雄の提言3 皆さん、日本語の力とともに、「第二言語としてのグローバル英語」の力を磨きましょう
私たち日本人にとって最も大切な言語は、間違いなく日本語です。ゆえに、日本語の力を磨くことがなによりも大切です。これが大前提です。この大前提のうえで私は「もうひとつの言葉」の力を磨くことを皆さんにお勧めします。なぜなら私たち日本人が「小さな日本人」から「大きな日本人」へと成長するためには、日本語以外の視点を持つことが不可欠な要件であると私は考えるからです。
私たちは自分自身のすべては見ることができません。自分の顔や背中は直接的には見えません。だから鏡や写真やビデオを利用します。そうすることではじめて自分自身の全体を知ることができます。心や言葉の世界も同じです。日本語の力を磨くだけでは日本人の心や日本語の世界のすべてを知ることができません。日本語以外の別の視点を併せ持つことによってはじめて自分自身を含めた世界を、より深く、より幅広い視野から見ることができるようになるのです。
私たち日本人が日本語とともに磨くべき「もう一つの言葉」として私は、ネイティブ英語ではなく、「第二言語としてのグローバル英語」(Global English as a Second Language, 略称GESL)を推奨します。「GESL」とは私が提唱している「世界共通語」のことです*。
GESLはネイティブ英語をベースにして生み出されたものですが、ネイティブ英語とは異なる言語です。GESLがネイティブ英語と本質的に異なるのは、その所有権です。「ネイティブ英語」の所有権は英語ネイティブのみに与えられています。私たちのような英語ノンネイティブが口を出すことはできません。彼らが決めたことに私たちはただ従うしかありません。それに対して「世界共通語」であるGESLの所有権は世界の人々すべてに平等に与えられています。ですから私たち日本人もまたGESLの所有者であり、自らの手でそれを発展させていくことができます。私たち日本人にとってネイティブ英語は「他人の言葉」ですが、GESLは「自分の言葉」です。
GESLはネイティブ英語をベースとしていることから、日本語とは本質的に異なる世界の捉え方、思考のあり方、表現の仕方を持っています。それを学ぶことで、私たちは日本語以外の別の視点を併せ持つができます。さらには、「世界共通語」であるGESLを身につけることで、英語ネイティブを含む世界中の人々と豊かな交流を持つことができるようになります。
GESLを身につけることで自分自身を「大きな日本人」に成長させることができ、世界中の人々と交流もできるようになる――まさによいことばかりではないでしょうか。
皆さん、日本語の力とともに「第二言語としてのグローバル英語」の力を磨きましょう。そして「小さな日本人」から「大きな日本人」へと成長していきましょう。そうした皆さんの成長を「ことさきく」は全面的にサポートします。
*なおGESLの詳しい説明については「ことさきく」サイトhttps://kotosakiku.jp/about/globalをご覧ください。
