ガスライティング体験 ー 自分が悪いと思い込んでいた
最近、「ガスライティング」という言葉を知りました。
読んですぐに「あ、これ知ってる」と思いました。
過去に、職場の上司との日常的な会話の中で、
「自分が間違っているのかもしれない」
「私の能力が足りないんだ…」
そう思い続けていた時期があったからです。
ガスライティングとは
私が調べて知ったことによると、
「ガスライティング」とは、特定の個人や集団が心理的に相手を操る目的で、その人に自らの判断力や記憶を疑わせるよう仕向ける行為を指すそうです。恋愛関係でよく見られますが、職場でも起こります。上司や同僚が執拗に繰り返すことで、被害者は自分のスキルや能力を信じられなくなってしまうのです。
実際にあった出来事
たとえば「日々の報告」について。
締切まで日にちがあったのでまだ報告していなかったところ、上司から、
「◯◯の件はどうなったんですか?私に聞かれなければ報告しないんですか?」
と指摘されることが何度もありました。
それが嫌で早めに報告すると、今度は
「聞いてもいないことをわざわざ報告されても困ります」
と言われ、困惑しました。
また、仕事で不明点があって質問すると、上司からは決まって
「それは常識的に考えれば当然◯◯です」
「おかしいと思わないの?」
そんな答えが返ってきました。
よく使われていた言葉
• 「当然◯◯です」
• 「常識的に考えればわかるはず」
• 「おかしいと思わないの?」
• 「あなたはいつもそんなやり方なんですか?」
少しでも自分の考えを言うと、上司は必ず
「それはおかしいでしょう。そうでしょう?わからない?」
と畳みかけてきました。
繰り返されるうちに質問もしづらくなり、
何が正しいのか、自分の感覚がどんどんわからなくなっていきました。
そして気づけば、「やっぱり自分が悪いのかもしれない」と思い込むようになっていったのです。
今振り返って思うこと
今になって思えば、あの上司の態度は明らかにおかしかった。
あのとき、きっぱり「それは違う」と言えたら、どんなに良かっただろうと思います。
でも当時の私は「自分ができていないからだ」と思い込んでいて、
「これ以上嫌な思いをしないように気をつけなきゃ」
そんなことばかり考えていました。
ほんとうに悔しいです。
もう会うことのない相手ですが、これからはあの頃の自分のように惑わされず、
少しずつでも、堂々とした自分で歩んでいきたいと思うのです。
同じような経験をしている方へ
これを読んでいる方の中にも、同じような経験をした方や、今まさにその真っ只中にいる方がいるかもしれません。
だとしたら、どうか覚えていてほしいです。
それはあなたのせいではなく、そんなことをしてくる人間のほうがおかしいのだということを。
気づいた瞬間から、未来の自分は変えられる。
私自身も、そう自らに言い聞かせながら、少しずつ歩んでいます。
