人生は、わからないから、おもしろい
私の話は難しすぎてわからないと、よくいわれる。
そりゃそうだ。
そう簡単にわかられてたまるものか。
なにしろ50年もかけて、それなりに必死で考えてきたことばかりなのだ。
それをかんたんに理解されてしまうとすれば、私の人生はいったいどうなるのだ。
それをわかるように説明するのが教師というものではないか、という意見もある。
それは違う。
そもそもモノゴトは、わからないほうがいいのだ。
わからないから、一生懸命に考える。
それが、ひとを成長させる。
すぐにわかってしまうようなことに本当の価値は少ない。
そんなことをヒトサマに伝えてそれでお金をいただくなんて、詐欺である。
私は教師であって詐欺師ではないから、そういうことは御免である。
本当にわかるためには、多大なエネルギーと長い長い時間がいる。
私自身、中学生のころにわからないと思ったことを50年以上考えつづけているが、いまでもわからないことが多い。
それでよい。だから人生は、おもしろい。
