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ドイツのいちご狩りには、楽しみがギュッと詰まっている

皆さんは、いちごが好きですか?

わが家はドイツ在住ですが、毎年5月になると、子どもたちがソワソワし始めます。
いちご狩りのシーズンがやってくるからです。

ドイツのいちご狩りのシーズンは、5月〜6月のうちの数週間。
私の住む地域では、3週間程度のことが多いです。

なぜ、いちご狩りのシーズンが短いのか。

その理由は、いちご狩りの場所に到着すると分かります。

今年のシーズン開始は、5月も終わりに近づいた某日。
昨年よりもシーズン開始が遅かったです。

ということで先日、いちご狩りに行ってきました。

とある週末の朝。

「やっといちご狩りに行ける!」と、子どもたちは朝からワクワクです。

朝ごはんを食べたら、電車に間に合うように急いで準備して、駅に向かいます。

電車に乗ったら、いちご畑の最寄り駅まで移動。

電車を降りた後にしばらく歩き、無事目的地に到着しました。

目の前に、広大ないちご畑が広がります。

写真:筆者

写真は、いちご畑のほんの一部。
実際は、写真の8倍ぐらいの広さです。

そう、ハウス栽培ではないのです。
なので、いちご狩りのシーズン開始日も終了日も、その年の天候次第です。

いちご畑に到着したら、まず受付へ。
持参した容器を計量してもらい、重さが書かれた紙を受けとります。

写真:筆者

私たちが持参した容器は、0.86kg。
どんな容器を持ってきたかというと、W42 × D33 ×H23cm(取っ手除く)の、巨大なカゴです。

ちなみに「ドイツ人は合理的」とよく言われますが、ドイツ人の合理性は、いちご狩りにもあらわれているように思います。

周りのドイツ人の方々が手に持っているのは、必要量だけ入る小さめのボウルやカゴ。
巨大なカゴを持っているのは、私たちだけです。

受付のおじさんには「いつもバカでかいカゴを持ってくる、東洋系の親子。ドイツ語OK」と覚えられている様子。
計量が終わるといつも、畑のどこにたくさんいちごがあるかを、ドイツ語で教えてくれます。

入場料はかからないので、容器の重さが書かれた紙を受け取ったら、いちご畑に入ります。

外側から見える部分にもたくさんいちごがありますが、

写真:筆者

葉っぱをかき分けると、そこにもいちごが。

写真:筆者

前日にお天気が良かったためか、たくさんのいちごを見つけることができそうです。
葉っぱをかき分けないと赤いいちごを見つけられない日もあるので、今回はラッキーでした。

ちなみに、いちご畑にあるいちごは、その場で食べても大丈夫です。
そして、その場で食べる分のいちごには、料金はかかりません。無料です。

なので、皆さんいちご狩りをしながら、あちらこちらでモグモグ。

たまに「君の今日のお昼ごはんは、いちごか?」ぐらいの勢いでモグモグしているお子さんを見かけますが、大人の場合は、皆さん常識的な範囲内で楽しんでいらっしゃいます。

いちご狩りをすること、1時間

持参したカゴが、いちごでずっしりと重くなりました。

写真:筆者

受付にえっちらおっちらカゴを運び、ふたたび計量してもらいます。
最初にはかったカゴの重さとの差分が、いちごの重量になります。

計量の結果、今回収穫したいちごは、6.56kg
支払金額は、34.11ユーロ(いちご1kgあたり5.2ユーロ)でした。

1ユーロ=183円だとすると、6,242円

入場料なしその場で食べる分は無料いちご6.56kgのおみやげ付きと考えると、かなりお得な感じがします。

受付は1つだけなので、これからいちご狩りをする方々も、私たちと同じ列に並びます。
「あら~、たくさんとれたわね」とおばさま達にほめられて、子どもたちは嬉しそうです。

受付周辺は、いちご狩りに関する情報交換の場でもあります。
大きないちごがたくさんとれた日には、列に並んでいる人から「そのいちご、どこの畝でとったの?」と聞かれることもありますよ。

いちご畑をでたら、歩いて駅に向かいます。
前方からは、これからいちご狩りをする方々が続々と歩いてきます。

すれ違う際に、私たちのカゴをチラッとみて、その後、私たちとアイコンタクトを取ります。

なにか言葉を交わすわけではありません。
でも、「今日はいちごがありますか?」「たくさんありますよ」「そうですか、それは良かった」と、無言のコミュニケーションが行われるのです。

駅で電車を待ち、帰りの電車に乗って家に帰ります。
電車の中のおばさま達からは、半分哀れみの目で見られます。

そう、子どもたちにとっては本番終了ですが、私にとっては、まだ始まってもいないのです。

私にとっての本番は、家に帰ってから

いちご6.56kgって、どうするのこれ

家に帰ったら、まずお昼ごはんを準備します。

去年までは、いちごをその場で食べすぎて、お腹いっぱいだった子どもたち。
今年は分別を覚えたようで、味見程度に楽しんだそうです。

お昼ごはんを食べ終えたら、作業開始
まずは、いちごの状態を確認します。

いちごは柔らかいので、畑で見た時点で傷んでいなくても、家に帰るまでの間に、多かれ少なかれダメージを受けてしまいます。

カゴに接触しているいちごやカゴの下の方にあるいちごは、家で確認すると潰れてしまっていることが多いです。

ダメージを受けていないいちごは、タッパーに入れて冷蔵庫へ。

写真:筆者

ダメージがあるもののそこまで酷くないいちごは、洗ってへたをとって、半分にカット。

写真:筆者

ジップロックに入れて冷凍庫へ。

写真:筆者

今回は、写真のジップロック2袋分を冷凍することができました。

そして、その他のいちごは、いちごジャムに加工します。

マルチクッカーにいちごジャムのレシピが入っているので、マルチクッカーの表示通りに進めるだけ。

洗ってへたを取ったいちごを、適宜カット。
マルチクッカーに入れて、

写真:筆者

潰します。

写真:筆者

途中でジャム用の砂糖を入れて、

写真:筆者

レモン汁も追加し、マルチクッカーの手順通りに進めていくと…

いちごを洗い始めてから40分ほどで、いちごジャムが完成しました。

写真:筆者

完成したいちごジャムを、煮沸消毒済みのビンに詰めます。

写真:筆者

マルチクッカーを2回まわして、合計2.5kgのいちごを、いちごジャムに加工しました。

写真:筆者

手作りいちごジャムは人に渡しても喜ばれるので、多めに作っておいて損はありません。

そして、中途半端に余ったいちごジャムは、小さなタッパーに入れておきます。
タッパーは煮沸消毒していないので、真っ先に消費しないといけません。

写真:筆者

すべての作業が終了したのは、お昼ごはんを食べ終わってから2時間半後

いちご狩りに出発した時間を起点にすると、朝から夕方まで休憩なし
週末にしてはなかなかキツい労働でした。

ちなみに、いちごのへたをとりすぎて、右手の人差し指の皮がむけました
おばさんの指先を見たい方々はあまり多くないと思うので、写真は撮っていません。

さて、(私が)泥のように眠った翌朝、子どもたちの楽しみは、いちごジャムを塗ったトースト

トーストにバターを塗って、

写真:筆者

前日に作ったジャムを塗ります。

写真:筆者

材料は市販のいちごジャムとほとんど変わらないはずですが、自分で作ったいちごジャムの方が美味しい感じがします。

その日のおやつは、いちごアイス

凍らせておいたいちごと砂糖をマルチクッカーに入れて、

写真:筆者

細かく砕いたら、羽根を設置して、生クリームを投入。

写真:筆者

撹拌すると、あっという間にいちごアイスができました。

写真:筆者

文明の利器に感謝です。

晩ごはんのデザートは、3時のおやつさんに教えていただいた、二層ムースです。

こちらは、はちみつをかけたいちご。

写真:筆者

その他の材料もそろえて、レシピに書かれた順番通りに作っていくと…

いちごの二層ムースができあがりました。

写真:筆者

斜め上からだと分かりづらいですが、横から見ると二層になっていますよ。

写真:筆者

手元に豆乳がなかったのでオーツミルクで代用しましたが、オーツミルクでも美味しかったです。

3時のおやつさん、ありがとうございました!🍓

いちご狩りの当日から翌日にかけて、朝から夜までいちごでいっぱい

タッパーに入ったいちごは4日程度、冷凍のいちごは夏の終わりまで楽しむことができます。
そして、いちごジャムは、来年のいちご狩りのシーズンが始まる時期まで保存することができます。

しかし、「もう十分では?」と思うのは大人だけで、子どもたちはまだ物足りなさそう
今年のシーズン中は、毎週末いちご狩りに行くことになりそうです。

次回以降はジャムに加工するよりも、冷凍するいちごの方が多くなりそうなので、冷凍庫のスペースを空けておかないといけませんね。

ドイツのいちご狩りのシーズンは、あっという間に終わってしまいます。

でも、いちご狩りができる3週間は、特別な期間。
それはまるで、じっくりと煮詰められたいちごジャムのよう。

濃厚で、キラキラとかがやいているのです。

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