【出産レポ】34週・1900gで生まれた我が子。NICUで始まった新しい命のスタート
今回は、我が子が1900gという小さな体で生まれてくれた、あの日のことについてお話ししようと思います。出産は本当に人それぞれと言いますが、私にとってのそれは、少し慌ただしく、そして愛おしさに満ちた特別な一日の始まりでした。
我が子は生まれてすぐ、通常のカンガルーケア(産後すぐに赤ちゃんを抱っこすること)をする時間もないまま、小児科の先生に連れられてNICU(新生児集中治療室)へと運ばれていきました。そこで様々な検査が行われたそうです。
一方の私はというと、産後2時間は分娩台の上でそのまま過ごすことに。ようやく子どもに会えることになったのは、出産から2時間半ほど経った頃でした。分娩台からゆっくりと降りて車椅子に乗り、助産師さんに押してもらいながら、我が子が待つNICUへと向かいました。
実は私、長らく切迫早産で管理入院をしていました。ずっと「安静に、病棟から出ないように」と言われ続ける生活を送っていたため、産科病棟の外に出るという行為自体が、なんだか「とても悪いことをしている」かのような、なんとも言えない不思議でそわそわした気持ちになったのを覚えています。
肝心のNICUですが、実は万が一のためにと、事前に入院中見学させてもらっていました。そのため「どんな場所なんだろう」と怯えることはありませんでした。
扉の向こうに広がっていたのは、とても清潔で、どこか優しい雰囲気に満ちた空間。生まれたばかりの小さな赤ちゃんたちが、それぞれコット(保育器)の中に並んでいました。「我が子も一人じゃないんだ」そう思うと、すっと心が軽くなり、不思議な安心感が湧いてきました。
コットの中に入り、何本もの細い管に繋がれている我が子の姿。それを見て、もしかしたら「可哀想に」と感じる方もいるかもしれません。でも、そのときの私の心を満たしたのは、全く別の感情でした。
ただただ、生まれてきてくれたこと。 今、目の前で一生懸命に息をしてくれていること。
その事実に、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。「生きている」。それだけで、本当に、心の底から安心したのです。
しばらく愛おしい我が子を眺めた後、小児科の先生から子どもの現在の状態や、これからの入院生活、面会についてのルールなどについて、1時間ほど詳しく説明を受けました。
説明が終わると再び産科病棟に戻り、新しく移動したお部屋(MFICUから一般病棟へ移りました)のベッドに横たわりました。その瞬間、張り詰めていた糸がプツンと切れたように、一気に疲労が押し寄せてきました。
我が子が生まれたのは、まだ外が静かな早朝。部屋に戻ると、すぐに温かい朝食が運ばれてきました。ですが、当時の私にはとても食事を喉に通すような体力は残っていませんでした(笑)
せっかくの朝食は付き添ってくれていた夫に代わりに食べてもらい、私は持参していたゼリー飲料を少しだけ口にして、そのまま泥のように深い眠りにつきました。こうして、私たちの少し特別な出産日は幕を閉じました。
次回は、入院中のNICUでの生活について、当時の様子を詳しく書いていこうと思います。 またのぞきに来ていただけたら嬉しいです!
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