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ワーママ女医、常勤医として働いてて辛かったこと。

現在フリーランスの40代の女医なつ🌱です。
こんにちは。

今回は常勤医退職を考える前段階の話
ワーママとして常勤して辛かったことを思い出してみます。


独り身の頃は大変だけど充実していた

私は若い頃、とても素直だったので
すくすく勉強して医学部合格して
すくすく勉強して国試に受かり
なにも考えずに大学で研修し大学医局に入局しました。

何度もいうように安定した
思考停止人間でした。

医局入局もなんとなくで、
この研究がしたいだの
この先生に教わりたいだの、
留学がしたい、学位が取りたいなど、

特に目標もなく

「ちゃんとしたお医者さんになりたいな!!」
という、ふんわりした考えしかない
お花畑女医でした。

お花畑女医ですが、今までの学生生活で取得した
真面目さをふるいながら
目の前の患者さんのため
素直に勉強はしていたので、
「素直で思考停止、阿呆なりに勉強はしてくる若い女子」
ということで、医局内で普通程度に可愛がられて
(と、自分では思ってる、、、)
しっかり手技も教えてもらい
すくすく医者として成長させてもらいました。

急な残業も断らなかったし、
(というか残業という概念がなかったあの頃。
終わらなければ帰れなかったよね、、、?)

忙しすぎて走って消えていくオーベンを
必死で追いかけて男トイレに入るという失態も
犯してしまったほど
一生懸命でした。

先輩目線で見るとなんて良い後輩女医なのでしょう。
(自分で自分を褒めるスタイルです。)

その後、いっちょ前に研修医を指導したり
教育施設なんで教育活動もしました。
(若い子の愚痴聞いて飯奢ってやるだけのような気もしましたが)

大変だったけど一生懸命働いて
成長させてもらって充実していた日々でした。

ところがどうでしょう


結婚して妊娠しました。
年齢を重ね、母となりましたが、
「一生懸命で真面目な私」という人間は
変わらないはずです。

しかし、とても生きづらくなりました。
まず、

①時間が足りません。

医局は定時で上がらせてもらえるように
してくれました。
それでも子を迎え家に着いたら
18時半です。

0歳1歳の赤ちゃんは睡眠時間が必要です。
20時から21時までに寝かせましょう、、、
なんて本には書いてあります。

18時半 ご飯作る
19時  ご飯
19時半 お風呂
20時  一緒に遊んで
20時半 寝室へ

完璧!!

なわけないだろ、ばーか!!
(あっ、すみません、ついつい)
そんなに毎日うまくいかないよ。
子供は人形じゃないから。
大きくなればなるほど、この数が増えれば増えるほど
ずれ込む時間。

しかも夜泣き。
これは子供によるけど、うちはまぁ酷かった。

3歳半まで夜通し寝た日は無く、
夜中に2-3時間泣き通しで眠れないこともあった。
毎日毎日寝不足での仕事は本当にきつかった。

次!

②職場内の業務格差

同僚の皆さん、にこやかに定時で帰らせてくれましたよ。
初診外来が終わらなくても、担当患者が急変しても。

でもね、皆より早く帰るんですけど、
業務量は一緒でした。
いや、むしろママ女医のほうが多いんです。
嘘でしょ?って思うでしょ?

「女医ママは早く帰るから、いる間にいっぱい使おう、
定時すぎたらいなくなるから。」

みんな無意識にそう思いますよね。
わかります、いるうちに使わないと勿体無いですよね。
でも皆が皆、毎日そう思うと、どうなると思います?

女医ママが普通のタスク量一生懸命終わらせてほっとしてると、
さらに仕事降ってくるんですよ。
「あ、今なにもしてないの?この研修医たちにこれ教えといてよ、
ちょうどよかった、終わったら帰ってね、よろしく、じゃぁね!!」
「あ、あの私これからやっと昼ごはん、、、(16時)」

ある日気がつくんですよ。

あれ?私朝からずっと仕事してて水分取ってない。脱水気味。
でももう帰らなきゃ。
あれ?帰ろうと思って医局行ったら
皆おしゃべりしてコーヒー飲んでる、
書類取りに行った2時間前と同じ光景、、、?

「おつかれ、もう帰っていいよー。」
「あ、ありがとうございます。」
(もやもや。。。)

ふと疑惑が頭の中をよぎります。
「もしや、日中ママ女医たちばかり働いて
この人たち比べるとあまり仕事してないんじゃ?」

いやいや、そんなわけない。
だって残業してるし、緊急もあるし。
当直もある。拘束時間があるんだから、、、
子の発熱で急な休みしたり迷惑かけてるし、
こんなによくしてもらってるじゃない。
言い聞かせて言い聞かせて、、、。
もぐもぐごくん。

もぐもぐごくん、し過ぎてゲップでそうだった.com

こんな毎日が続きすぎて
もぐもぐごくん、できなかった日。
疲れたある日気持ちがぷつりと来て
見ちゃったんですよ。

外来・処置の件数が乗ってる台帳。
見なければよかったのに、ほんとに。
結果は、、、
どの件数も私や他のママ女医が
ダントツに多かったんですよ。

なんとなく分かっていたけど数字見て
がっくりした。
うん、、がっくり、、、。

誰だ?一番働いてるのは?

「女医ママは早く帰るから、いる間にいっぱい使おう、
定時すぎたらいなくなるから。」

これとても気持ちはわかるんだけど、
業務量を公平にする前提で考えた方が良い
と思うのよ。

当直帯が最近引いてて辛そうだから、
今週はママ女医に日中仕事多く振って頑張ってもらおう、とかさ。
そんなの大ウェルカムなのよ。
むしろ役に立てたら光栄、嬉しいのよ。

そこらへんのバランスなにも考えず
「常時ママ女医いる間使い倒す!!」は、
ママたち体力的にも精神的にも
すり減って、倒れる。
うん倒れた。気持ちが先に。

もちろんママ女医でなくても日中バリバリ働いている先生もいるし
あの時代の医局の雰囲気が変だったのかも。
みんなおかしな状況でも「それが普通」だと思うと
無意識に刷り込まれるものだし。
最近は働き方改革で、当直明けみんな帰るし
変わって来てるといいな。

③加えて給料も。

医局長様より
「ママ女医は定時で帰れるし、
他の人のたちの不満が出ないように
ペイが良い〇〇病院の外勤は変更するね!
ママじゃない人にいかせるから、よろしく
(笑顔)」
私「は、はい?(^ー^;)」

こんだけ働いて、日中は全く休めない。
むしろ休めないように仕組まれている。

そして定時ダッシュで帰ったら?
子供が寝るまで休めない。
むしろ夜も夜泣きで眠れるかわからない。
そしてバイトはわざと安いところに行かされる。

働いてるんだから、給料のカットは
かなりモチベーションを左右される。

つ、、次、、(疲)

④最後まで責任を持てない辛さ

担当患者さんの急変、お看取りの対応。
極力調整して時間が許す限り、家族の協力が得られた日は
場合によっては行ける時もあるけど、
泣く泣く当直帯に頼むことも多い。

最後まで自分で責任を持って仕事を完結できない
悲しさ無力さが常にある。

これね、患者さん思いの先生ほど
地味にメンタルくると思うんだよね。

人に頼むと細かい要望は出しづらいしね。


まとめるとさ

①仕事家事育児夜泣き、時間不足、体力ダメージ
②定時内雑巾のように働き、職場内格差あり
③給料ダウン
④常時責任を全うできない負い目を感じながら医療、モチベーションダウン

わーママ女医の生きづらさ.com

あれ?これ辛いね?辛すぎない?
被害妄想だけど、いじめに感じる、、
子供産んで女医やるって何か悪いこと?
定時で帰ったり時短で帰ったりすることって、悪いことー??
日本って少子化対策じゃなかったのー?

しかも皆、たちが悪いことに
自分が日中楽してるの全く気づいてなくて

「私たち俺たちって、ママ女医を定時で帰して優しいよな」
「ママ女医を支援している」

感謝はいつもしてる.com

って心底思ってて辛い、、、。
やっぱりその立場にいないと、わからない。

そしてママ女医たちも
言わないからわからない。

言わないとわからないよ、
そんなの言ってよー。

うん思いますよね
でもさ、言えると思う?
これ↓

「定時で帰ります!」
「当直やりません!」
「昨日眠れてなくて、今日は優しくしてください!」
「バイトは給与高いとこ行かせてください!」
「私朝から仕事いっぱいして疲れてるんでその仕事はやりません!」
「先生たち日中もう少し仕事したらどうですか?」
「もう帰るんでこの患者さんの引き継ぎお願いします。適当に対応しないでちゃんとやってくださいね!」

やばい女医のパワーワード炸裂.com

コレ言ったらさ、すぐやばい女医認定じゃない。
いっぱい聞いたよ、そういい女医先輩への陰口、悪口。
そんで議論にも加われなくなるのよ。
「あの人は自分のことしか考えてないからさ。」
とか言われて。
だから、気の弱い人、トラブル起こしたくない人は何にも言わないよ。
実際上の発言は誇張してて
言い過ぎだしね。汗

しかしママ女医、少しも不満を言わぬまま。
もやもや抱えたまま。

すると、
急にぷつりと「辞めます」と言い出す。

よくいますよね。
ママ女医じゃなくても。
真面目な我慢してよく働く先生が
急にやめるって言い出す。

本人にとっては全然急じゃないんだよね。

で、周りの「私たち俺たち優しいよな」派の人は、
「あんなにフォローしたのにね」
とか言い出す。

やばい女医認定された女医さん何人も見てきたけど
あの人たちは、今思うと

「大学病院での医療続けたい、そのためにはこの状況変えなきゃ、声を出して行かなきゃ」

っていう女医の将来を見据えた
とても強い女医たちだった、と思うよ。

残ってる人も、うざがられて外に出された人もいるけど
「女医が大学病院で働き続けられるようにしたい!!」
ていうアスリートゴリラ系で志は高い人なんだな、と今では思う。

当時見てる時は医局内の喧嘩が
起きそうで怖かったし、
まあ単にわがままな人もいるだろうけどね。

ここまでワーママ常勤医として辛かったこと
をつらつら書きましたけど、


私もママじゃない時代あるからわかりますよ。
ママじゃない人側の言いたいこと。

家事育児は仕事じゃないし
家で眠れないのも医局のせいじゃないし
職場には関係ない。
結局仕事の拘束時間は一番少ないだろ。
だから薄給で当たり前。
帰してやって尻拭いもしてやって
感謝してもらうならまだしも不満かよ。
最後まで患者を見れなくて辛い?知らねえよ!
こっちだって当直したくないし
早く帰りたいんだよ。

若い頃上の先生の愚痴ほんとよく聞いたよ.com

うんわかる。
確かに、17時以降仕事していただき、
本当に助かってます。
先生方がいるおかげで、ワーママ女医の医療は成り立っています。

ほら、そっちの気持ちもわかるから
これ以上ママ女医は
なにも言えなくなるでしょ。


で、結局なにが言いたいかって?
ここまで読んでくれた人、
こんなただの愚痴読んでくれてありがとう。

ここまで読んでくれたママ女医の仲間。
気持ちわかるよ、お疲れ。
こんな駄文読んでないでもう寝れ。

ここまで読んでくれたママじゃない先生。
お疲れ様です。
読んでくれて本当にありがとうございます。
ママ女医の頭の中はこんな感じの人沢山います。
もしよかったら、少しでもママ女医の苦悩に
思いを馳せていただけると嬉しいです。
日中寡黙に仕事してるママ女医はただ言えないだけで
限界がきてるかもしれません。

ここからは綺麗事だけど

結局医局運営は
(大学でも大学じゃなくても)
お互い思いやりだと思うのです。
ママ女医とそれ以外じゃなくて。
みんな。どんな人も。
辛い時は支え合い。

ママ女医に関しては
働き方や考え方が医局側(病院側)も
テンプレになりすぎてることが多い気がします。

テンプレを決めてしまえば管理者は考えることが少なくて
良いですが、テンプレにハマることができない人はトラブルの元になります。

そもそも人なので、皆一緒であるわけもなく
テンプレではなく
その職場のその時の人、状況で考えないと
と思います。
みんな置かれた環境も違いますからね。


なんて、偉そうなことを言って終わります。

ママ女医の辛い話、だったけど、
これ医者じゃないワーママの世界にも
ありそうな話だよね。


それでは。

ついに退職を決意していく記事はこちら。




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